ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

創造と模倣についてーその1-

2017年12月09日 11時49分22秒 | ことば
いきなり、マリリン・モンローが出てきてしまいました。 これは現代美術を代表するアンディ・ウォーホルの作品です。 これについては後ほど、触れます。 さて、芸術家が作品を造り出すことを文学や美術に限らず創作活動と言っています。 文学者が小説を書く時、自分の体験をほぼ忠実に書かれたものを私小説と呼んでいます。 太宰治の初期の作品は「私小説」と言って良いでしょう。 一方、自分の体験に基づかない小説な . . . 本文を読む
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人は移動するものであるー柳田邦男「海上の道」を読んでー

2017年12月08日 14時56分08秒 | 読書
来週の土曜日、「秋田県民族学会」の総会と忘年会が開催されます。 わたくしは民俗学の事は全くの門外漢なのですが、数年前より高校の同窓生よりその会合に参加してみないかと誘われていたのです。 民俗学などと言う学問分野は、地道で根気のいる調査や研究を必要とするようで、そんな分野など自分にはとても不向きなので敬遠してました。 ですが、これまで何度も誘われていたこともあり、今回重い腰を上げて見ることにしま . . . 本文を読む
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芸名(ビジネス・ネーム)についてー年賀状の名前で思いついたことー

2017年12月08日 09時10分15秒 | 独り言
年賀状の季節になってしまいましたね。 私も例年のように仕事でお世話になった方や友人・知人に年賀状をかいております。 相手の名前を書きながら思った事があります。 一般人には名前は一つしかないのが普通ですね。 だが、世間では二つの名前を持っている人たちがいることに気がつきました。 それはいわゆる「芸名」を持っている人たちです。 芸能人と言われる人の中には、戸籍上の本名の外に「芸名」と呼ばれる名前を . . . 本文を読む
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写真の平面性と立体性について

2017年12月06日 19時58分09秒 | 写真とカメラ
写真を美術の一分野と考えるならば、絵画と同じように平面の美術と言えます。 それに対して、建築や彫刻とオブジェなどは立体の美術と考えることが出来ます。 実世界に存在するものは印刷物や映画のスクリーン、テレビの画面などを除けば必ず3次元の立体として存在しています。 この立体物を平面上に描こうとしたのが言うまでもなく絵画や写真、そして映画などであったのです。 人物の肖像画、風景や静物を描写した絵画にお . . . 本文を読む
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裏日本の天候ー暗さが生み出すものー

2017年12月05日 11時28分39秒 | 風物・光景
日本海に面した地域は、かっては「裏日本」と呼ばれていた時期がありました。 私たちが小学生の時の社会科の教科書では、表日本と裏日本と言うように、日本列島を区分けしていました。 表日本には京浜工業地帯などの工業が発達し、それに比べると日本海側の「裏日本」には大きな工業地帯などは存在しなくて、主な産業は稲作を主とする農業生産である、と習った記憶があります。 昭和30年代の日本列島は、そのように区分けされ . . . 本文を読む
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初冬の酒田市ー山居倉庫にてー

2017年12月04日 21時31分43秒 | 風物・光景
きょうは雨模様のどんよりした曇り空でした。 今頃の裏日本(もはや、死語?)の典型的な空模様と言って良いでしょう。 さて、そんな天候にも関わらず、隣県の酒田市まで所用のため行ってきました。 土門拳記念館に写真を届けに行ったのです。 ところが本日休館、の告知の看板が立っていたのです。 せっかく足を運んだので、帰るわけにもいかず郵便受けに持参した写真の封筒を投函してきました。 今までは火曜日が休館日だ . . . 本文を読む
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画家と写真家の違い

2017年12月02日 11時51分08秒 | 写真とカメラ
きょうは、少し暇な時間が出来たので、相変わらずしょうもない事を記事にしたいと思います。 しょうもない事なので、何の役にも経たない事は、本人もわかっているのです。 さて、それは何かというと、画家と写真家との違いです。 ここで写真家と言うのは、実際に写真をカメラで撮っている人の事です。 写真を撮らない写真家なんているのかとお思いの方もおられるかもしれませんが、実はいるのです。 それは、写真のデーター . . . 本文を読む
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