アラフィフが見えてきた私と年の差育児

中学1年の娘と5歳の息子との育児や毎日の生活で感じたことを綴ります

『不育症』のこと

2009-08-08 12:50:37 | Weblog
今週始め、新聞に『不育症』の記事が載っていました。

流産経験がある人は4割。

年に8万人の計算になるそうです。

産婦人科に来た人だけでなく、健康診断に来た人に対して行なったアンケートのため、

信憑性のあるデータとのこと。

思ったより多い人数に驚きました。


流産するたびに、自分を責め、自分は母親になれないのかと泣いた日々。

医師の心ない一言に傷ついたこと。

肉体的にも精神的にも大きな苦痛を伴います。

私のような思いをしている人が他にもいるのかと思うと、胸が痛みます。

私は、2回流産したとき、もう繰り返すのは嫌だと、今自分ができることを考え、

不育症の検査をするため、神奈川の大学病院に行きました。

そこの大学病院では、「3回以上流産を繰り返さないと、厳密には不育症と言わないんだ」と

前置きした上で、遠くから来てるからと検査をしてくれました。

3回通院した結果、一つ引っかかった項目があり、薬を処方されました。


あの検査から約一年。

今年の2月に妊娠が分かり、妊娠7ヶ月になりました。

処方された薬は、妊娠したかも!?の時からずーっと飲み続けています。

周りの人に、「薬なんて飲んで大丈夫なの!?」って言われることもあります。

確かに胎児への影響を考えると、産まれるまでは不安もあるけれど、今の状態は自分で信じて選択したこと。

後悔しない。


私にとっても、新聞に載った不育症の記事は希望となりました。

私と同じように、心を痛めている人がいたら、是非検査してみて欲しいです。

ただ、インターネットや本などで、事前に詳しく調べる必要があります。

不育症のガイドラインはあるらしいけれど、専門医師は少ない上、

診療方針などは医師によって違うこともあります。

どの病院で検査を受けるか、誰を信じるかはすべて自分の責任。

特に、東北の場合はまだまだ情報量が少ないのが実状。

不育症の分野を専門的に研究している病院もほとんど無く、専門医師もいないと言われています。

もっと多くの人に知ってもらい、研究も進めば、検査もより受けやすくなるのではないかと思います。

無事に出産できたら、もっとこの気持ちが強くなるんだろうな。