大同大学-高森裁判 経過ブログ

「ペンネーム使えますか?」
問い合わせただけで契約を解除された高森が、支援者とともに裁判を闘うドキュメンタリー。

アルバイトにも労災認定

2009-11-28 12:19:42 | 労働問題ニュース雑感
アルバイトの男性にも労災が認定されました。

>月160時間を超える残業をしていた神奈川県在住の元コンビニエンスストアの
>アルバイト男性(42)が、過重労働が原因で統合失調症を発症したとして労働
>災害が認定されたことが分かった。

この方、最大529時間も働いていたということで、1ヶ月まったく休まなかったとしても毎日17時間も働いていたということになります。
めちゃくちゃですね。
労災は当然でしょう。

しかし、こうなると一方で別の問題が発生します。
アルバイトでも長時間の雇用はできないとなると、使用者側は時間制限を設けることになると思います。そうなると時給が低い業種の人は仕事を掛け持ちしなければなりません。掛け持ちは勝手にやっていることで、その他の業務に支障をきたさない範囲でやるものだということになっている。したがって、掛け持ちの仕事が理由で倒れたり、障害が発生した場合には、労働者のほうが悪いことになりまして、自己責任となる。

部分の最適化をすると、全体の構造をゆがめる可能性がある。
こういうときにどうするのが一番良いのか、というのは世界中だれも解決できていません。

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コマネチ=セクハラ+パワハラ

2009-10-31 04:15:27 | 労働問題ニュース雑感
「コマネチ」を女性に強要 金沢市内の会社提訴

 北陸路で仰天の「コマネチ訴訟」が勃発した。職場の上司から、ビートたけしさん伝説のギャグ「コマネチ」のポーズを強要されたり、セクハラ行為で精神的苦痛を受けたとして、石川県内に住む20代女性が石川県金沢市内の会社に対し、慰謝料など約360万円の損害賠償などを求め、29日までに金沢地裁に提訴した。

 訴状によると、女性は昨年2月に勤務中に同社の営業部長から、「恥やプライドを捨て職務に当たるために机に上がれ」と命令された。ここで1980年代に大流行したビートたけしさんのギャグ「コマネチ」を強要された。

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「恥やプライドを捨てて職務に当たる」ことは仕事をする以上必要でしょうが、それがなぜコマネチなのかはまったく理解できません。
営業系の職場では、常軌を逸した体育会的慣習がありますが、これはセクハラとパワハラのあわせ技ではないでしょうか?
事実と違うと会社側は主張をしているようですが、いずれにせよこんな会社には務めたくはありません。というか、社会不適応この上ない私としては、絶対につとまらないでしょう。

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メールはこわい!

2009-10-31 04:06:41 | 労働問題ニュース雑感
リーブ21:元支店長が提訴「社長に不満メールで降格」

 育毛サービス大手の「毛髪クリニックリーブ21」(大阪市中央区)の支店長だった堺市内の女性(32)が「社長に職場の不満を訴えるメールを送った直後に降格され、退職に追い込まれたのはおかしい」として、支店長としての地位確認と未払い賃金など約1200万円の賠償を同社に求める訴えを大阪地裁に起こした。社員が意見を言えるよう「社長の愛メール」として公開された社長のメールに送ったという。

 月給が10万円以上下がったうえ、激務から椎間板(ついかんばん)ヘルニアを患っていた女性は処分を拒否し、休職。今年6月に退職を余儀なくされた。女性が労働組合での団体交渉で抗議すると、同社側は「降格処分は不適切だった」とする謝罪文と120万円の和解金を提示したが、女性は納得せず提訴に踏み切った。【日野行介】

「降格処分は不適切だった」とするなら、マネージャーとして働かせてほしいところですよね。
メールの内容がどんなものだったのかは分かりませんが、メールはきつい口調に取られることも多いので、気をつけないといけません。
私のメールも、こちらとしては一度質問をしただけなのに、あちらは「強硬にペンネームを使用しようとした」ということになってしまっている。
困ったもんです。

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橋下知事 VS 女性職員

2009-10-09 11:50:13 | 労働問題ニュース雑感
橋下知事が相変わらず大阪府の職員とやりあっています。

こんな記事がありました。

これって労働法的にはどうなんでしょうね。
この女性だけが処分をされて、ほかの「受け流してきた100人くらいの非常識メールの送信者」たちが処分されないというのは、公平性に照らして問題でしょう。それからどこからが「非常識」なのかというのは、合意を形成するのは難しく、主観的にならざるをえないでしょう。
お役人さんたちの処遇は民間企業とはちょっと違うところがあるはずなので(よく知らない)、このあたりがどうなるのか?

たしかに「常識的」にいえば、公僕のみなさんが、こんな不躾なメールを送って、憂さ晴らしをしているというのは困ったものだとは思います。

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残業代請求.jp

2009-09-21 00:22:05 | 労働問題ニュース雑感
 弁護士が考え出した、グレーゾーン金利撤廃に伴う債務整理ビジネスの次のターゲットが「残業代請求」なんだな。

 残業代請求.jp

 これまで労働者のために身を粉にして働いてきた弁護士にボーナスが出るんだったらいいのかもしれないですけれどもね……。

 残業ってのも、本当にちゃんと請求したら潰れる会社もいっぱいあるはずです。あるいは一人でやると間違いなく、にらまれます。社員が定時に帰ればいいのに、なんやかんや言い訳を作って残っていたりするのは、経営者からするとものすごく困るわけです。
 一方で、いわゆる「ブラック企業」なんてのもあって、どっちに分があるのか「常識的」には、微妙。常識と法律は必ずしも一致しません。

 業務命令でもなく、普通にやれば定時に終わるはずの仕事を、わざわざ残って働いているような場合にはどうなるのでしょうか? 

 いずれにしろこの会社がなくなってもいいと思ってからにしたほうがよろしいかと。

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