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「神大クィア映画上映会」 学生がジェンダーについて話し合う

2022-08-01 23:59:59 | ニュース
 8月1日、鶴甲第一キャンパスで第1回神大クィア映画上映会が開催された。主催者は国際文化学研究科の大学院生有志で、映画の上映後にはLGBTQI+をテーマにしたワークショップが行われた。<佐藤ちひろ>


(写真:作品紹介をする主催者の代表、ストキンジェル・アルノーさん。)

 8月1日、鶴甲第一キャンパスE棟4階学術交流ルーム(E410教室)で第1回神大クィア映画上映会が開催された。「クィア(Queer)」とは、性的マイノリティや、既存の性のカテゴリーに当てはまらない人々の総称のこと。主催者は国際文化学研究科の大学院生有志で、映画の上映後にはLGBTQI+をテーマにしたワークショップが行われた。

 上映作品は、「I Am Here ~私たちはともに生きている~」(https://iamhere-trans.jp/index.html)。監督・主演をトランスジェンダーの浅沼智也さんが務めた、性別に悩む当事者の気持ちを描いた作品となっている。映画内では、LGBTQI+の活動家と社会に合わせて生きようとする当事者双方の意見などが紹介されていた。


(写真:ワークショップでは活発に意見が交わされた。)

 映画上映後は、ワークショップが行われ、映画を見ての感想や疑問、気になった点などが話し合われた。上映会に参加したアルドリ・アルマンさん(国文研・2)は「LGBTQI+当事者を取り巻くリアルを学んだ。将来、実際にLGBTQI+に関する問題に取り組みたいと思っている。」と話した。また、ヤルグイさん(国文研・1)は、「映画の感想を話し合うことで、多様な視点から問題を捉えることができ、視野が広がった。」とワークショップの感想を語った。