金沢ミステリ倶楽部と謎屋珈琲店共催、北陸人狼村協力による
「謎屋de人狼ふたたび」が11月17日謎屋珈琲店で開催されました。
7月の人狼ゲームの第二弾ということで、「人狼ふたたび」と名付けました。

初心者村は9人、経験者村は14人で行われました。
初めての人も、上級者の人も楽しんでいただけたことと思います。

経験者村を観てましたが、第1戦は人間=狂人が意外なことになり、
結果人狼チームの勝利になりました。
第2戦はなんと3人の占い師が登場しました。
真の占い師の勘の良さと、
狩人のナイスセーブで村人チームの勝利となりました。
平気でしらっと嘘をつける人たちがすごいと思いました。
人狼ゲームの良さは、終わった後、一緒にゲームした人たちに
仲間という意識が芽生えて、余韻が残ることです。
「謎屋de人狼みたび」も企画したいと思います。
ちなみに12月15日は「謎屋deクイズ王」です!
「謎屋de人狼ふたたび」が11月17日謎屋珈琲店で開催されました。
7月の人狼ゲームの第二弾ということで、「人狼ふたたび」と名付けました。

初心者村は9人、経験者村は14人で行われました。
初めての人も、上級者の人も楽しんでいただけたことと思います。

経験者村を観てましたが、第1戦は人間=狂人が意外なことになり、
結果人狼チームの勝利になりました。
第2戦はなんと3人の占い師が登場しました。
真の占い師の勘の良さと、
狩人のナイスセーブで村人チームの勝利となりました。
平気でしらっと嘘をつける人たちがすごいと思いました。
人狼ゲームの良さは、終わった後、一緒にゲームした人たちに
仲間という意識が芽生えて、余韻が残ることです。
「謎屋de人狼みたび」も企画したいと思います。
ちなみに12月15日は「謎屋deクイズ王」です!
『義血侠血』(泉鏡花)
水は沈濁して油のごとき霞が池の汀(みぎわ)に、生死も分かず仆(たお)れたる婦人あり。四肢を弛(ゆるめ)て地に領伏(ひれふ)し、身動きもせでしばらく横たわりたりしが、ようよう枕を返して、がっくりと頭(かしら)を俛(た)れ、やがて草の根を力におぼつかなくも立ち起がりて、よろめく体(たい)をかたわらなる露根松(ねあがりまつ)に辛くも支えたり。
その浴衣は所々引き裂け、帯は半ば解(ほど)けて脛(はぎ)を露(あら)わし、高島田は面影を留めぬまでに打ち頽(くず)れたり。こはこれ、盗難に遇(あ)えりし□□□□が姿なり。
泉鏡花の『義血侠血』の中に兼六園の根上松で出て来ます。盗難発生現場です。
水は沈濁して油のごとき霞が池の汀(みぎわ)に、生死も分かず仆(たお)れたる婦人あり。四肢を弛(ゆるめ)て地に領伏(ひれふ)し、身動きもせでしばらく横たわりたりしが、ようよう枕を返して、がっくりと頭(かしら)を俛(た)れ、やがて草の根を力におぼつかなくも立ち起がりて、よろめく体(たい)をかたわらなる露根松(ねあがりまつ)に辛くも支えたり。
その浴衣は所々引き裂け、帯は半ば解(ほど)けて脛(はぎ)を露(あら)わし、高島田は面影を留めぬまでに打ち頽(くず)れたり。こはこれ、盗難に遇(あ)えりし□□□□が姿なり。
泉鏡花の『義血侠血』の中に兼六園の根上松で出て来ます。盗難発生現場です。
『加賀兼六園の死線』 津村秀介 光文社 1997
大阪から金沢に向かう特急サンダーバード1号の車中で刺殺体が発見され、翌日金沢の名勝兼六園でも女性の刺殺体が。サンダーバードと兼六園、二つの現場には共通の痕跡が…。
老夫妻は大きい池を半周して、池畔(ちはん)の栄螺(さざえ)山(やま)に足を向けた。それは霞が池を彫り広げたときの残土(ざんど)を盛り上げて完成した築山(つきやま)であり、そのかたちが、貝の栄螺(さざえ)ににているところから、そう呼ばれているらしい。
池を見下ろして、栄螺の貝殻(かいがら)のようにぐるぐると回って、頂上に向かう遊歩道(ゆうほどう)ができていた。
山頂に遊雨亭(ゆううてい)と名付けられた茶室が建っている。
老夫妻は、まったく人気ない栄螺山の、散策を満喫(まんきつ)した。(略)
そして、下り道へかかるため、遊雨亭の裏側へ回ったとき、
(………!)
妻は声をつまらせて、夫に縋(すが)り付いた。
(何だ?)
という表情で夫の足もともとまった。
女性が倒れていたのだ。
ただの倒れ方ではなかった。
ハイヒールの片方は、投げ捨てられたかのように坂道に転がっており、ベージュのスーツが血に染まっている。(p23~24)

兼六園の栄螺山が犯行現場なんですね。しばらく前に工事していましたが、もう工事は終わったのでしょうか?
大阪から金沢に向かう特急サンダーバード1号の車中で刺殺体が発見され、翌日金沢の名勝兼六園でも女性の刺殺体が。サンダーバードと兼六園、二つの現場には共通の痕跡が…。
老夫妻は大きい池を半周して、池畔(ちはん)の栄螺(さざえ)山(やま)に足を向けた。それは霞が池を彫り広げたときの残土(ざんど)を盛り上げて完成した築山(つきやま)であり、そのかたちが、貝の栄螺(さざえ)ににているところから、そう呼ばれているらしい。
池を見下ろして、栄螺の貝殻(かいがら)のようにぐるぐると回って、頂上に向かう遊歩道(ゆうほどう)ができていた。
山頂に遊雨亭(ゆううてい)と名付けられた茶室が建っている。
老夫妻は、まったく人気ない栄螺山の、散策を満喫(まんきつ)した。(略)
そして、下り道へかかるため、遊雨亭の裏側へ回ったとき、
(………!)
妻は声をつまらせて、夫に縋(すが)り付いた。
(何だ?)
という表情で夫の足もともとまった。
女性が倒れていたのだ。
ただの倒れ方ではなかった。
ハイヒールの片方は、投げ捨てられたかのように坂道に転がっており、ベージュのスーツが血に染まっている。(p23~24)

兼六園の栄螺山が犯行現場なんですね。しばらく前に工事していましたが、もう工事は終わったのでしょうか?