ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「肉体」が持つ強さと存在感

2018年02月07日 22時12分17秒 | ことば
私などの年齢では唐十郎という演劇人の名は広く知れているかと思います。
彼の著作に「特権的肉体論」というのがある事を知りました。

唐十郎はその著作で次のように語っている事も、知りました。

「今、大事変でも起こって君のペンがなくなっても、君のカメラが失われても、君が生きているならば肉体だけは残っているだろう。その時、ただ一本の火さえあれば始まるのは演劇なのだ」(唐十郎「特権的肉体論」1968年)

「君のペンがなくなっても・・・君が生きているなら・・・」というくだりには、参りました。

ブログなどでいくら文字を連ねていても、生身の「肉体」にはかないません。

読んでみたいのですが、中古品にも関わらずかなりの高値なのです。
かなり古い本ですので、まず見かけることがありません。

地元の図書館にあるのかを、探してみることにしましょうかね。

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