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ようこそ、胡蝶蘭のブログに。EM庭園の「光庭の四季折々」、EM菜園の「光園の自然農法栽培」等を気ままに綴る。

もう一つの「城」は健康

2020年07月12日 | 光庭&光園

 最近、政策集団「おらが国づくり」の山本利昭氏の「もう一つの幸福論」を聞く事が出来ました。講演内容の設定には「寒川町の総合計画」にある幸福な町づくりを検証し、独自の視点(長期的な人口減少社会)で町民が望む幸福とは何かを考察し、実現する最適手法を学習する事にありました。
 氏の講演は分かり易く興味深い物でしたが、目線が短期でやや(自分としては)期待外れなものとなった。ほんとうは2100年を視野に、また、自然災害の強大化危機を含めた総合的で住民が切望する、安心安全な都市計画へと繋がる具体的なヒントがあると良かったと思う。
 現在、私が住む神奈川県寒川町は南北5.5km東西2.9kmと長方形のコンパクトな町で、東西には3本の1級河川が流れる。そして光庭のある岡田地区は小高い丘(海抜30m前後)にあり、縄文時代からの住居が見つかる程に居住地として定着していた場所でもあります。
 寒川神社の資料館にある古地図によれば、神社のすぐ近くまで海岸線があった事が分かります。もちろん今では海岸線は7km彼方ですから1500年以上かけて海岸線が7km以上後退した事となります。気象変動、地殻変動、人為的なものの複合的な結果でしょう。

 このようにして出来た土地は幸いにもフラットでしたから、人口爆発や産業インフラの発展に沿った人口移動もスムースに行われ、現在のような都市形態を形成して行きます。海抜は低く地盤も軟弱で、地震による津波や液状化、洪水には対応できない砂上の楼閣となっているのではと危惧されています。
 でも、この構図は日本各地で見る事ができますし、ここ湘南地区だけの現象ではないのですが、毎年繰り返される線状降水帯によるまさかの水害に見舞われている九州地方の惨状は他人事とは思えません。
 長年代々積重ねて来た財産がもろくも崩れ去ってしまったと嘆く多くの被災者。再建の意思はあっても同じ場所に生活基盤となる「城」を築けるのでしょうか。
 先週のブログでも書きましたが、このところ毎日強風を伴った雨の日が続きます。大雨は九州、四国、中国、中部、東北、そして、ここ湘南地区にも程度の差はあっても大きな影響を及ぼしているのですが、外出を控える行動が折からの新型コロナウィルス感染拡大軽減に役立っている面は何とも皮肉。
 とは言え、若人は傍若無人に狭い空間で騒いでいるとの報道からは、どこかで大きなしっぺ返しを受け、誰にも止められない程の感染爆発に至るに違いないと心配していたが、その心配が的中してしまいました。
 更に、たとえ抗体が出来てもほとんどの人は3か月もしない内に消失するとの最近の医療データは、ワクチンそのものが出来るのかどうかもそうだが、段々と凶暴化するウィルスへの対応が一筋縄では行かない事を暗示しています。

 話を戻します。岡田地区にある約80坪の光庭。平成7年(1995年)に竣工した家は約60坪の木造3階建てで、そろそろ25年になります。3階の書斎からは南に江の島、西に富士山を見る事ができます。
 それ以前は寒川町の宮山地区の建売住宅に約10年住んでいましたが、想定外の冬場の雪害による長期停電と水道断水を経験し、自然の猛威を強く感じると共に防災対策を一から見直す切っ掛けとなりました。建売分譲地は水田の埋立地でしたら地震の揺れが大きいと感じていました事、バブル時代で高値で転売できました事で移転はスムーズに進行し、水害にも強い場所に永遠の「城」を築けた経緯があります。

 私のもう一つの城は健康です。30年以上苦しめられたⅡ型糖尿病は、血糖値が上がる要因である糖質の接種を制限する食事を続けた結果、血液検査上では健常者の領域に抑えられる程に改善されているのです。
 糖質を取らない生活は健康上、好ましくないと言われて久しかったのですが、ここ3~4年で世界の糖尿病学会が方向転換した為、糖尿病治療の方法が変化しているのです。糖質は赤血球には不可欠なエネルギー源ですが、身体内の中性脂肪からの糖新生作用から糖分を作り出して対応できるし、赤血球以外の全ての細胞はケトン体をエネルギー源とする事で生命維持が可能になるのだそうです。
 私の糖質制限は1回の食事で糖質を10g前後に抑える事を続ける事にあります。米やパン、菓子は食べませんが、代わりにタンパク質(肉や豆)で代用していますので、満腹感を損なうことはありません。こんな話をすると、聞いた人は皆びっくりするのですが、意外かもしれませんが簡単にこれまでと変わらぬ普通の生活をすることができます。
 単純に炭水化物である米やパン、菓子類を食べないだけ。

 お腹周りにあった脂肪は糖新生でほとんど無くなってしまいました今、ズボンは大学生時代のものが着れる等、ビックリするほどにスリム(BMI=20)になり、健康を実感できている事が、もう一つの財産の所以でもあります。肌の色・艶にも変化が出てきたので、何となく若返った感じがするのも嬉しい。
 また、糖質制限をする人の増加でマーケットにも変化が見られ、糖質を抑えた(平均で5g程度)パンやアイスクリーム、ケーキが多くなって来ました。少し高いのですが我慢できる範囲内ですし、ローソンやシャトレーゼでも販売しています。嬉しい事に糖質オフの缶ビールまであり、最高に美味しいと考えるキリンの「のどごしZEROビール」にハマっています。(写真)
 安心・安全な城に加え、糖質制限食による健康の城を更に堅固にする為、軽いウォーキングや光庭の庭作り、自然農法による家庭菜園での新鮮食材を作る楽しみ、食べる楽しみ等、心身共に充実した日々を過ごすよう心掛けています。
 地味な生活ですが、毎日、健康の城を「紙一枚の積重ね」であっても地道に築き上げて行こうと思います。

  


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