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イタリア旅行(4)第3日ミラノ~ベローナ~ベニス

2008-05-25 11:59:44 | 旅行記

5月7日(水)晴れ ミラノからベローナへ移動しベニス観光、リド島泊。

7時30分:ホテル出発。高速道路からベローナへ。9時27分:高速を降りドライブインでトイレ休憩。ここのトイレは無料だ。ここは入口と出口のゲートが一方通行になっていて、商品の数も豊富。ミラノで買えなかったイタリア産の「ボルシチーニ」を購入。

Dscf1865 9時50分:出発。すぐにベローナの市街に到着。市街の入口にはヌォーバ門(?)がバスから眺められる。この門は比較的新しい(1540年?建設)がこの町は紀元4世紀頃から古代ローマの市の一つであり、古い歴史を持つ。

Dscf1874 アディジェ川沿いには、茶色の歴史を感じさせる街並みが悠々と広がっている。鐘楼や教会の尖塔が、あちこちに見られそれを中心として栄えた街といった感じだ。

Dscf1871 すぐに現地の日本語の達者なガイドさんが現れ説明を始める。この街は古くから、皇帝派と教皇派に分かれて権力争いがあり、その跡が至る所に残っている。城壁のM字型は「皇帝派、14世紀、室町時代、ゴシック」と何回も口にするので覚えてしまった。このM字型は、あちこちの建物に見られた。

Dscf1919この街は、ロミオとジュリエットの街として有名で、ジュリエットの家は観光スポット Dscf1923になっていて、観光客が引きも切らない。その家の前に立つジュリエットの銅像は、撮影ポイントだ。右の胸を触ると幸せになれるということで、右胸が磨いたように白くなっている。このシェークスピアの戯曲は、キャピュレット家とカプレーティ家の争いを元に書かれたようで、これも皇帝派と教皇派の争いの一端ということだ。

Dscf1895 10時40分~20分のフリータイム。Dscf1906 Dscf1912 まず、ランベルティの塔に上りベローナの市街を眺める。この塔からは360度、ベローナの街が眺望できる。くすんだ茶色の街並みが歴史を感じさせる。こんな古い建物がしっかり残っていて、今も使いながら歴史を引き継いで行こうという意思が感じられる。

Dscf1926 11時:エルベ広場を楽しみ、アレーナを見ながらレストランへ。アレーナは、規模はローマのコロッセオより小さいが、保存状態が良く、現在でも2万2千人を収容したオペラが開かれるという。1世紀に建築されたものと聞いて驚いてしまった。

11時30分~12時30分:昼食はニョッキと鳥のローストとフルーツだ。ニョッキはジャガイモの粉を練ったパスタで意外と口に合う。

12時30分:ベローナ出発ベニスへ。ベニス(ヴェネチア)は元々干潟であったところDscf1935に杭を打ち島を作って街にしているので、お金が掛っている。ベニスの街に入る長い橋を渡るため通行税が必要となっている。14時15分チェックインし、フォンテ・リベルタ橋を渡り島へ上陸。バス、車の駐車場へ。街の中は車は一切走れない。歩くか舟しか交通手段は無い。14時35分:駐車場近くの渡船場から船で街中へ。

Dscf1942 15時15分:船着場から歩いてドォカーレ宮殿へ。Dscf1945 1309年~1442年に建てられたベネチア共和国の政庁だった。中はベネチア派画家の絵画が多く飾られ、数多くの部屋があった。議会場、政治犯の審判の間、2階大評議室の間は、52mx26mの大広間で2300人収容できるという。天井はつり天井で、そこには、トレントレットの「天国」が、天井一杯に描かれている。すごい!撮影禁止なので残念。

Dscf1943 Dscf1960 次はサン・マルコ大聖堂。中は撮影禁止なので外観だけ披露します。11~15世紀にかけて建てられたもので、東方的なアーチや丸屋根をしていて、壁面は金箔のモザイクで描かれている。当時の威勢が偲ばれる。中も工芸品が一杯で一見の価値がある。

Dscf1967 16時:お決まりのヴェネチアンガラスの工芸品の店Dscf1977Dscf1973でガラス工芸職人の技と商品の鑑賞をして、17時までフリータイム。我々はガラス工芸品はあまり興味が無いので、鐘楼に上る。鐘楼からの展望は素晴らしい。ヴェネチアがぐるりと見渡せて、それも周りが海に囲まれているので、建物と海のコントラストがはっきりしていて、これがヴェネチアだと思わせる。

Dscf1979

東南西北と撮影して満喫する。下に見える建物の獅子に羽根の生えた紋章は、ヴェネチアの紋章ということだ。 Dscf1984   

鐘楼を降りるとリアルト橋へ向かう。細い曲がりくねった路地Dscf1992 Dscf2003 の両側には、金銀細工やブランドの販売店がずらり。それを横目に見ながらリアルト橋へ。ちょっと見には変わり映えしない橋だが、この橋の上の両側に金銀細工の店がズラリと並び、賑やかだ。

Dscf1996 橋の上からヴェネチアらしい風景を1枚撮って待ち合わせのサンマルコ広場Dscf2008 に急ぐ。歩いてゴンドラ乗り場へ。6人乗りのゴンドラで運河めぐりだ。

Dscf2012 ため息橋は、ドォカーレ宮殿と牢獄を結ぶ橋。宮殿で犯罪者の審判を下されたものはこのため息橋を渡って牢獄へ繋がれたという。Dscf2023

ゴンドラの船頭さんは、いかにもイタリア人風の若者。お客には愛想が無く、同僚とおしゃべりばかり。サンタルチアのサービスもなく、終わりには眠くなってしまった。それだけのんびりできたことだけど・・・。

Dscf2027  18時:ゴンドラを降りると船を乗り換え、リド島のホテル・デバンへ。このDscf2033_2ホテルは映画の舞台にもなったという五つ星ホテル。洗面台も2つ、その照明も豪華だ。

Dscf2031 夕食はイカスミ・パスタと魚料理とフルーツ・サラダ。イカスミで口が黒くなるかと思ったがならなかった。飲み物は白ワイン。ピノ・ビアンコだったと思うが口当たりが良く飲みやすいワインだった。グラスワインだったが、テーブルまでお嬢さんがボトルを持って来て注いでくれる。ラベルを上にして銘柄が分かるようにして、作法どおりだ。さすが歴史のある高級ホテルだ。ヴェネチアの料金は、他の都市の2倍が相場だそうだ。グラスワインは6ユーロ、水は4ユーロだったと記憶している。


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