今年は5年に一度の国勢調査が行われていて、その調査員をする事となりました。臨時公務員の資格で決められた区域の各家庭を回って、居住の実態を掴み、調査票等の関連書類を手渡す。
担当区域も自宅の近くだし、一見して随分と単純で短時間で済ます事ができる仕事だと思っていたが、これがなかなかそうは行かない。問題は留守宅が多く面会できない為に、日や時間を変えて再訪問するのだが、3~4回訪問する事はざらである。
特にアパートやマンション等の集合住宅はその傾向が強い。そんな時は休日の午前中を狙うのだが、手渡しの期限もあって不躾ながら暗くなってから出向いたりしている。
世相を反映して夜の男性の訪問者は警戒されるようだし、嫌な仕事を引き受けたと後悔しているが後の祭りだ。この集合住宅は7棟の約40軒もあり、服装や言葉使いに注意するのは言うまでもない。
毎日ウォーキングをしている事もあって体力の消耗は少ないが、兎に角気を遣うのである。営業経験もあり人と接することは苦にならないし、軽い気持ちもあったのだが、次回(5年後)は絶対に断ろうと決めている。
時々、担当区域の道端で存じ折の知人に会う事もしばしばあり、世間話に付き合うのだが、年金暮らしのシニアは在宅者が多いようだ。子育て世代は子供の世話が一段落する午後が狙い時間、50歳前後は共稼ぎをしているのかなかなか面会の機会は少なく根気強く通わなくてはならない。一番苦労する世帯。
さて、調査票を手渡してしまえば一段落。後日、調査票の郵送を確かめるチラシを配れば、当面の仕事は終了となるものの、郵送が遅れている世帯には再度の訪問を覚悟しなくてはならないようだ。
インタネットでの回答サイトもあり、勧めるが興味すら示さないで郵送すると言う。私の住む寒川町は都会に一番近い田舎町と言われて久しいが、その通りだと実感する。
この国勢調査員の仕事は10月21日まで続く。憂鬱な日々でもある。
最新の画像[もっと見る]
- イチゴ栽培(2) 4年前
- イチゴ栽培の再開 4年前
- イチゴ栽培の再開 4年前
- イチゴ栽培の再開 4年前
- イチゴ栽培の再開 4年前
- イチゴ栽培の再開 4年前
- 長雨と農作物への影響 4年前
- 新型コロナウィルスワクチン 4年前
- もう一つの「城」は健康 4年前
- 世界の異常気象 4年前