コロナウィルス禍の陰にすっかり隠れてしまっていた異常気象。特に水害があちらこちらで発生しています。
北米、南米、オーストラリア、中国、欧州、中東、東南アジア、インド、等々と世界中で発生していますが、日本でも九州で甚大な被害が報道されています。でも、被害は地域を変え、これから更に大きくなるのかも知れません。地球のポールシフトによる偏西風の偏りで、線状降水帯が日本列島上空に居座る状態は昨年に続くもので不気味です。
降雨は太陽活動にも密接に関係していると言われています。太陽の黒点はそのバロメーターで、現在は極めて衰退期にあり、太陽から放出されるエネルギー量は減少、宇宙線の増加、つれて地球上に発生する雲の量が増加し、雨量が増加して洪水などの風水害に直結します。
お隣の中国の三峡ダムの警戒水位が3mも上回っている今、もし決壊でもしたら何が起こるのか考えるだけで恐ろしいですね。この三峡ダムは世界一のダムですが、その巨大さゆえに時々話題になる。昨年の今頃、ダムの歪を指摘する衛星写真が物議を呼んだのは記憶に新しい。写真はその時のもの。
ここ寒川町でもハザードマップが各家庭に配布されたのですが、町の西側を流れる相模川(1級河川)、目久尻川(1級河川)、東側を流れる小出川(1級河川)が氾濫した場合の被害が想像以上に大きいのが分かって来ました。
町の70%が水没し、住民の50%が被災者になると予想されています。寒川町役場や広域避難場所である公民館や地域集会所も90%以上は水没する為に、避難所としての機能は全て失われてしまう。
寒川病院や寒川神社も水没すると言われ、そうなった時の損失は想像を絶する事となります。そして、水害をはじめとする異常気象による様々な自然の猛威は、ここしばらくは記録を塗り替えるのではないかと危惧されるのです。
人は安全・安心な住まいを求め高台に住み続けた時代がありましたが、人口爆発対応が優先し、更に利便性を追求した結果、地盤が悪い場所に道路や公共施設を造り、あたかもそれが自然の成り行きとばかりに何事も起こらない生活を信じ謳歌してきました。
それが一変したのですから大変です。また、自分の住居は子々孫々に受け継がれる事、つまり資産価値の維持を前提に働き資産形成を図って来た行為も一から見直しを迫られる時代になったのでしょう。
津波被害の惨状を見てウォーターフロントや、地滑り危険地区の地価下落が止まらない今、ずっと先の人口減少を視野に再考して見ては如何だろうか。
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