〈別 名〉 「紅葛」
〈花言葉〉 「私を思って」「媚び」「誹謗」「傷」「不信」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
被子植物門 Magnoliophyta
双子葉植物綱 Magnoliopsida
キク亜綱 Asterdiae
アカネ目 Rubiales
アカネ科 Rubiaceae
アカネ属 Rubia
アカネ argyi
蔓性の茎の先に小さな花びらを反り返らせたアカネが、
道端に群がっております。
昔は、根を茜染めの染料に利用しました。
「あかね【茜】:
アカネ科の蔓性多年草。
山野に自生し、根は橙色。
茎は四角く中空でとげがあります。
各節に四葉を輪生し、秋、白色の小花をつけます。
根から染料を採ります。
生薬名を茜根せんこんといい、通経薬・止血薬。茜草。 (広辞苑)より
科名
アカネ科アカネ属
学名
Rubia argyi
Rubia akane Nakai
Rubia cordifolia L. var. mungista Miq.
薬効
鼻血や慢性気管支炎に効果があります。
季語 秋
アカネ(茜、Rubia argyi)はアカネ科のつる性多年生植物。
分布は中国、朝鮮半島、日本。
日本では本州、四国、九州に分布し、
路傍や林の縁などでよく見かけることができます。
根は乾燥すると赤黄色から橙色となり、
赤い根であることからアカネと名づけられたといわれております。
シノニムR. akane。
形態
四角い茎には細かいとげがあり、
葉はハート型で4枚輪生しますが、そのうち二枚は托葉が
変化したもので(偽輪生)実際は対生です。
見分けるには枝分かれを見ればよく、枝が出ている方向の葉と
その向かいの葉が本当の葉で、違う2枚が托葉の変化した葉です。
春になると根から芽を出し、成長します。
花期は夏から秋にかけてで、目立たない小さな花が咲きます。
晩秋には黒い果実をつけ、
冬にはほとんど地上部は枯れてしまいます。
アカネの花は多数分岐した枝の先に咲きます。
果実は1つ、たまに2つくっついてできます。
中には軟らかい果肉とやや硬い種子が一つ入っております。
種子からの発芽は大体2月下旬から3月ごろ。
利用方法
アカネの名は「赤根」の意で、その根を煮出した汁には
アカネ色素が含まれております。
これを使った草木染めが古くから行われており、茜染と呼び、
また、その色を茜色と呼ばれております。
このほか黒い果実も染色に使用できるといわれております。
現在では、アカネ色素の抽出には
同属別種のセイヨウアカネ(西洋茜、R. tinctorum)が
用いられることがほとんどです。
セイヨウアカネは常緑で、葉は細長く6枚輪生。
根が太く、アカネより収量が多い。
色素の構成物質がアカネとは若干異なります。
染色用途のほかには、秋に掘り起こした根を
天日で十分乾燥させたものを茜草根(せいそうこん)として、
生薬に用いられます。
アカネの文化
日本では紅花(ベニバナ)よりも古くから
赤色の染料として用いられておりました。
ヨーロッパでも昆虫学者のジャン・アンリ・ファーブルが
アカネ染色法の特許をとるなど、
近代まで染料として重要視されておりました。
学名(属名+種小名)Rubia argyi(Rubia akane)
名前の由来
・属名のRubiaはラテン語のruber(赤)に由来しております。
東西ともにこの仲間が赤い色素を取るのに用いられた事を
表わしているといわれております。
・黄赤色の根が茜染めの原料として使われた事に由来します。
茜色とは黄赤色または暗赤色を指し茜雲、
茜色の空など空 の色を形容する事が多い。
そして「あかねさす」は茜色に鮮やかに照り映える意から、
「日」「昼」「紫」「君」などにかかる枕詞 として使われました。
あかねさす日は照らせれどぬばたまの
夜渡る月の隠らく惜しも 〈万葉集169〉
あかねさす紫野行き標野(しめの)行き
野守は見ずや君が袖振る 額田王〈万葉集20〉
アカネの根の紅色素はプルプリンで古くは
石灰を媒染剤として染料に用いられました。
プルプリン (purpurin) は赤 または黄色の染料で
アカネ色素にアリザリンなどと共に含まれます。
エタノールに溶かすと赤く、
アルカリ性の水溶液に溶かすと黄 色くなります。
茜は藍と並んで世界最古の植物性染料で、
日本でも吉野ヶ里遺跡から茜染めの絹布が見つかっております。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
茜の花、今の時期晩秋になりますと茜の実が成ります。
楽しみですね。
〈花言葉〉 「私を思って」「媚び」「誹謗」「傷」「不信」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
被子植物門 Magnoliophyta
双子葉植物綱 Magnoliopsida
キク亜綱 Asterdiae
アカネ目 Rubiales
アカネ科 Rubiaceae
アカネ属 Rubia
アカネ argyi
蔓性の茎の先に小さな花びらを反り返らせたアカネが、
道端に群がっております。
昔は、根を茜染めの染料に利用しました。
「あかね【茜】:
アカネ科の蔓性多年草。
山野に自生し、根は橙色。
茎は四角く中空でとげがあります。
各節に四葉を輪生し、秋、白色の小花をつけます。
根から染料を採ります。
生薬名を茜根せんこんといい、通経薬・止血薬。茜草。 (広辞苑)より
科名
アカネ科アカネ属
学名
Rubia argyi
Rubia akane Nakai
Rubia cordifolia L. var. mungista Miq.
薬効
鼻血や慢性気管支炎に効果があります。
季語 秋
アカネ(茜、Rubia argyi)はアカネ科のつる性多年生植物。
分布は中国、朝鮮半島、日本。
日本では本州、四国、九州に分布し、
路傍や林の縁などでよく見かけることができます。
根は乾燥すると赤黄色から橙色となり、
赤い根であることからアカネと名づけられたといわれております。
シノニムR. akane。
形態
四角い茎には細かいとげがあり、
葉はハート型で4枚輪生しますが、そのうち二枚は托葉が
変化したもので(偽輪生)実際は対生です。
見分けるには枝分かれを見ればよく、枝が出ている方向の葉と
その向かいの葉が本当の葉で、違う2枚が托葉の変化した葉です。
春になると根から芽を出し、成長します。
花期は夏から秋にかけてで、目立たない小さな花が咲きます。
晩秋には黒い果実をつけ、
冬にはほとんど地上部は枯れてしまいます。
アカネの花は多数分岐した枝の先に咲きます。
果実は1つ、たまに2つくっついてできます。
中には軟らかい果肉とやや硬い種子が一つ入っております。
種子からの発芽は大体2月下旬から3月ごろ。
利用方法
アカネの名は「赤根」の意で、その根を煮出した汁には
アカネ色素が含まれております。
これを使った草木染めが古くから行われており、茜染と呼び、
また、その色を茜色と呼ばれております。
このほか黒い果実も染色に使用できるといわれております。
現在では、アカネ色素の抽出には
同属別種のセイヨウアカネ(西洋茜、R. tinctorum)が
用いられることがほとんどです。
セイヨウアカネは常緑で、葉は細長く6枚輪生。
根が太く、アカネより収量が多い。
色素の構成物質がアカネとは若干異なります。
染色用途のほかには、秋に掘り起こした根を
天日で十分乾燥させたものを茜草根(せいそうこん)として、
生薬に用いられます。
アカネの文化
日本では紅花(ベニバナ)よりも古くから
赤色の染料として用いられておりました。
ヨーロッパでも昆虫学者のジャン・アンリ・ファーブルが
アカネ染色法の特許をとるなど、
近代まで染料として重要視されておりました。
学名(属名+種小名)Rubia argyi(Rubia akane)
名前の由来
・属名のRubiaはラテン語のruber(赤)に由来しております。
東西ともにこの仲間が赤い色素を取るのに用いられた事を
表わしているといわれております。
・黄赤色の根が茜染めの原料として使われた事に由来します。
茜色とは黄赤色または暗赤色を指し茜雲、
茜色の空など空 の色を形容する事が多い。
そして「あかねさす」は茜色に鮮やかに照り映える意から、
「日」「昼」「紫」「君」などにかかる枕詞 として使われました。
あかねさす日は照らせれどぬばたまの
夜渡る月の隠らく惜しも 〈万葉集169〉
あかねさす紫野行き標野(しめの)行き
野守は見ずや君が袖振る 額田王〈万葉集20〉
アカネの根の紅色素はプルプリンで古くは
石灰を媒染剤として染料に用いられました。
プルプリン (purpurin) は赤 または黄色の染料で
アカネ色素にアリザリンなどと共に含まれます。
エタノールに溶かすと赤く、
アルカリ性の水溶液に溶かすと黄 色くなります。
茜は藍と並んで世界最古の植物性染料で、
日本でも吉野ヶ里遺跡から茜染めの絹布が見つかっております。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
茜の花、今の時期晩秋になりますと茜の実が成ります。
楽しみですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます