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ようこそ、胡蝶蘭のブログに。EM庭園の「光庭の四季折々」、EM菜園の「光園の自然農法栽培」等を気ままに綴る。

最終糖化産物(AGEs)の怖さ

2020年08月16日 | 光庭&光園

 私達は生まれた時から糖質を過剰に取る生活に慣れてきた結果、エネルギー代謝に利用できなかった糖質がタンパク質や脂質と結合し、怖い最終糖化産物(AGEs)を産生し、身体を構成する細胞に蓄積してきました。
 この最終糖化産物は別名老化促進物質とも言います。老化は誰でも確実に起こりますが、年齢の割に若く見える方、長寿である方がいるのも事実で、何がそうさせているのかが興味のあるところですね。
 また、長生きする(長寿)術を調べた在京の大学医学部は、長寿者の性格にはいくつか共通点があり、「負けず嫌い、誠実、几帳面でやりかけたら最後までやりぬく、賢くて、何でも上手にできる、小学生のとき成績がよかった」、に加え、「孫とゲームをやったりなど、好奇心旺盛で新しいことにチャレンジする。くよくよしない。前向きで、自分の人生に肯定的」などを指摘しています。
 老化の正体は気が付かない内に進む「慢性炎疾」であり、その慢性炎症の原因は肥満、免疫機能の低下、細胞老化の3つであり、如何にして予防するのかが重要と言います。
 老化予防、ひいては慢性炎症を抑えるためには、『食生活の改善』『運動習慣』『社会参加』が鍵とも。

私は最終糖化産物(AGEs)こそ老化の根源と思っています。そして、顕在化する疾病も最終糖化産物(AGEs)が主因ではないかとも考えます。

医学誌「ランセット」のオンライン版に、アメリカのハーバード公衆衛生大学院とイギリスのケンブリッジ大学の研究チームによる「肥満が寿命に与える影響」についての研究結果が掲載されています。
(引用開始)
BMI(肥満判定基準)が5%上昇するごとに、心疾患系の死亡リスクが49%、呼吸器疾患の死亡リスクが38%、がんの死亡リスクが19%増加した。

 全体の死亡リスクは、BMI22.5~25の「標準体重」のグループが最も低く、30~35の「肥満1度」で45%、35~40の「肥満2度」で94%、40以上の「肥満3度」では300%近く上昇しています。注目しておきたいのは、BMI25をちょっと超えた段階で、すでに死亡率の上昇が始まること。
(引用終了)

 ちなみに、WHOでは、BMI25以上を「過体重」、30以上を「肥満」と定義していますが、日本人の場合、BMIが25を超えると糖尿病や循環器疾患の発症リスクが高くなることがわかっているため、25以上を肥満と扱います。
 BMI(Body Mass Index)は体重kg ÷ (身長m)2で計算できます。日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)とし、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。

前置きが長くなりましたが、栄養バランスの悪い食事の取り過ぎと運動不足から来る血中糖分濃度(血糖値)の上昇と高止まりが、肥満を来たし、糖尿病や心疾患等を発症させたり、最終糖化産物を様々な臓器に蓄積させ、結果として疾患や老化の原因となります。

やはり最終糖化産物の源は糖質ですから、糖質過多は身を亡ぼすのではないでしょうか。
有酸素運動を適度に取り入れながら肥満に注意しなくてはなりません。

どうです。
手っ取り早い糖質制限食を見直して、そして開始してみては如何でしょうか。

 


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