ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

DR250SHの復活まで(その1:火花が飛ばない)

2014年08月15日 18時16分04秒 | バイクカスタム
スズキのDR250SHと言うバイクを所有しています。しかし、ここ2年近くも動かしておりませんでした。
動かないバイクは家人に言わせると粗大ゴミ以外の何ものでもないでしょう、との小言。
処分を迫られる前に動くことを証明しなければ小生の立場が危うくなります。
そんな訳でまずはエンジンを掛けてみようと、車庫の隅から引っ張り出しました。

エンジンを掛けようとキックペダルを気の遠くなるほど踏みますが、エンジン始動の兆候はありません。
エンジンが掛からない原因の調査に取り掛かります。

エンジン始動の条件は良い火花と良い混合気と良い圧縮が鉄則なので、まずはキャブレターの中を拝見。
キャブに残っていた旧いガソリンの残渣のため、キャブの中はひどい状態。
各ジェット類のノズルの穴を圧縮空気と細い針金とケミカルクリーナーで念入りに掃除をしました。
そして、キャブレターを元に戻して、更にキック。一度だけ「プスン」と爆発の兆候があり、ほんの10秒ぐらいの時間はエンジンが動いたのですが、すぐエンスト。

その後、いくらキックペダルを踏み下ろしてもエンジンは始動する気配はなし。
これはどうしたことでしょうか。。点火プラグを外し、キックをしてみると、どーも火花が出てないようです。
新しいプラグを用品店まで買いに行き、それをエンジンに装着するも、エンジンが掛かる様子はありません。
次に疑うところは、プラグコードか点火コイルあたりでしょう。
テスターを使いプラグコードの導通や点火コイルの抵抗値を測ってみますが、テスターのメーターに現れるような不具合は発見できず。

はっきりした断線などのテスターに現れる不具合がなくてもそれらの部品の劣化も考えられますので、点火コイルとプラグコードのアッセンブリを中古品で探してみることにしました。
ちょうど良さげな物が見つかり、数日後には到着しました。
当方が購入したのはDR250SHより後の機種のものとのことでしたが、現在装着されてるものと点火コイルの刻印は同じでしたので適合すると判断しました。

左画像の上側のものはこの度購入したもの、DR250Rのものだそうです。
そして同じく下側に写っているのはDR250SHの物です。
スリーダイヤのマークがありますので三菱製です。そして、F6T635の数字が刻印されております。
コイルの形状と刻印は全く同じでしたが、プラグキャップの形が違いますね。DR250RのプラグキャップはSHのモノに比べますとキャップの長さがだいぶ長いのです。

これはDR250RとDR250SHではエンジンの形式が違うためです。
DR250RのエンジンはDOHCですのでプラグはシリンダーヘッドのテッペンの中央の奥まった位置にあります。これにたいして、DR250SHのエンジンはSOHCですので、点火プラグはシリンダーヘッドの斜め側面に位置しています。
斜め側面の方がプラグキャップの長さは短くて済むのです。
早速車体に装着してエンジンをかけてみたいところですが外は雨が降っています。

今はお盆休みなので時間はたくさんあるのですが、天候が芳しくありません。
時折、強い雨が降ったりした一日です。薄暗い車庫のなかで作業をするのは不得意です。
後の作業は天候が良くなってから、明るい屋外ですることにしましょう。

次回に続く。

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