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ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

2022年3月の作業:トンネル被覆始めました。

2022-03-06 | 日記

黄砂と花粉の季節です。

外の作業が辛い (☍﹏⁰)。

3月6日(日) 発芽前の防除を行って、我が家の庭(第一農園)のトンネル被覆をしました。

1 発芽前の予防散布

発芽前に黒とう病、晩腐病、うどんこ病の予防剤を散布しておくと、特に黒とう病は予防散布とトンネルの被覆をすればほとんど発生しなくなり、芽が出てからの防除の回数がぐーんと少なくなります。

少し芽が膨らみ、毛羽だって来た頃(萌芽(ほうが)期)が一番いいのですが、少し早く行いました。

2 芽傷(めきず)

芽があったところから、枝が出ていない部分や芽が出にくそうなところに芽傷(めきず)を入れます。

ぶどうは枝の先端部分は芽が出やすい性質があります。昨年の枝(結果母枝(けっかぼし))を短く切る短梢剪定(たんしょうせんてい)では、問題ないのですが、幼木など枝を長く残すとき、枝の基部の芽が発芽しないことがあるため、芽傷をいれると出やすくなります。

3月が芽傷を入れるのにちょうどいい季節です。

芽傷は芽の枝の先方向にノコなどで、軽く傷を入れます。

3 トンネル被覆

雨をよけて病気にかかりにくくするトンネル栽培。アーチ状の簡単なトンネルに薄い(0.05㎜)ポリシートを張っていきます。

雨をよけるだけでなく、シートを張ると保温効果もあって生育が早まります。

昨年、第一農園と第二農園を一緒の日に張ったところ、第二農園がかなり早く生育したので、今年は我が家の第一農園を早く張ることにしました。

4 粗皮はぎ

枝が太るにつれ、皮も厚くなってきます。その皮に中に、ハダニやカイガラムシなどの害虫がすみかとします。

そこで、その皮を剥ぐと枝につく害虫を減らすために、粗皮はぎを行います。

強く削りすぎると、傷つけるので注意です。

 

 


2022年ブドウのせん定

2022-01-10 | 日記

新年あけましておめでとうございます。

今年もピッコロビーネをよろしくお願いします。

庭のこぶしの芽が太陽の光を浴び、きらきら輝いています。

お正月は寒い1日でしたが、2日から日中は柔らかいひざしであたかたくなってきたので、ブドウのせん定を始めました。

まず、家の庭にある、シャインマスカット、クイーンニーナ、紫玉、涼香をせん定。

クイーンニーナの剪定前

紫玉のせん定後

それから、第2農園へ移動。

第2農園は1月2日に半分、1月8日に残り半分を行いました。

せん定は短梢せん定という、去年伸びた枝を2芽目程度残して切る方法を行います。

これは剪定前の状態

剪定前の枝を棚から降ろしてみました。(枝が下の土と同じ色合いなので見にくいですが・・)

切った後、棚に取り付けました。

長めに残した枝もあります。

1本のぶどうで切り落とした枝です。

第2農園8本で切り落とした枝たちです。

昨年、11月に「紅環(べにたまき)」という品種を植え付けました。

昨年マニキュアフィンガーがあまり良くなかったので、紅環と比較し、よければこれに変えていこうと思っています。

 

 

 


きれいな紅葉の中、排水対策始めました。

2021-11-21 | 日記

第2農園の昭平紅です。きれいに黄色く紅葉しています。

今年の雨で、特に昭平紅の果粒のほとんどが割れてしましました。

ナガノパープルは裂果しやすい特徴がわかっていたので、周囲から雨水が入らないよう根の周りをビニールで囲いましたが、昭平紅は栽培しているところが少ないので、どのくらいで裂果するのかわかりませんでした。

今回、収穫直前の長雨で割れたので、ナガノパープルと同じ性質があるようです。

植えてしまった後なので、全体をビニールで守ることはむつかしいため、根が雨水を吸わないよう、できるだけ根を遮断することにしました。

まず、畝の周りを深く掘って、水田で使う畔シートで囲って、根がそれ以上外に出ないよう考えました。

次に、屋根掛けトンネルの間から雨水が流れ込むので、落ちた雨水を外に排水できるよう、暗渠(あんきょ)排水という水路を掘って、排水パイプを受けていくことにしました。

トンネルの間にすべて入れる予定なので、全部で6列を今年中に工事したいと思います。

 


少しずつ秋色にかわってきました。

2021-10-21 | 日記

10月の気温がとても暖かいので、ぶどうの葉もいつまでも元気でしたが

ようやく寒さがやってきて、少しずつ落葉が見えてきました。

ぶどうにも冬眠というか、一定の低温を過ごす休眠期間が必要なのです。

なので、やっぱり季節どおりに気温が下がって、葉も落葉しないと新たなスタートが切れません。

ぶどうの葉の秋色は紅葉ではなく、枯れ葉色ですね。逆に紅葉するのは、何か木に異常があると思ってください。


今年のぶどうは終了!! 反省いろいろ、来年に向けて・・・

2021-09-13 | 日記

あっという間に今年のぶどうが終わりました。

少ない面積だから仕方ないですが、去年第2農園は初結果で、自宅園と合わせて、合計約60kgの収穫でしたが

今年2年目で、合計138kgと一気に倍以上の収穫量でした。

来年は全体で200kgはとれるように、がんばりたいと思います。

今年の反省は予期せぬ8月の長雨です。

収穫直前の降雨が一番よくないのにそれにあってしまいました。

皮の薄い昭平紅が裂果したのもそのせいです。

昭平紅は割れやすいことが分かったので、まわりから水がしみこまないよう、別の対策を考え中です。

その他については糖度が上がりやすいよう、乾きやすい状態をつくるため、畝を延長することにしました。

スコップで掘っては盛り上げ・・・2時間かけて昭平紅とナガノパープル以外の畝を大きくしました。

そして収穫後の肥料(お礼肥)をやりました。

また、今週末には台風がきそうなので、雨よけトンネルのビニールも取りました。