大きく育てるんだったら読書と体験 その1

子どもの興味関心に便乗しよう!　子どもに対する読書提案の形の一つ。

算数・国語・英語が出来るということを、親や教師の想像を超える大きな成長につなげるためには、豊かな読書を欠くことが出来ない。豊かな読書体験なしの学力は、偏差値で表す目に見える学力に過ぎないだろう。造花の花のようなものだろうか。

教壇に立つものにとって、英語や数学や国語の指導より読書指導ほど難しいものはないと私は考えている。もし、毎週数冊以上10年以上に渡り区切りなく読書を子ども達が楽しめるように指導することが出来るとしたら最高の指導者であろう。読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。当然ながら、読書指導においては、読んだ本に関する会話と最初は稚拙ながらも要約が必要である。

子どもの読書指導で大切なことは、子どもの興味関心に便乗する教師や親の力である。もし、子どもが電車に興味があるとする。そして、そこに便乗すると首都圏の地図や日本地図に関心が及ぶかもしれない。また、新橋・横浜間の日本最初の鉄道に話が及ぶかもしれない。さらには、いま世界に売込み中の日本の新幹線のことに話は及ぶかもしれません。

子どもの関心事に対して子どもと共に様々に選択肢を考えると、それに対応する本は沢山発見でき子どもの興味関心を発展させることが可能であろう。
子どもの興味関心に対しては、注意深くアンテナを伸ばし便乗したいものである。

ペーパーレス、色板遊び、立体遊びのパイオニア
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