今年も田植えのシーズンになりました。2週間程前には農業用水の供給が始まり、田に水を引込み、代掻きを2回した後に田植えになります。
例年では手植えイベントも開催するのですが、今年は事情で全て機械植えにしました。4反(1200坪)にはキヌヒカリ(3反)、もち米(1反)を植えました。使った機械は2条植え機で、近隣の農家さんよりいただいた中古機をリストアして使用しています。手植えに比べたら抜群の効率ですし、一人でも短時間で済ませる事ができます。
農業人口減少で人手不足が深刻な今、とても助かりますし、更に腰が痛くなる事もありませんから好都合です。
また、自然農法ですから肥料も農薬も使いません。稲の持つ自然の生命力を活かす農法で、綺麗な水を太陽光で分解し糖分に変えて米粒の形にするのですから、水のエネルギ―が如何に重要かが分かります。
ここ寒川は湧水が多く昔から綺麗な水には定評がありました。寒川と言う地名は「清く冷たい水」から来たものです。
ですから水のエネルギーは十分にありますし、人為的な化学肥料や農薬を使わない為に、実に美味しいお米が収穫できるのです。
このところの健康ブームもあって玄米で食べる方が増えています。理に適っていてお勧めですし、便利な圧力釜を使って炊けば「ボソボソ」感は気になりません。
米粒の構造は中心に炭水化物があり、この炭水化物を包むように周囲にミネラル分を豊富に含むタンパク質層があります。このたんぱく質層を精米時に取り払ったのが「白米」であり、取り払ったタンパク質を「ヌカ」と呼びます。ですから栄養価の高い「ヌカ」を捨ててしまうと言う「もったいない」生活をしているのですね。
右の図はJAグループ福島あぐり家の食卓さんより拝借したもので、とても分かり易い。
私は低糖質生活をしている為に、白米(炭水化物)は食べませんが、毎朝、豆乳ヨーグルトの上に市販のおからパウダー(ヌカ)を大さじに山盛りにして振掛け食べています。エネルギーの元はタンパク質となります。つまり肉や豆類を食べているのですが、タンパク質からのエネルギーを受け取ることが出来ない赤血球には、体内の糖新生機能を活かした炭水化物によるエネルギーを供給できるようにしています。
こうして田植えが済み、水管理をしながら田の草を取り作業を続け秋の収穫に備えます。
お疲れ様でした。
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