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ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

摘粒の見直しです。

2021-07-20 | 日記

昭平紅、ピオーネ、BKシードレスは少し多めに粒を残したことで、粒と粒がぎゅ~と押し合って、つぶれてしまいそうな房があります。

本来、袋掛けのまえにしっかり摘粒を済ませ、粒が大きくなってもいいように、粒と粒の間隔をあけておかなければいけないのですが、

どのくらい大きくなるか予想できなかったことがパンパンになった原因です。

面倒ですが、1つ1つ袋を外し、つぶれそうな粒を間引いていきました。

来年はこうならないよう、早いうちにしっかり間引いておきたいと思います。

 

昭平紅 間引き摘粒前と間引き後

ピオーネ 間引き後(色も結構ついてきました)

BKシードレス 写真では見にくいですが粒の大きさにばらつきがあります。

シャインマスカット 今年は開花の時が天気悪く、実の付きがばらついてます。

 


つぎつぎと軟化、着色が始まってきました。

2021-07-09 | 日記

7月に入ってから軟化が進み、着色が始まってきました。

青系品種では、マスカサティーンが早く6月28日、シャインマスカットは7月3日に早い房で軟化の始まり。

着色品種では、ピオーネが7月1日に、ナガノパープルが7月3日に着色を始めました。

青系の軟化開始、着色系では着色初めからおよそ40~50日で収穫できると思います。

昨年の収穫初めは紫玉で8月9日でした。今年の状況では昨年より1週間は早くなりそうです。

ピオーネの着色始まり。

ナガノパープルの着色始まり。


袋掛け終了。 紫玉着色始まる!

2021-06-27 | 日記

6月27日

全部の品種に袋掛けが終わりました。

自宅と第2農園あわせて10品種で約500袋がかかりました。昨年はまだ2年目の木が多く、

約230袋だったので倍以上の袋数です。

これは袋掛け前のナガノパープルとマニキュアフィンガーです。

細長いのがマニュキュアです。最初小さかったのが1粒の長さが3~5cmとかなり大きくなりました。

自宅の紫玉に色が付き始めました!

今日気が付いたので、実際の着色はじめは25日くらいと思います。

昨年より5日くらい早くなってます。

紫玉の昨年の収穫初めが8月9日だったので、今年は収穫も5日くらい早くなりそうです。

 


袋掛け始めました。

2021-06-20 | 日記

6月18~19日、梅雨の合間の晴れ間を使って袋掛けを始めました。

摘粒が終わった品種から順番に袋掛けをします。

袋は病気や害虫からぶどうを守る目的がありますが、もう一つの目的もあります。

ぶどうの果粒には「果粉(かふん)」という白い粉が表面につきます。

これを見て「農薬がついてる」と思わないでください。

この白い粉は、ぶどうの健康な証拠。自分の身を守るためブドウが作るろう部物質です。

この粉が病気にかかりにくく、鮮度を保つ目印です。

その果粉がとれないように守るのも袋の役割です。

なので、できるだけ早くかけてあげるといいのです。

18日に自宅の紫玉とクイーンニーナにかけました。

かけ方は、まず袋の中心にブドウの軸が来るようにします。

そして、左右から中心に袋の口を寄せていき、右端にある針金の入った部分を

真横にしてくるっと回し口全体を閉めます。

出来上がり。

紫玉に全部かけました。

19日に第2農園のBKシードレス、ピオーネに袋掛けをしました。

そのほかの品種は来週かけようと思います。

今このくらいに大きくなってます。

きたない指でごめんなさい、指と果粒の大きさを比較してみました。

BKシードレスです。

マスカサーティーンです。

マニキュアフィンガーです。

ナガノパープルです。

昭平紅です。

シャインマスカットです。


2回目ジベ処理が終わって摘粒しました。

2021-06-10 | 日記

6月4日にほとんどの房の2回目ジベレリン処理が終わり、果粒が大きくなってきたので、1房の形と大きさを整えるため、摘粒(てきりゅう)を行いました。

摘粒は1房の形、大きさを決める重要な作業です。

ブドウは立地条件(作る場所の気温、土壌条件など)で異なりますが、その品質(色、糖度など)を保つため、10a(1000㎡)当たりの収量は1200kg~1500kgぐらいが目安となります。

ぶどうラボk&kのある場所は、海抜数mのところで昼と夜の温度差が少ないため、1200kgぐらいが限界で、それ以上に収量を多くすると品質が悪くなります。

そこで着果させる房の大きさ、房数を収量は1200kg/10aぐらいになるよう計算して決めます。

1房500~550gとすると、通常1㎡あたり1.2kgなので2房程度しかつけることができないということになります。

小さくすれば多く残せますが、やはり1房500gのボリュームはほしいです。

まずは1房500g程度で円錐形~円筒形の形となり、粒どおしが密着するよう、小さいうちに摘粒を行うわけです。

摘粒前と後のBKシードレスです。卵型の形をしています。

 

つぎは同じくピオーネです。

 

これは昭平紅です。やや細長いのが特徴です。

 

これはシャインマスカットとマスカサーティーン