ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

地面の下のお話

2020年02月04日 17時06分57秒 | 映画
この表題を見られた方は、一体何のことかと思われるでしょうね。
きょうは、地表の世界の話ではなく、地面の下すなわち「地下」にまつわる話題を取り上げてみましょう。
アンダー・グラウンド、地下迷宮、地下水道、地下活動、地下組織、地下水脈そしてアリスが迷い込んだウサギの穴のワンダーランドなどと「地面の下の世界」にはワクワクすることがたくさんありそうです。

私たちが普段暮らしているのは、主に地面の上ですね。そして地面の下にある世界を「地下世界」と言うならば、その世界は「地上世界」とは違っているのでしょうか。地下には何があるのでしょうか。
そこにあるのは、迷宮、水道、組織、そしてウサギの住む穴などがあります。
待てよ、今思い出したんだが地下には「アイドル」さえもいたんだっけ。そんなわけでとにかく地下は面白いにちがいありません。

そうゆうわけで、まずは古い映画なのですが、「地底探険」という映画のおはなしから。ちょうどよい具合にその映画のVHSテープが出てきました。
これです。

この映画はジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』を映画化したものです。ジュール・ヴェルヌはSF小説の祖と言われるフランスの作家です。『月世界旅行』、『海底二万哩』、『八十日間世界一周』などの作品が有名ですね。

その物語のあらましは次のようである。
ドイツの鉱物学者が古文書を発見したところから冒険が始まる。
リンデンブロック教授は、学生アレックから贈られた溶岩の塊の中から、行方不明になったスウェーデンの探検家アルネ・サクヌッセムが「地球の中心」への行程を記したメッセージを発見した。
「アイスランドのスネッフェルス山の頂にある火口の中を降りていけば、地球の中心にたどり着くことができる」という趣旨のラテン語文が書かれていたのであった
教授と学生のアレックはスウェーデンの地質学者ゲタボルグ教授と話し合うべくその地へ向かったが、教授は何者かにより殺害されていた。リンデンブロックらも何者かに襲われたところをアイスランド人ハンスに助けられ、3人とゲタボルグ教授の未亡人カーラは、サクヌッセムの記した行程に従ってアイスランドの休火山の噴火口から地底に降りて行った。途中、これまで妨害を繰り返していたアルネ・サクヌッセムの子孫サクヌッセム伯爵と争いになるが、休戦して共に探検を続けることになった。一行は巨大キノコの森や、地底に広がる大海を越え、ついに「地球の中心」を通過。最後にたどりついたのは、伝説の島アトランティスの都の廃墟であった。
そして一行は最後に地底の火山の噴火の勢いに乗り地上へ生還したのであった。地下には滅んだはずの恐竜や火山や地底湖がそしてアトランティスの都の廃墟までもあった。これらはかっては存在したモノや今存在しているモノである。
地下世界は地上世界のパラレルワールドであった。

こんなふうに見てくると地面の下って意外と身近なんですね。そう言えば私たちが地面の下で育つ野菜をごく普通に食べていますよね。大根や長芋、ジャガイモなどですね。
地下世界は私たちのすぐ足元にあったのです。
これからは「地面の下」にも目を向けることにしましょうか。

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