前回、大同大学は私が「大同大学を強く非難した」といっていることを紹介しました。非難しているようには読めない、という意見をいくつかいただきました。一方で、「いやみたらしい」という意見もいただきました。少なくとも、大学を強く非難しているという風には読めないというのが、大勢ではありました。
今度は、大同大学側の窓口担当教員のメールが読めていないという主張もしておられます。
一部「第一準備書面」より引用。
原告の主張は、窓口担当教員のメールのうち自己に有利な一文だけを殊更に強調し、メール全体の趣旨を全く無視したものであるが、極めて不当であると言わざるを得ない。
私が、「殊更に強調し」ていると言われているのは、この一文です。
授業担当をお引き受けいただき、誠にありがとうございました。
ここには「応募いただき」とか、「これから審査をして正式に決定するのは○○月です」とか、まだ採用が決定していないことを窺わせるような文言は入っていないのです。しかし、「そんなのはメール全部を読めば分かるでしょう?」というのが大同大学側の主張です。
そこで全文をもう一度、二度、三度、読んでみました。みなさんもお読みください。
高森晃一 先生:
私、大同工業大学教養部の○○と申します。
突然のメールを差し上げますこと、どうかお許し下さい。
この度、○○大の○○先生より、来年度開講の授業「環境を科学する2」 (後期)の非常勤講師として、高森先生をご紹介いただきました。
授業担当をお引き受けいただき、誠にありがとうございました。
ご存知の通り、本学では、基礎的な事柄の理解すら難しい学生も少なくなく、な にかとお世話をおかけすることになると思いますが、どうぞよろしくお願い申し 上げます。
さて、新規に非常勤講師をご担当いただく方には、【履歴書】の提出をお願いし ております。簡単なもので結構ですので、お送りいただけますと幸いです。(メ ール添付でOKです)。
その他、ご提出いただく書類(教室機器の希望調査等)につきましては、改めて ご連絡させていただきます。
以上、取り急ぎ御礼にて失礼いたします。
今度ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
大同大学側の教員の名前は、大同大学教職員組合の「本人も今回の件で苦しんでいるので、だれが担当者だったのか分からないようにして欲しい」という要請により伏せておきます。今回の裁判の協力者でもある紹介者の名前も伏せさせていただきます。
で、いくら読んでも、いまから審査が始まるということが読み取れる文章はありません。メール全体を読んだからといって、「殊更に強調している」一文を呼んだときの印象は、いっそう、強められるばかりです。これを読んで、「なるほどいまから審査が始まるんだな」と思う方がいらっしゃいましたら、コメントお願いします。あえていうと、履歴書は普通採用の審査の資料として使いますが、今回は紹介してくださった先生が、私の業績についてはよくご存知ですので、それを伝えていただいて採用に至ったんだろうと推測をして終わるわけです。
たしかに、ありとあらゆるお世話はかけられていますが、それは学生からではなく、教員および大学側からです。
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