子育てと学び BY 朝日学習館

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算数は学ばない

2014年10月24日 | 教育
算数はツールとして学ぶと伸びる。
五並べ・花札・トランプ(51・大富豪など)は、算数を理解するツールとして楽しいものの一つである。

算数は、基本的には整然とした数の並びかつ、整然とした決まりの単純系である。単純系に関わりすぎると、単純系を理解する思考力に固定化してしまう。

小学校低学年の九九の表を「九九を理解するための表」とみると極めて単純である。これがスラスラ言えても、思考力とは無縁の代物である。

子どもの脳は、複雑系を理解し思考出来る能力を持ちその利用を待ち望んでいる。一方、子どもを子ども扱いし子どもの脳を単純系の範囲に囲い込んでしまう教材は沢山あり、学習が九九の理解や加減乗除に終始する場合、子どもの脳は単純系の思考力に固定化してしまう。

ちょっと算数が苦手な子どもを持つと、保護者の方も一緒になって、目先の成績を上げようとするから一層、教科書の単純系の罠に陥ってしまう。算数が苦手なこどもでも保護者が頭をひねるような思考のレベルの高いパズルなどには、パパにできないことをやってやろうと粘り強くチャレンジする。そこに簡単なことを自ら解決する力を育てる突破口がある。簡単なことを教えられたら、もともと子どもは、一人でやろうとする気持ちや認知能力が高いのでいやになってしまう。教科書は定食、「はみだし」の豊富な学習でなければ、子どもの想像力は、羽根を伸ばさない。

九九の表は、少し拡大して利用すると、無限の想像力の広場だ。しかし、この国には子どもに数の想像で遊ばせるツールが貧困だ。一部にはインド算への傾倒もあるが、「九九の表」と検索すると、戦後70年変わらない九九の表が無尽蔵に出てくる。これを見ていると、OECDのPISAの国際的な学習到達度に関する調査において日本がハイレベルの結果を出しているということに国を挙げて慢心しているのではないかとさえ思える。

当館オリジナルの1000の段下敷は、0.1の段も1/10の段もある。毎回授業で唱えていると、0.01の段もスラット口から出てくるから不思議だ。小学生の代数分野は、お経の世界だ。繰り返し唱えていると、数は自然に膨らんでいく。


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