「若い人」の年齢にもよると思いますが、自分の中学生時代に出合った作品は、
結構印象的で、その後ミステリに入り込んだ切っ掛けになりました。
「翻訳もの」は、ポケミスが高くて手が出せず、創元ミステリ文庫を買いましたが、なにか大人になった気分を味わえて密かに「ちょいわる体験中の気分」を満喫した記憶があります。
ということで、お勧めは「古典クラシック」ですね。
クイーン、クリスティ、そしてJ・D・カーものは外せないでしょう。大人になると、邦人作家モノに走ると思うので、中高生なら翻訳ものを体験してほしい。その後、見捨ててもいいけれど、一度は黄金期30年代~60年代の作品に触れてほしいですね。
クイーンは、『ロオマ劇場』『エジプト十字架』、クリスティならポアロもの。「ABC」「オリエント急行」。
カーなら、『死時計』『三つの棺』『九つの答』というところでしょうか。それからカーの「短編集」はいいですね。
ホームズものは原典ですが、ちょっと退屈かも。今の生活速度とはかけ離れているからね。
サスペンスものならば、クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズや、ロバート・ラドラムが良いでしょう。
ハードボイルドならギャビン・ライアルです。『深夜プラス1』『もっとも危険なゲーム』『ちがった空』『本番台本』の4作は必須です。
別格におすすめが一冊。ルシアン・ネイハムの『シャドー81』です。手に汗握りますぞ。
この世界は、「大人の男」を理解できる超優良図書といえるでしょう。
青年諸君の奮闘を祈ります。(Hさん)
結構印象的で、その後ミステリに入り込んだ切っ掛けになりました。
「翻訳もの」は、ポケミスが高くて手が出せず、創元ミステリ文庫を買いましたが、なにか大人になった気分を味わえて密かに「ちょいわる体験中の気分」を満喫した記憶があります。
ということで、お勧めは「古典クラシック」ですね。
クイーン、クリスティ、そしてJ・D・カーものは外せないでしょう。大人になると、邦人作家モノに走ると思うので、中高生なら翻訳ものを体験してほしい。その後、見捨ててもいいけれど、一度は黄金期30年代~60年代の作品に触れてほしいですね。
クイーンは、『ロオマ劇場』『エジプト十字架』、クリスティならポアロもの。「ABC」「オリエント急行」。
カーなら、『死時計』『三つの棺』『九つの答』というところでしょうか。それからカーの「短編集」はいいですね。
ホームズものは原典ですが、ちょっと退屈かも。今の生活速度とはかけ離れているからね。
サスペンスものならば、クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズや、ロバート・ラドラムが良いでしょう。
ハードボイルドならギャビン・ライアルです。『深夜プラス1』『もっとも危険なゲーム』『ちがった空』『本番台本』の4作は必須です。
別格におすすめが一冊。ルシアン・ネイハムの『シャドー81』です。手に汗握りますぞ。
この世界は、「大人の男」を理解できる超優良図書といえるでしょう。
青年諸君の奮闘を祈ります。(Hさん)
さて、若者向けミステリを考えてみました。
●『十角館の殺人』綾辻行人
あのトリック、そして登場人物がみな有名なミステリ名で呼ばれているので、読み終わるうちに、ミステリに馴染んでいる効果も。

●『ポー短編集』
自分の読んだ短編集がアマゾンになかった。
黒猫(斧!)、アッシャー家(陰鬱さこれに極まれり)、黄金虫(謎解きもあるよ)、メールストロムの渦(自分はこれが一番すき)

●『江戸川乱歩傑作選』
このドロッとした苦痛と快楽の怪奇趣味も堪能したらよいでしょう。ポーもそうだけど世の中にはいろんな世界がある!

●『そして誰もいなくなった』
とりあえず読んでおいたらいいのではないでしょうか。
ミステリに触れない人でもこのタイトルは知っている! という本。

(Mさん)
●『十角館の殺人』綾辻行人
あのトリック、そして登場人物がみな有名なミステリ名で呼ばれているので、読み終わるうちに、ミステリに馴染んでいる効果も。

●『ポー短編集』
自分の読んだ短編集がアマゾンになかった。
黒猫(斧!)、アッシャー家(陰鬱さこれに極まれり)、黄金虫(謎解きもあるよ)、メールストロムの渦(自分はこれが一番すき)

●『江戸川乱歩傑作選』
このドロッとした苦痛と快楽の怪奇趣味も堪能したらよいでしょう。ポーもそうだけど世の中にはいろんな世界がある!

●『そして誰もいなくなった』
とりあえず読んでおいたらいいのではないでしょうか。
ミステリに触れない人でもこのタイトルは知っている! という本。

(Mさん)
『キャットフード』森川智喜(講談社文庫)
人間をキャットフードにしようとたくらむ化け猫プルートたちと、義理はそんなにないけれどとりあえず人間を助けようとする化け猫ウィリー。
南国のコテージに見せかけてつくられた、人間カンヅメ工場におびきよせられた若者たちに対して行われる攻防戦の行方は果たして。
この戦いには人狼ゲームのようにルールがあります。

『星読島に星は流れた』久住四季(東京創元社)
数年に一度、ある時期に隕石が落ちる奇跡の島。世界中の天文ファンが注目し、その隕石が落ちる瞬間に居合わせたいという希望者の中から今年も数名が選ばれる。
集まる参加者。しかしその中の一人が殺される。誰が、なぜ。
作者はラノベ出身者。
この作品のさわやかでロマンチックな感じは読みやすいのではないでしょうか。

『その女アレックス』ピエール・ルメートル、橘明美訳(文春文庫)
2014年に各種のミステリランキング1位を総なめにしてビックリするぐらい売れた外国作品。
国内小説は読むけど翻訳ものはあまり読んだことがない人に。
ミステリーの洋画が好きならきっと大丈夫です。描写もややハードなところがありますが、(コミックやアニメの)東京喰種やサイコパスよりソフトです。

以上です。(Kさん)
人間をキャットフードにしようとたくらむ化け猫プルートたちと、義理はそんなにないけれどとりあえず人間を助けようとする化け猫ウィリー。
南国のコテージに見せかけてつくられた、人間カンヅメ工場におびきよせられた若者たちに対して行われる攻防戦の行方は果たして。
この戦いには人狼ゲームのようにルールがあります。

『星読島に星は流れた』久住四季(東京創元社)
数年に一度、ある時期に隕石が落ちる奇跡の島。世界中の天文ファンが注目し、その隕石が落ちる瞬間に居合わせたいという希望者の中から今年も数名が選ばれる。
集まる参加者。しかしその中の一人が殺される。誰が、なぜ。
作者はラノベ出身者。
この作品のさわやかでロマンチックな感じは読みやすいのではないでしょうか。

『その女アレックス』ピエール・ルメートル、橘明美訳(文春文庫)
2014年に各種のミステリランキング1位を総なめにしてビックリするぐらい売れた外国作品。
国内小説は読むけど翻訳ものはあまり読んだことがない人に。
ミステリーの洋画が好きならきっと大丈夫です。描写もややハードなところがありますが、(コミックやアニメの)東京喰種やサイコパスよりソフトです。

以上です。(Kさん)