ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

袋掛け終了。 紫玉着色始まる!

2021-06-27 | 日記

6月27日

全部の品種に袋掛けが終わりました。

自宅と第2農園あわせて10品種で約500袋がかかりました。昨年はまだ2年目の木が多く、

約230袋だったので倍以上の袋数です。

これは袋掛け前のナガノパープルとマニキュアフィンガーです。

細長いのがマニュキュアです。最初小さかったのが1粒の長さが3~5cmとかなり大きくなりました。

自宅の紫玉に色が付き始めました!

今日気が付いたので、実際の着色はじめは25日くらいと思います。

昨年より5日くらい早くなってます。

紫玉の昨年の収穫初めが8月9日だったので、今年は収穫も5日くらい早くなりそうです。

 


袋掛け始めました。

2021-06-20 | 日記

6月18~19日、梅雨の合間の晴れ間を使って袋掛けを始めました。

摘粒が終わった品種から順番に袋掛けをします。

袋は病気や害虫からぶどうを守る目的がありますが、もう一つの目的もあります。

ぶどうの果粒には「果粉(かふん)」という白い粉が表面につきます。

これを見て「農薬がついてる」と思わないでください。

この白い粉は、ぶどうの健康な証拠。自分の身を守るためブドウが作るろう部物質です。

この粉が病気にかかりにくく、鮮度を保つ目印です。

その果粉がとれないように守るのも袋の役割です。

なので、できるだけ早くかけてあげるといいのです。

18日に自宅の紫玉とクイーンニーナにかけました。

かけ方は、まず袋の中心にブドウの軸が来るようにします。

そして、左右から中心に袋の口を寄せていき、右端にある針金の入った部分を

真横にしてくるっと回し口全体を閉めます。

出来上がり。

紫玉に全部かけました。

19日に第2農園のBKシードレス、ピオーネに袋掛けをしました。

そのほかの品種は来週かけようと思います。

今このくらいに大きくなってます。

きたない指でごめんなさい、指と果粒の大きさを比較してみました。

BKシードレスです。

マスカサーティーンです。

マニキュアフィンガーです。

ナガノパープルです。

昭平紅です。

シャインマスカットです。


2回目ジベ処理が終わって摘粒しました。

2021-06-10 | 日記

6月4日にほとんどの房の2回目ジベレリン処理が終わり、果粒が大きくなってきたので、1房の形と大きさを整えるため、摘粒(てきりゅう)を行いました。

摘粒は1房の形、大きさを決める重要な作業です。

ブドウは立地条件(作る場所の気温、土壌条件など)で異なりますが、その品質(色、糖度など)を保つため、10a(1000㎡)当たりの収量は1200kg~1500kgぐらいが目安となります。

ぶどうラボk&kのある場所は、海抜数mのところで昼と夜の温度差が少ないため、1200kgぐらいが限界で、それ以上に収量を多くすると品質が悪くなります。

そこで着果させる房の大きさ、房数を収量は1200kg/10aぐらいになるよう計算して決めます。

1房500~550gとすると、通常1㎡あたり1.2kgなので2房程度しかつけることができないということになります。

小さくすれば多く残せますが、やはり1房500gのボリュームはほしいです。

まずは1房500g程度で円錐形~円筒形の形となり、粒どおしが密着するよう、小さいうちに摘粒を行うわけです。

摘粒前と後のBKシードレスです。卵型の形をしています。

 

つぎは同じくピオーネです。

 

これは昭平紅です。やや細長いのが特徴です。

 

これはシャインマスカットとマスカサーティーン