♪♪♪♪ 光 庭 の 四 季 折 々 ♪♪♪♪・・・              

ようこそ、胡蝶蘭のブログに。EM庭園の「光庭の四季折々」、EM菜園の「光園の自然農法栽培」等を気ままに綴る。

国勢調査

2020年09月20日 | 光庭&光園

今年は5年に一度の国勢調査が行われていて、その調査員をする事となりました。臨時公務員の資格で決められた区域の各家庭を回って、居住の実態を掴み、調査票等の関連書類を手渡す。
 担当区域も自宅の近くだし、一見して随分と単純で短時間で済ます事ができる仕事だと思っていたが、これがなかなかそうは行かない。問題は留守宅が多く面会できない為に、日や時間を変えて再訪問するのだが、3~4回訪問する事はざらである。
 特にアパートやマンション等の集合住宅はその傾向が強い。そんな時は休日の午前中を狙うのだが、手渡しの期限もあって不躾ながら暗くなってから出向いたりしている。
 世相を反映して夜の男性の訪問者は警戒されるようだし、嫌な仕事を引き受けたと後悔しているが後の祭りだ。この集合住宅は7棟の約40軒もあり、服装や言葉使いに注意するのは言うまでもない。
 毎日ウォーキングをしている事もあって体力の消耗は少ないが、兎に角気を遣うのである。営業経験もあり人と接することは苦にならないし、軽い気持ちもあったのだが、次回(5年後)は絶対に断ろうと決めている。
 時々、担当区域の道端で存じ折の知人に会う事もしばしばあり、世間話に付き合うのだが、年金暮らしのシニアは在宅者が多いようだ。子育て世代は子供の世話が一段落する午後が狙い時間、50歳前後は共稼ぎをしているのかなかなか面会の機会は少なく根気強く通わなくてはならない。一番苦労する世帯。
 さて、調査票を手渡してしまえば一段落。後日、調査票の郵送を確かめるチラシを配れば、当面の仕事は終了となるものの、郵送が遅れている世帯には再度の訪問を覚悟しなくてはならないようだ。
 インタネットでの回答サイトもあり、勧めるが興味すら示さないで郵送すると言う。私の住む寒川町は都会に一番近い田舎町と言われて久しいが、その通りだと実感する。
 この国勢調査員の仕事は10月21日まで続く。憂鬱な日々でもある。
 


イチゴ栽培(2)

2020年09月06日 | 光庭&光園

 光庭にあるガラス温室内で始まった土を使わないでイチゴを育てる初の試みは、童心に帰ったかのような「わくわく」感があり久方ぶりに興奮しています。
 ランナー苗を取る作業が遅くなってしまいましたので、収穫は来年の1月頃に修正して進めています。ランナー苗としては桃の香りのするイチゴ(桃薫)を追加し、合計で6株となります。この桃薫イチゴは幸いにも近所に住むEM仲間よりいただく事が出来ました。
 何から何まで全てが新たな試みながら、教えてもらったり、見聞きした事を形に整えるようにしたのです。これまでの作業は、
1)ランナー苗の育苗
2)イチゴ栽培フレームの作成
3)このフレームに栽培ベッドを取付
4)ランナー苗の定植
5)温水循環システム構築
となりました。ほとんどは手持ちの材料を使った事もあり、新たな出費は温水ヒータ(100W)、水中ポンプの2点の約3,000円で済ませることができました。
 写真はイチゴ栽培フレームに設置された栽培ベッドと温水循環システム用ホースです。
 発砲スチロール箱は温水プールで約10Lの温水を溜める事ができ、100Wのヒーターで常時加熱して20℃前後に保ちます。
 このプール内には水中ポンプやデジタル水温計も設置されています。
 イチゴのクラウン部分を温める事で成長を促すそうです。電熱線を使う事もあるそうですが、私の場合は温水を採用。この温水は往路にクラウン周りを温めると共に、復路は根を温めるようにしてあります。つまり、ヤシ殻内を温め発根作用を支援します。
 こうする事で温水は循環し、低めの温度(15℃)となってプールに帰って来ます。
温室内とは言え、加温装置はありませんので、冬場はイチゴ栽培フレームそのものをやや厚手のビニールで覆い保温を図る予定ですが、地上部は10℃前後でも育つそうですから一安心です。
 肝心の散水や液肥供給は、都度、手作業で行います。かなり原始的ですが、一日一回程度ですし、折からの新型コロナ問題もあり、不要不急の外出は避けていますので何とかなりそうですね。


イチゴ栽培の再開

2020年08月23日 | 光庭&光園

光園でのイチゴ栽培は10年以上も続けていたのですが、光園が狭小である事、他に栽培したい野菜があった為に一昨年に栽培を止めていました。
 イチゴ栽培は毎年収穫後の5月頃に出て来るランナー苗を育てた後に10月頃に定植し、翌年5月の連休後に収穫するというサイクルを続ける事となります。耐寒性があり、害虫にも比較的に強いとあって趣味で栽培するのは比較的簡単で、しかも、苗を購入する事もないので安価に楽しめます。但し、場所は取りますが・・・
 そんなイチゴ栽培を再開したのは、イチゴの水耕栽培に興味を引かれたからでした。静岡の実家では昔からトマトの水耕栽培をしていたので、ある程度は知識があったのも幸いしたのかも知れません。
 今年5月に近所の知り合いから収穫の終わったイチゴの親株(1株)を譲り受け、光園にランナー出し目的で移植したのが始まりでした。ランナー株は親株(1株)より50株以上も育ち、その内より丈夫そうな孫株3株を水耕用の苗としました。
水耕と土耕との違いは土を使うか使わないかですから、今回の水耕栽培では土の代わりにヤシ殻を使います。このヤシ殻は保水性や保肥性、通気性に優れ、また扱い易いのが特徴です。今回は実家より貰って来ましたが、ネットでも購入できます。
 土耕での定植は10月頃でしたが、水耕の場合は1か月以上も前の8月中頃には仮の定植を行い、10月になって大きめの容器に定植する必要があります。

栽培の手順を記します。

1)苗に付いた土を水で洗い、バケツ容器に水道水入れ、数分つけて置きます。
  
2)根をよく湿らせた水苔で包みます
  
3)3号ポットに定植。先にポットの底にヤシ殻を入れ、その後に水苔の周囲にもヤシ殻を軽く詰める。
  
ヤシ殻は使う前に十分に水に浸しておくのが大切です。
  
こうしてランナー苗の移植は短時間で終了します。
しばらくは水分補給のみを続け、2週間程が経過したら液肥の500倍液を水やり時に散布するようにします。水やりや液肥は一日1回で良いのですが、乾燥するようであれば2~3回/日に増やします。
 株が成長したらイチゴ株を3号ポットから形を崩さずに出して、大きめのプラスチック容器(鉢)に移植して下さい。この際にヤシ殻をたくさん使いますのでやや多めに用意するようにしましょう。
 朝晩の気温が低下する秋には、ガラス温室内に特別に設置するビニール温室に入れて常に室温を25℃以上に保つ工夫も必要ですね。

 幸いラン栽培時に使用した吊り下げ式電気ファンが使えそうです。(写真)
最終的に株数は6株を予定。2021年の1~2月には収穫できると思います。
時々、レポートします。


最終糖化産物(AGEs)の怖さ

2020年08月16日 | 光庭&光園

 私達は生まれた時から糖質を過剰に取る生活に慣れてきた結果、エネルギー代謝に利用できなかった糖質がタンパク質や脂質と結合し、怖い最終糖化産物(AGEs)を産生し、身体を構成する細胞に蓄積してきました。
 この最終糖化産物は別名老化促進物質とも言います。老化は誰でも確実に起こりますが、年齢の割に若く見える方、長寿である方がいるのも事実で、何がそうさせているのかが興味のあるところですね。
 また、長生きする(長寿)術を調べた在京の大学医学部は、長寿者の性格にはいくつか共通点があり、「負けず嫌い、誠実、几帳面でやりかけたら最後までやりぬく、賢くて、何でも上手にできる、小学生のとき成績がよかった」、に加え、「孫とゲームをやったりなど、好奇心旺盛で新しいことにチャレンジする。くよくよしない。前向きで、自分の人生に肯定的」などを指摘しています。
 老化の正体は気が付かない内に進む「慢性炎疾」であり、その慢性炎症の原因は肥満、免疫機能の低下、細胞老化の3つであり、如何にして予防するのかが重要と言います。
 老化予防、ひいては慢性炎症を抑えるためには、『食生活の改善』『運動習慣』『社会参加』が鍵とも。

私は最終糖化産物(AGEs)こそ老化の根源と思っています。そして、顕在化する疾病も最終糖化産物(AGEs)が主因ではないかとも考えます。

医学誌「ランセット」のオンライン版に、アメリカのハーバード公衆衛生大学院とイギリスのケンブリッジ大学の研究チームによる「肥満が寿命に与える影響」についての研究結果が掲載されています。
(引用開始)
BMI(肥満判定基準)が5%上昇するごとに、心疾患系の死亡リスクが49%、呼吸器疾患の死亡リスクが38%、がんの死亡リスクが19%増加した。

 全体の死亡リスクは、BMI22.5~25の「標準体重」のグループが最も低く、30~35の「肥満1度」で45%、35~40の「肥満2度」で94%、40以上の「肥満3度」では300%近く上昇しています。注目しておきたいのは、BMI25をちょっと超えた段階で、すでに死亡率の上昇が始まること。
(引用終了)

 ちなみに、WHOでは、BMI25以上を「過体重」、30以上を「肥満」と定義していますが、日本人の場合、BMIが25を超えると糖尿病や循環器疾患の発症リスクが高くなることがわかっているため、25以上を肥満と扱います。
 BMI(Body Mass Index)は体重kg ÷ (身長m)2で計算できます。日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)とし、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。

前置きが長くなりましたが、栄養バランスの悪い食事の取り過ぎと運動不足から来る血中糖分濃度(血糖値)の上昇と高止まりが、肥満を来たし、糖尿病や心疾患等を発症させたり、最終糖化産物を様々な臓器に蓄積させ、結果として疾患や老化の原因となります。

やはり最終糖化産物の源は糖質ですから、糖質過多は身を亡ぼすのではないでしょうか。
有酸素運動を適度に取り入れながら肥満に注意しなくてはなりません。

どうです。
手っ取り早い糖質制限食を見直して、そして開始してみては如何でしょうか。

 


スマホ雑感

2020年08月09日 | 光庭&光園

 これまでガラケーで満足していたのですが、約2年前にスマホを初導入しました。きっかけは電話しながら日程表を確認できる機能が欲しかった事に尽きます。
 ガラケーの同時に提供されるサービスは一つ(単独)ですが、スマホは複数可能なのが便利と言うわけです。確かにスマホに変えた途端に利便性が増し、劇的に環境が変わったと感じた事は間違いないのです。
 連れてパソコンを使う時間も半分以下になったし、スマホで確認してから必要に応じてパソコンを立上げて使うようになりました。もっと言えば書斎にいる時間が、居間や光庭、温室、光園、等に分散されるようになったのです。
 スマホは携帯型の小型パソコンと言えます。画面が見ずらい事やキーボードが無い事(別売)が唯一の違いですし、何と言っても、パソコンでは有料のソフトウエアもスマホではほとんど無料(広告は表示されるが)で使えるし、何時でも何処でも使えるのが便利だと言えます。
 幸いにも画面が小さい事やキーボードが無い事にも直ぐに慣れ、パソコンとスマホを使い分けできるようになりましたし、今にして思えば、もっと早く導入しておけば良かった、と悔やむことさえあります。
 スマホの通信事業者は大手3社(Docomo、au、softbank)に楽天も加わりサービス競争になっていて、利用者には好都合です。私は格安SIMを使う格安スマホで、サービス会社は「LINEモバイル」。
 機種はASUS(台湾湾)Zenfone3Laser。液晶サイズは5.5インチ。価格ははっきりとは覚えていませんが、2万円前後だった?
 近場の電気屋さんで購入、手続き、携帯電話の連絡先(アドレス)のインストールをして貰いました。無料データ通信(上限は1GB)、1回10分間までの無料通話が付いて、月額2300円程を毎月支払っています。
 当初、データ通信量が1GBで足りるのか心配になりましたが、室内や光庭ではWiFi環境下にあるのでデータ通信量はカウントされず、毎月余ってしまう事も分かりました。直近のデータでは毎月100MB前後。
 アプリのダウンロードやアップデートはWiFi環境下で行う事、電車や車内、ウォーキング中では「モバイルデータ」通信を無効にする事を励行しています。毎日、LINE通信は比較的多いのですが、人に迷惑が掛からない場所で画面上から簡単に切り替えて「モバイルデータ」通信を有効にしています。
 嬉しい事にLINEモバイル社では、LINE通信はデータ通信量にカウントされない。だから、データ通信量が少ないのでしょう。
 最近、このデータ通信量を月500MBに切替え、約380円/月の節約を図りましたので、毎月の支払いは2000円を切るようになりました。ここまで下がるとガラケー時代より毎月の支払い額が少なくなりますね。
 1回10分以内の無料電話(10分を超えると有料になる)も、通話時間が9分を過ぎた頃にアラーム(相手には聞こえない)で知らせてくれるし、使い方次第で何とかなります。要は10分を超える前に一旦切って再び電話すれば良いだけの話ですよね。長話をする電話はそんなには多くはないし、苦になりません。
 私のスマホ内アプリはメール(BlueMail)、メッセージ(SMS)、LINE、いつでも電話、スケジュール表、シンプルメモ帳、やることリスト、Yahooニュース、Yahoo天気、スプレッドシート、EXCEL、Word、等を含め70程になります。巷では第五世代の高速通信(5G)が話題になっていますが、現4Gで満足している私としては無関係ですし、しばらくはこの機種を使いこなす事となります。
 どうです、ガラケーは直ぐにもスマホに切替えたら如何でしょうか。その際にはLINEモバイルがお勧めです。


そして感染は東京から地方に拡がった

2020年08月02日 | 光庭&光園

今回も話題は新型コロナウィルスです。ここに来て地方都市の感染者の拡大が凄まじい。特に大阪府、愛知県、福岡県は毎日のように記録を更新しているのですが、何故にこのような感染が拡大したのでしょうか。
 はっきりしているのはGoToトラベルキャンペーンの開始と共に、これらの現象が現れた事です。感染爆発と言う表現がぴったりの感じがしますが、政府はお金を動かす事にこだわった結果、国民の生命の危険を増加させた確信犯に見えます。経済が大切な事は私も承知していますが、生命あっての経済であるのも事実ですし、新型コロナ感染症を甘く見た事と金まわし行動を急ぎ過ぎたのです。
 そして慌てて対策をしようとしても、国会は閉じられていて何も決められない。経済担当がコロナ担当をする歪な政府の体制は、末代まで語り継がれるのは間違いないでしょうね。
 最悪の政権だと思う。国会議員は解散総選挙対応で地元に帰っていると聞くし、数少ない開かれている委員会や審議会では、自分は議論には関係ないとばかりに、そっちのけで「内職」をする議員の姿が問題になっている。居眠りをする議員、読書する議員等々、何と言う破廉恥な輩だと日本国民として恥ずかしくなる。
 こんな議員を選んでしまった地方有権者も呆れている事でしょう。次は他の人を選ばなければなりません。有権者の民度が試されます。
 議員数が多過ぎるとの話題も出て来るのは必至です。政治家きどりの使用人(政治屋)が多くなっている様は、本格的に政治改革をしなくてはならないでしょうね。次期政権では原理原則を貫き、これまでの過ちや馴合い、慣習を改めねばなりません。

さて、今回のGoToトラベルキャンペーンを巡っては、専門家会議メンバー達は時期尚早だから延期が望ましいと進言したが、政府が政策的にこれらの提言を押し切って(無視して)始めたとの報道があります。その結果が、このところの感染爆発です。
 専門家会議メンバーは正しい事を言ったが、その提言を無視した政府に責任はありますが、専門家会議メンバーの責任者には提言を無視した政府に対して辞表を書くくらいの姿を見せて欲しかった。
 国民は今の状態では政府も専門家会議メンバーにも期待できないと判断するでしょうし、世論調査でも安倍政権支持率は落下の一途を辿る。正に末期状態だと思う。

ここに来て東京都は都独自に法整備を進め、都独自のコロナ対策を行うとしています。今の政権に決別した表れだと痛感しました。私は個人的に小池都知事は好みませんが、今回の決断は正しい事と思います。
 連れてかどうかは分かりませんが、東京都医師会が政府のやっている政策にいちゃもんを付けています。今の政策は「マッチポンプ」だと言うのです。消火する身になって考えてくれと言っている。元々は政府(自公政権)も東京都医師会も同じ船に乗っていた仲間同士ながら、堪忍袋の緒が切れたのかも知れません。
 モノ言う集団になって欲しいのですが、いつも一過性に終わる。杞憂であって欲しいが・・・

医療専門サイトからの情報ですが、今回のコロナウィルスの怖いところは、これまでの肺炎とは違って、間質性肺炎を起こす事と、治癒しても治る過程で間質に線維化を生じてしまうところにあるそうです。線維化したら、その組織再生は不可能とあります。
 これが後遺症の原因で、常に息苦しい症状が一生続く事になります。この他にも味覚や臭覚障害等もあると聞いています。しかも、陽性から陰性になった人の90%以上が、この後遺症に悩まされている現実。これまでのインフルエンザとは明らかに違う「難病」であるのは間違いないところ。
 加えて、30歳前後を境にウィルスとの闘いをするT細胞が減少してしまう事で、40才以上の方が重症化する危険性があるそうです。T細胞は心臓上部にある胸腺で作られますが、この胸腺の働きは30歳前後で後退し、60歳前後では往時の10%程度まで減少するとあります。
 やはり、ただの風邪だと舐めてかかるととんでもない事になると肝に銘じておくべきでしょう。会食やカラオケの3密感染が多くなっている今、できる限り家にいて家族団らんを楽しんだらどうだろうか。
 


長雨と農作物への影響

2020年07月26日 | 光庭&光園

 光園の定番野菜はキュウリ、スイカ、カボチャ、エダマメ、ブロッコリー、ダイコン等で、家族が何とか食べて楽しめる程度の量を作っています。広さは約10坪。
 糖質制限食を取入れている関係から、主食になったのは豆腐や肉等のタンパク質でしたが、この時期はエダマメをできる限り多く作るようにしています。「湯上り美人」と言うブランド種を使いますが、自家採取も行うようにしています。種苗法で自家採取種の販売をする行為は制限されていますが、自分用であれば問題無いのではないでしょうか。
 エダマメの自家採取は緑色の鞘のまま風通しの良い場所に置き、鞘が薄茶色になったところで、鞘を割り種を取出し、紙袋で包み冷蔵庫で保管して置けば良いのです。
 光園ではこの保存用紙袋に種と一緒にEMセラミックCも入れるようにしています。こうすれば種子の保存状態も良くなると共に発芽率も上がるようです。このEMセラミックCは少々高いのですが、代替品としてEMテラCを使うのでも構わないと思います。
 さて、このところの長雨で作物の生育状況が心配されます。
 植物は水や窒素を太陽光を使って分解合成して、炭水化物やタンパク質を作り出しています。今年は雨水は十分なのですが、肝心要の分解合成する為の太陽光が少な過ぎる為に、植物の成長は阻害され野菜の肥大化が十分でないばかりか、スイカなどのように腐ってしまうものまで出るようになります。
 市場では野菜の高騰が生活を圧迫していると騒いでいます。人は高くなった野菜は買わずに、代替品を使えば良いのですが、家畜の餌になるような野菜の高騰は、最終的に肉製品(タンパク質)の高騰を招きます。鶏卵の価格は常に一定でしたが、今年は2倍近く販売されるようになったのは好例です。
 冷夏の再来では、と危惧する東北の農家さんがいます。日照不足と気温低下は日本人の主食であるお米の値段に直結してくると思います。11月頃から新米として販売されるのですが、きっと値段を見てびっくりするのではないでしょうか。
 折からの新型コロナ禍も重なり、市場に出回る絶対量が不足する事も考えられますから、可能な限り事前の対応が望まれます。事前の対応とは生肉や加工肉を含め、冷凍保存できる食材の購入や、自家菜園での野菜栽培の事です。炭水化物(糖質)摂取量を極力少なくしている人に取っては比較的簡単ですがね。 


新型コロナウィルスワクチン

2020年07月19日 | 光庭&光園

 このところの都内感染者数の勢いが止まらない。恐れていた事ながら、最近のコロナ感染者の特徴は20才~40才までが多いと言う事で、トレンド的には50才以上の中高年の感染者も確実に上昇傾向にあり、感染後の重症化に注意が必要です。更にどこでどうやって感染したのか不明な割合も50%以上の日もある。とりもなおさず飛沫感染や空気感染が知らず知らずの内に拡がっているのかも知れません。
 人は一日も早い有効薬やワクチンを切望していますが、朗報を耳にする事はありません。ワクチン開発は欧米や中国が先行していると言いますが、日本でも遅ればせながら開発中とされています。
 年末にはできる、と言っていましたが、段々とそのトーンは下がり続けています。最近ではワクチンの事を話題にする報道が少なくなっているようにさえ見受けられます。
 ここに来てノーベル生理学・医学賞(2018年)を受賞した本庶 佑氏(京都大学特別教授)が、文芸春秋の記事で免疫の仕組みを利用するワクチンの開発に否定的な見解を述べているのです。世界を代表するノーベル賞免疫学者は、

 「インフルエンザのワクチンを打っても効かないことが多いのは、流行している間に、ウイルスの遺伝子が変異していくからです。遺伝子が変異してしまうと、ワクチンが効きにくくなったり、まったく効かなくなったりするのです」

 「(新型コロナウィルスも変異するスピードが速い為に)中国で発生して以来、世界各地に広がっていく過程で変異を繰り返し、5月末ですでに数百の変異があるという報告があります。ワクチンが完成しても、開発当初とは異なる遺伝子のウイルスが蔓延しているかもしれない。そうなると、一部のウイルスにしか効かないことも十分にあり得ます」
 
 このように世界的な権威の方のお話を聞くと、今回の新型コロナウィルスが尋常ではない相手と思えてくる。

 ワクチンにはDNA型とRNA型があります。今回の新型コロナウィルスはインフルエンザウイルスやHIVウイルスと同じように、DNA型ではなく、RNA型を遺伝子に持つウイルスですから、効果的なワクチンを作るのは当初より難しいことが知られています。二重らせんという安定的な構造を持つDNA型に対し、一重らせんのRNA型はその構造が不安定で、遺伝子が変異しやすいのが最大の理由なんだそうです。

 そう言われれば、SARS(2002年)、MERS(2012年)ウィルスも今回の新型コロナウィルスの仲間ですが、未だにワクチンは開発されていない。この事をどう見るか・・
 当初から期待されていた日の丸有効薬の「アビガン」の有効性も良く分からない。あれほど推奨していた専門家のトーンが下がっている今、やはり安易な期待を抱くのは禁物なのだろうか。
 昔から病気になったら病院で治してもらえるから、今は好きな事をするんだと言う人がいるが、病院でも治せない病気がある事を知るべき。
 今回の新型コロナウィルスでは、若い人は感染しても発症しなかったり、発症しても軽症で済むケースが多い反面、高齢者は発症し易く、しかも重症化して死亡する可能性があるそうです。
 有効薬が無い、頼みのワクチンも無い中、このような傾向を総合的に判断して、直ぐにやれることと言ったら高齢者は若者との接触を極力控える事に尽きるし、中長期的には軽い運動や太陽光を浴びる等の免疫力を上げる生活を徹底するのが良いでしょう。
 夜の町関連は感染した若者が若者や中高年に感染させ、中高年が高齢者にダメージを与える構図だと思えば良い。
 では、どうする?
 軽い運動や太陽光を浴びる等に加え、糖質セイゲニストで京都の高雄病院の院長である江部康二ドクターが言う、糖質制限による免疫向上で新型コロナウィルスに対峙したらどうだろうか。
 私はそうしているが・・・
 決断すれば誰でも直ぐにできる。
 要は炭水化物を取らない事(少なくする事)なのだから。
私はこれらに加え植物性乳酸菌を使った豆乳ヨーグルトを作り、毎朝定量(150g)食べるようにしています。お勧めなんですよ。
 



もう一つの「城」は健康

2020年07月12日 | 光庭&光園

 最近、政策集団「おらが国づくり」の山本利昭氏の「もう一つの幸福論」を聞く事が出来ました。講演内容の設定には「寒川町の総合計画」にある幸福な町づくりを検証し、独自の視点(長期的な人口減少社会)で町民が望む幸福とは何かを考察し、実現する最適手法を学習する事にありました。
 氏の講演は分かり易く興味深い物でしたが、目線が短期でやや(自分としては)期待外れなものとなった。ほんとうは2100年を視野に、また、自然災害の強大化危機を含めた総合的で住民が切望する、安心安全な都市計画へと繋がる具体的なヒントがあると良かったと思う。
 現在、私が住む神奈川県寒川町は南北5.5km東西2.9kmと長方形のコンパクトな町で、東西には3本の1級河川が流れる。そして光庭のある岡田地区は小高い丘(海抜30m前後)にあり、縄文時代からの住居が見つかる程に居住地として定着していた場所でもあります。
 寒川神社の資料館にある古地図によれば、神社のすぐ近くまで海岸線があった事が分かります。もちろん今では海岸線は7km彼方ですから1500年以上かけて海岸線が7km以上後退した事となります。気象変動、地殻変動、人為的なものの複合的な結果でしょう。

 このようにして出来た土地は幸いにもフラットでしたから、人口爆発や産業インフラの発展に沿った人口移動もスムースに行われ、現在のような都市形態を形成して行きます。海抜は低く地盤も軟弱で、地震による津波や液状化、洪水には対応できない砂上の楼閣となっているのではと危惧されています。
 でも、この構図は日本各地で見る事ができますし、ここ湘南地区だけの現象ではないのですが、毎年繰り返される線状降水帯によるまさかの水害に見舞われている九州地方の惨状は他人事とは思えません。
 長年代々積重ねて来た財産がもろくも崩れ去ってしまったと嘆く多くの被災者。再建の意思はあっても同じ場所に生活基盤となる「城」を築けるのでしょうか。
 先週のブログでも書きましたが、このところ毎日強風を伴った雨の日が続きます。大雨は九州、四国、中国、中部、東北、そして、ここ湘南地区にも程度の差はあっても大きな影響を及ぼしているのですが、外出を控える行動が折からの新型コロナウィルス感染拡大軽減に役立っている面は何とも皮肉。
 とは言え、若人は傍若無人に狭い空間で騒いでいるとの報道からは、どこかで大きなしっぺ返しを受け、誰にも止められない程の感染爆発に至るに違いないと心配していたが、その心配が的中してしまいました。
 更に、たとえ抗体が出来てもほとんどの人は3か月もしない内に消失するとの最近の医療データは、ワクチンそのものが出来るのかどうかもそうだが、段々と凶暴化するウィルスへの対応が一筋縄では行かない事を暗示しています。

 話を戻します。岡田地区にある約80坪の光庭。平成7年(1995年)に竣工した家は約60坪の木造3階建てで、そろそろ25年になります。3階の書斎からは南に江の島、西に富士山を見る事ができます。
 それ以前は寒川町の宮山地区の建売住宅に約10年住んでいましたが、想定外の冬場の雪害による長期停電と水道断水を経験し、自然の猛威を強く感じると共に防災対策を一から見直す切っ掛けとなりました。建売分譲地は水田の埋立地でしたら地震の揺れが大きいと感じていました事、バブル時代で高値で転売できました事で移転はスムーズに進行し、水害にも強い場所に永遠の「城」を築けた経緯があります。

 私のもう一つの城は健康です。30年以上苦しめられたⅡ型糖尿病は、血糖値が上がる要因である糖質の接種を制限する食事を続けた結果、血液検査上では健常者の領域に抑えられる程に改善されているのです。
 糖質を取らない生活は健康上、好ましくないと言われて久しかったのですが、ここ3~4年で世界の糖尿病学会が方向転換した為、糖尿病治療の方法が変化しているのです。糖質は赤血球には不可欠なエネルギー源ですが、身体内の中性脂肪からの糖新生作用から糖分を作り出して対応できるし、赤血球以外の全ての細胞はケトン体をエネルギー源とする事で生命維持が可能になるのだそうです。
 私の糖質制限は1回の食事で糖質を10g前後に抑える事を続ける事にあります。米やパン、菓子は食べませんが、代わりにタンパク質(肉や豆)で代用していますので、満腹感を損なうことはありません。こんな話をすると、聞いた人は皆びっくりするのですが、意外かもしれませんが簡単にこれまでと変わらぬ普通の生活をすることができます。
 単純に炭水化物である米やパン、菓子類を食べないだけ。

 お腹周りにあった脂肪は糖新生でほとんど無くなってしまいました今、ズボンは大学生時代のものが着れる等、ビックリするほどにスリム(BMI=20)になり、健康を実感できている事が、もう一つの財産の所以でもあります。肌の色・艶にも変化が出てきたので、何となく若返った感じがするのも嬉しい。
 また、糖質制限をする人の増加でマーケットにも変化が見られ、糖質を抑えた(平均で5g程度)パンやアイスクリーム、ケーキが多くなって来ました。少し高いのですが我慢できる範囲内ですし、ローソンやシャトレーゼでも販売しています。嬉しい事に糖質オフの缶ビールまであり、最高に美味しいと考えるキリンの「のどごしZEROビール」にハマっています。(写真)
 安心・安全な城に加え、糖質制限食による健康の城を更に堅固にする為、軽いウォーキングや光庭の庭作り、自然農法による家庭菜園での新鮮食材を作る楽しみ、食べる楽しみ等、心身共に充実した日々を過ごすよう心掛けています。
 地味な生活ですが、毎日、健康の城を「紙一枚の積重ね」であっても地道に築き上げて行こうと思います。

  


世界の異常気象

2020年07月05日 | 光庭&光園

 コロナウィルス禍の陰にすっかり隠れてしまっていた異常気象。特に水害があちらこちらで発生しています。
北米、南米、オーストラリア、中国、欧州、中東、東南アジア、インド、等々と世界中で発生していますが、日本でも九州で甚大な被害が報道されています。でも、被害は地域を変え、これから更に大きくなるのかも知れません。地球のポールシフトによる偏西風の偏りで、線状降水帯が日本列島上空に居座る状態は昨年に続くもので不気味です。
 降雨は太陽活動にも密接に関係していると言われています。太陽の黒点はそのバロメーターで、現在は極めて衰退期にあり、太陽から放出されるエネルギー量は減少、宇宙線の増加、つれて地球上に発生する雲の量が増加し、雨量が増加して洪水などの風水害に直結します。
 お隣の中国の三峡ダムの警戒水位が3mも上回っている今、もし決壊でもしたら何が起こるのか考えるだけで恐ろしいですね。この三峡ダムは世界一のダムですが、その巨大さゆえに時々話題になる。昨年の今頃、ダムの歪を指摘する衛星写真が物議を呼んだのは記憶に新しい。写真はその時のもの。

 ここ寒川町でもハザードマップが各家庭に配布されたのですが、町の西側を流れる相模川(1級河川)、目久尻川(1級河川)、東側を流れる小出川(1級河川)が氾濫した場合の被害が想像以上に大きいのが分かって来ました。
 町の70%が水没し、住民の50%が被災者になると予想されています。寒川町役場や広域避難場所である公民館や地域集会所も90%以上は水没する為に、避難所としての機能は全て失われてしまう。
 寒川病院や寒川神社も水没すると言われ、そうなった時の損失は想像を絶する事となります。そして、水害をはじめとする異常気象による様々な自然の猛威は、ここしばらくは記録を塗り替えるのではないかと危惧されるのです。
 人は安全・安心な住まいを求め高台に住み続けた時代がありましたが、人口爆発対応が優先し、更に利便性を追求した結果、地盤が悪い場所に道路や公共施設を造り、あたかもそれが自然の成り行きとばかりに何事も起こらない生活を信じ謳歌してきました。
 それが一変したのですから大変です。また、自分の住居は子々孫々に受け継がれる事、つまり資産価値の維持を前提に働き資産形成を図って来た行為も一から見直しを迫られる時代になったのでしょう。
 津波被害の惨状を見てウォーターフロントや、地滑り危険地区の地価下落が止まらない今、ずっと先の人口減少を視野に再考して見ては如何だろうか。