SALUT!スイス★SALUT!KLAS

長野の北アルプスに囲まれてすごした中学3年間の山村留学を終え本物のスイスアルプスを臨む高校に入学したモトと家族の日記

帰寮直前の大学見学

2011-01-10 | 雑記
昨日、 冬休みを終えたmotoがスイスへ戻りました。

一昨日には、長野の山村留学先に帰村しているはずの弟Joが体調不良のため
自宅療養中で、 私は成田まで行かず家でmotoを見送りました。


スイスへのフライトの前日、強行スケジュールでしたが 
motoとふたりで秋田国際教養大学の見学に行きました。 

このタイトなスケジュールの中で、無理やり秋田へ行ったのは
motoにとっては 進級がかかってる次のタームに向けて
頑張りどころの「今」じゃないと 意味がないと思ったのと
羽田から秋田空港まで1時間。 自宅から大学までドアTOドアで正味2時間という
アクセスの良さがあってできたことでもあります。

秋田国際教養大学は、KLAS父母会の時の大学説明会で伺っていた通り
とてもすばらしい大学でした。
“予約しなくても、いつでも誰でも見学自由” ということではありますが
あえて、連絡して伺ったので、約2時間弱たっぷりと、そして隈なく
キャンパス内を丁寧に説明していただきました。
ほとんどの学生は冬休みで不在でしたが
タイミングよく在校生と歓談する時間も作っていただき、
motoの気持ちがどんどん引き込まれていくのが感じられました(^^

正直、今のmotoの学力では相当ハードルの高い大学です。
なんたって進級さえ不安な状況ですから(笑)

でも、そういう状況だからこそ、本人の目標や勉強の目的意識がなければ
きっと現状打開は難しいと。
いくら親が、沢山の言葉を並べて発破をかけたり励ましても
スイスに戻ってしまえば効力はないに等しい。

どうしても落とせない次のタームに向けて、moto自身の中に
「未来に向けての強い意志」が芽生えてくれたらいいな~と。

大学の方には、「まだ1年生。時間はたっぷりあるから今から頑張れば絶対入れるから
頑張って、ぜひ受験してください」と激励の言葉もいただき
motoは、「この大学を目標に」頑張る気持ちを固めたようです。


「大学って何するの? 別に行かなくてもいいんじゃん? 」と
言っていた以前のmoto。
私も大学は行っていないので、ある意味 行かなくてもそれなりの人生はあると
思っていますし、行かない選択もありです。

でも、「大学」というところが どういうところで、何をするために存在し
大学へ行くことで、その先の自分にどう繋がっていくのか?
彼は知らないで言っていたので、
まずは「大学そのもの知ること」がテーマでしたが
個人的には・・日本の大学のシステムにあまり魅力を感じられない中で、
この秋田国際教養大学は欧米の大学に限り無く近く、めざす価値を感じられる大学。

ここが目標になれば、未来の自分の為に 高校生の今、すべきことが何なのか。。。。
motoの視界も少し広がり焦点を絞ることが出来るのではないかと。

大学も就職もそれ自体がゴールではなく通過点ですが
どこをどう通過して進んでいくかは大事ですもんね。。。。


中1から自宅を離れて山村留学したmotoとは
離れて暮らすようになって4年目になります。

普段の日常では、そばにいない分 自立心は育っているはずと思いますが
親として介入すべきタイミングは 私なりにアンテナを張っています。
それが正しいかどうかは私にも分からないですけど(^^;
私は勉強を教えたりすることはできないですが、根本的な思考の部分に
プラスの刺激を与えられたらいいな~~ と思いながら
子供たちと接しています。


私はまったくもって教育ママごんタイプでもないですし
motoに優等生になってほしいわけでもないですが
とりあえず、本人が続けたいという意志がある以上
進級して、せっかく入った高校を何とか卒業して欲しいものだと・・

思えば・・・とても・・・ ささやかな願いです(^^