「出水のツル」に瞬殺された件
11月22日(日)
ホテルを6時45分に出発し、一路、九州道を鹿児島に向かいます。
霧島を越え鹿児島空港の大地を降りれば、目前には雄大な桜島の姿が・・・と、期待しましたが残念ながら雲が多く、はっきりとは見えません。
桜島SAに立ち寄り、鶏飯(鹿児島風鶏茶漬け?)で朝食を済ませます。
なんやらかんやらで、9時ちょうどに平川動物園駐車場に到着です。
嫁を降ろし、俺はこれから出水市に向かいます。
時期は11月と言うことで、出水市には大陸からナベヅルの群れが訪れているはずです。
山口県周南市にも越冬地があり、毎年10羽程度が飛来していますが、出水はその何倍・・・失礼、何千倍ものツルが訪れる!!
と、聞いております。
ところで・・・
各地を観光する中で出水のツル飛来地の様に「○○が見られます」的なところは多々訪れていますが、大抵、期待の1/100、まあよくて半分ぐらいの結果です。
そんな訳で今回もハードルを上げ過ぎず、まぁ「100羽見られたら満足」ぐらいの低テンションで車を走らせます。
時間は10時過ぎ
鹿児島市内から1時間20分で出水市ツル飛来地付近に到着です。
国道から観測所に向かう交差点を曲がった瞬間、上空には3羽のツルの飛行が見うけられます。
ええっ、この時点で山口県の現飛来数(11/22現在)と同数なのです。
焦らず、車を走らせると、
道すがらの田畑でツルが何羽も確認できます。
到着前に、すでに山口県のツル飛来数の10倍ぐらいの感じです。
一旦、気を落ち着けましょう。
ツル観測所の駐車場で深呼吸し、観測所に向かいます。
2階展望室から向こうの田んぼを見渡せば・・・
ツル
ツルツル
ツルツルツルツルツルツルツル・・・・!!
出水市の皆さん、疑ってすみません。
圧巻のツルの群れです。
以前、バードウォッチング入門か何かで「ツルには帰巣本能があり、移植なんかしたって無駄」と聞いてはいますが、これだけ居れば何羽か連れて行けば、「来年間違えて周南に来るヤツがいても、いるんじゃね?」と期待を持つのも分かる気がします。
しばし・・・
ぼ~~~っと観察した後、瞬く間にお腹いっぱいとなります。
誤解と失礼な思考のお詫びも込めて出水の焼酎、ツルのぬいぐるみを手土産に購入です。
このまま帰ってもまだまだ暇なので、ツル観測所2階のパンフレット置場で見つけた「出水麓武家屋敷群」に寄って帰ることとします。
駐車場のすぐ脇には蕎麦屋もあるって、パンフレットにも書いています。
車で走ること20分。
少々迷いながらも「出水麓武家屋敷群」がある地区に到着です。
確か「水牛車」もあるとパンフレットに書いていましたが、駐車場前で第1水牛にあっけなく遭遇です。
どおやらテレビ取材があるようで、着物姿のタレントさん(誰かは不明)と水牛車関係者が撮影をしておられます。
そっと側を通り抜け、武家屋敷へ。
何軒かは屋敷内に入れるようなのですが、概ね「萩と一緒やろ」と金をケチり、入り口の雰囲気だけを楽しみます。
そうはいっても「一軒も見ないのはどうかな?」と思い出して、適当な何軒目かに入ろうとしたところ、「新型コロナ対策により県外を跨ぐ方の入場は厳に慎んでください」との張り紙があり、速攻、踵を返します。
そうそう、お蕎麦
スマホでチェックしたところ「耦祥庵(ぐしょうあん)」というお店です。
12時前ではありますが、有名店なら混むかも~~と訪れてみたところ・・・
「おしまい」
の看板が・・・
いやいやいや・・・
人気店とは言え12時前に終了とは・・・
「看板の掛け間違い説」も考えてみたのですが、ここはおとなしく退散することとします。
再び車に戻り、平川動物園を目指します。
行きは海沿いの国道3号線+南九州自動車道経由だったのですが、ナビ様は、帰りは国道328号線、つまり下道を通るルートで行けとの指示です。
昼食は道すがら適当に・・・と思っていましたが、結局、鹿児島市内でいつもの「ザボンラーメン」で済ませます。
14時ちょっと過ぎ。
平川動物公園に到着です。
では、ザックリ1周しておきますか。
さばんなちほー(笑)では、いつものキリン2頭、シロサイ、シマウマ、ダチョウの布陣です。
お友達のハヤテくんとクロサイは、今回は近づいてきてくれません。
ええっ、新型コロナも心配ですので、その方がいいです。
カバが可愛く迎えてくれます。
ピ~~~~ッ!!
反則!!
猛獣舎はいつものとおり。
いつも迷う、クロジャガーとクロヒョウは共にまどろんでおられます。
ホワイトタイガーは舌のしまい忘れです。
ホッキョクグマのカナさんが先日亡くなったことから、献花台が設置されています。
マレーグマは・・・今日も元気です。
ツキノワグマはブクブクブク・・・・と、謎の遊びをしています。
坂を下り、サルコーナーへ。
チンパンジーは高校生に遊んでもらっているやら、遊んでいるやら。
よく「展示動物をからかうな!」的なお話しはありますが、ここの住人は積極的に遊びに来るので、両者楽しんでいるみたいです。
小雨が降るなか、オランウータンは擬木の頂上で圧巻の存在感を醸し出しています。
シカ達をさらっと見た後、小獣舎を抜け、鹿児島の動物コーナーへ。
キツネとタヌキが撮りやすいんですよね、ココ。
マントヒヒはすでに撤収済みで、猿山は同居するバーバリーシープの楽園になっています。
ゾウもカワウソも撤収済みで、小雨降る中、足早に入り口付近に向かいます。
そういえばシロクマバスが新しく登場していました。
が、人がいっぱい並んでいるので、諦めて坂を駆け上がります。
売店でお土産を物色しつつ、今日も早めに車内で閉園を迎えます。
17時に平川を出発し、ホテルに着いたのは19時過ぎです。
今日の夕食は「居酒屋ばんや」さんです。
魚料理が美味しいとは聞いていましたが、どんなものやら。
まずは刺身盛り。今日はカワハギの肝刺しです。
名物の「かに甲羅グラタン」、「馬刺し盛り」、「馬筋煮込み」その他諸々
「カワハギ刺し」と「かに甲羅グラタン」は「魚料理of the YEAR」級の美味です。
故に、酒が進む進む!!
おかげで予算を大幅にオーバーして今日の活動は終了です。