ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「七夕絵どうろう祭り」には美人がいっぱい。

2014年08月07日 20時00分29秒 | 秋田県のくらしと歴史
先日は秋田市の竿燈祭りを見ましたが、本日は秋田県の南部の湯沢市の夏祭りの様子を紹介します。
湯沢市で8月の5,6,7日に行われる「七夕絵どうろう祭り」は元禄時代に起源を発し今に続く優美な七夕の行事です。

湯沢の七夕絵どうろう祭りは優美な女性が描かれた「絵燈籠」が町のあちこちに飾られているのが大きな特色になっています。そこに行けばたくさんの美人さんに会えるわけですので、観に行かないわけには行きません。

そんな訳で、せっせと車を走らせて県南部を目指します。その日の天気予報では高い確率で秋田県は「大雨」とのこと。
県中央部や北部の天気は大雨なのですが、それでもかろうじて県南部は良くなりそうとの予報。
大曲を過ぎる頃には道路も乾いてきています。
湯沢市の「絵どうろう」の展示場所は商店街の歩道や車道上です。商店や事業所がスポンサーとなって自分の店の前に飾っているのでした。照明を中にいれた灯篭の両面に絵柄が描かれ、妻側のそでにはスポンサーの会社やお店の名前が記してあります。

まず、会場の入口付近でお出迎えしてくれたのは次の美人画でした。

絵灯篭の大きさといい、絵柄の内容といい、迫力がありますね。この絵柄は薄衣を纒った天女ですね。
天女さんのお出迎えとは幸先がいいですね。
天女さんのような大人向けの絵柄はこの他は数点がありました。一般の絵柄は次のような妖艶な美人画です。




これらの美人画は絵どうろう作家が一点づつ手書きで描いたものだそうです。浮世絵であったり日本や中国の古典を題材にしているのが伺えます。

次のものは「松葉屋三美人}と題されたもので遊女が三人描かれております。

この絵の左上にには鳥が描かれております。その部分を拡大してみました。

孔雀のように見えるその鳥の羽の描き方が繊細です。

また、絵灯籠とともに竹竿に吊るされた七夕飾りもこの行事に色を添えています。


写真では伝えることのできない美がこの「七夕絵どうろう祭り」にはあります。
現物を目で見ると必ずその美しさにひきいられます。
ここで紹介したのはほんのさわりです。数多くの優美な作品の中の美人に会うことができます。
また、来年も行ってみたいものです。


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