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ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

ようやく長雨も終わりが見えた!?ぶどうも終盤に。

2021-08-28 | 日記

いつもピッコロビーネのぶどうを食べていただいているみなさん。ありがとうございます。

8月12日から降り続いた雨ですがようやく終わりそうです。

今日はきれいに晴れ、気温は一気に上がり、山口市の最高気温は34.1℃まで上がりました。

気温は高すぎますが、もう少し早く晴れてほしかったです。

連続した雨で、皮の薄い昭平紅は半分以上の果粒が裂果。

さらに湿度がずっと高かったため、裂果した部分にカビが発生し、まともな房にはなりませんでした。

ただ、同じく皮が薄く裂果しやすいナガノパープルは、裂果を防ぐため、植えるときに根の周りをビニールで囲って外から水が入らないようにしたことでかなり裂果が抑えられました。

昭平紅も同じようにしておくべきだったと後悔。この冬に根の遮断方法を考えたいと思います。

こんな中、皆さんのおかげで、そのほかの品種の房は順調になくなり、残すところ我が家の庭のシャインマスカット、クイーンニーナ、涼香と第二農園のピオーネ、マニキュアフィンガーです。

ピオーネ以外はもう少し天気が続けば、しっかり糖度も上がってきます。

 


大雨警報が出ています>>>ぶどうの収穫ができません。。。

2021-08-14 | 日記

今日8月14日、12日から降り続き、九州、中国地方で洪水や土砂災害の危険が迫ってます。

わが地域でも、警報が発令中で時折激しい雨が降っています。

この度の雨でぶどうの糖度そのものが下がることはないですが、果粒に多くの水分を含んでいるので、食べた感じがやや水っぽく感じてしまします。梅雨明け以降、雨らしい雨は降っておらず、乾燥しきっていたので多少の雨は欲しかったのですが、これはもう降りすぎです。来週末までは雨の予報なのでどうしようもないです。

第2農園は水が溜まりやすい圃場だったので、できるだけ高畝にした栽培方法をとったのは正解でした。ただ、屋根掛けトンネルの隙間から降りこむ雨は避けられず、圃場は水浸しです。

雨の影響を大きく受けたのは昭平紅です。

この品種は皮がシャインマスカットより薄く、皮ごと食べても気にならなず。パリパリした食感が特徴です。

そのため、この度の雨を一気に吸って、裂果が始まりました。

(この写真は裂果前のものです。今は、ところどころ果粒の先端部分に裂け目が入ってしまいました。)

雨が続けば湿度も高く、腐敗しやすくなるのでできるだけ早く収穫したいところです。

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雨降り初めの12日に収穫しました。

マスカサーティーンはこの日に残り全部を収穫。

シャインマスカットは残りの半分を、ナガノパープルと昭平紅はこの日から収穫。

まだ採れませんが、マニュキュアフィンガーも色ずいてきました。

お願い、早く雨あがって。。。。。。


第2農園の収穫がそろそろできそうです。

2021-08-03 | 日記

第2農園には現在7つの品種を栽培しています。

BKシードレス、マスカサーティーン、マニキュアフィンガー、ピオーネ、シャインマスカット、昭平紅、ナガノパープルです。

このうち、マスカサーティーンの成熟が早く、本日(8月3日)の糖度が、高いもので17度で、色も黄色味がかってきました。

こんな感じです。

どの品種も一応糖度18度以上になれば収穫できますが、わが園では19度以上を目標にしてるので

マスカは今週末にいくつか収穫できるのではないかと思ってます。

その他の品種も糖度や熟れ具合を調べてみました。

シャインマスカット(マスカとよく似てますが、シャインの果皮は陶器ぽいつやがあり、いくぶんマスカット香が強め。)

シャインは15~16度であと1週間後くらいから少しずつ収穫できそうです。

ナガノパープル

これも15~16度です。

まだ、果軸の付け根がやや紫色で、付け根まで黒くなれば糖度も上がると思います。

昭平紅(しょうへいこう)

本来、全体的に薄紅色になるはずですが、先だけわずがに色づいてます。

色がきれいにつかないのは今年一気に頑張って房を付けすぎたせいだと反省。

糖度も14度くらいなので、色が薄くても糖度は十分上がるまで待ちたいので、収穫は2週間程度先になりそうです。

ピオーネ

品種がちがうのでは・・・と思うくらいきれいな「紅色」になってます。

本来は黒紫色の品種ですが、夜温が高いこの場所で作っているせいでしょうか?

もう少しは黒っぽくなると思います。

糖度は16度あるので、色はやや薄くても糖度は十分上がりそうな予感です。

ピオーネも今後、2週間程度でしょうか。

BKシードレス

色は黒っぽくなってきました。

糖度は15~16度です。

糖度調査で1粒食べてみました。昨年は味が薄めでやや物足りない感じだったのが、今年コクが感じられ果肉の端切れも良くなって

「この品種結構うまい!」とちょっと見直しました。

これはもう10日くらいで収穫初めでしょうか。

マニュキュアフィンガー

指先の爪にマニキュアを塗ったように細長い果粒の先がピンクがかった紅色になります。

地の色も黄色味に見えてもう収穫できそうですが、まだまだ酸味が強く糖度も低いです。

この品種が一番遅くなりそうで、いつ頃かまだ判断が付きません。

・・・・

ということで、どれもなんとか育ってます。

早い品種で今週末から、その他はお盆くらいから収穫できそうですよ。

 

 

 

 


がんばった紫玉も限界でした。

2021-08-03 | 日記

ぜんかいの記事「 いろいろな障害が起こってます。」で紹介した癌にかかてしまった紫玉は、

成熟を迎えたかと思うとあっという間に実が柔らかくなり始め、これでは一週間も持たないと判断して8月1日に全部収穫しました。

昨年、過去最高の出来栄えだったのが最後の頑張りだったのか、頑張らせたのがいけなかったのか・・・

我が家の紫玉を楽しみにしていただいてる方もいて、今年はお届けできず申し訳なく思ってます。

この紫玉、おつかれさまでした。

来年からは、3年目の新たな紫玉にバトンタッチです。

 

 

 

 


いろいろな障害が起こってます。

2021-07-20 | 日記

摘粒の見直しをしながら、それぞれの品種の袋を外してみると、病気ではない障害(対策のむつかしい生理的なもの)が見つかりました。

まず、我が家の庭で作っている紫玉です。

この紫玉は我が家で一番最初に作り始めた木で、およそ20年は立っていると思います。

以前から、幹にこぶができてぼこぼこになっていると思ってましたが、これは癌腫病という病気にかかっているようです。

昨年から一気に弱って、主枝の半分が枯れてしましました。

ことし残りの枝に何とか成らすことができたのですが、やはりここにきて力がなくなり、いくつかの房が房枯れになってしまい、

粒がボロボロ落ち始めました。もう今年が最後かもしれません。

昨年、この木の横に新しく紫玉の苗を植え、更新の準備をしています。

 

次はナガノパープル

この品種は、皮ごと食べられますが、皮が割れ「裂果」しやすくもあります。

そのため、根が雨水を吸わないよう、根の周りを掘ってビニールシートで囲い、水は灌水装置で自動的に行えるようにしていますが、

水やりの間隔がいけないのか、一部の房に裂果が起こりました。

これまで、1日1回15分の灌水でしたが、回数と量を減らし、2日1回10分にかえてみました。裂果が進むのか止まるのか見ながら、また間隔を変えていこうと思います。

 

次にマニキュアフィンガー

この品種はヨーロッパ系の品種で、ネットでもあまり栽培方法が書かれてません。GA処理して種無しにするとすごく長細くなるようです。

そのほか、ヨーロッパ系でよく発生する障害として「縮果症」(実の一部が枯れたように褐色にへこんでいく。病気ではない)がありますが、

この品種は特にひどく発生しました。

これは、根からの吸水と葉の蒸散のバランスが崩れ、果実から水分が失われることで起こる障害です。

果実が柔らかくなると発生しなくなります。

ただ、ここまで激しいと縮果症の粒が多くて、残った粒では房の形になりません。

これも来年の課題です。