別 名 「子安草(こやすぐさ)」「一初草」「一八(いちはつ)」
「鳶尾」「逸初 とも書きます」(Roof iris)
花言葉 「使者」「付き合い上手」「火災」「火の用心」
季 語 仲夏
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
・五~六月、花茎の先端につぼみをつけ、
杜若に似た淡紫碧色の花を咲かせます。
・花中央のオシベの花柱が、鳶(とび)が木に止まって羽を休めている
様に見えることから、例えて、鳶尾草(とびおくさ)といわれております。
青紫色の花弁の中央に白いとさか状の突起があります。
・日本には中国より渡来。年代は正確に特定されておりませんが、
平安時代渡来され当時「和名抄」コヤスグサと呼ばれておりました。
『御湯殿ノ上ノ日記』(1563年)への記載が最古で、
観賞用として栽培されておりました。
子安草(コヤスグサ)の別名は、台風から屋根を守るといわれており
藁葺き屋根に植えられました。
このことから種名のtectorumは「屋根の」という意味で、英名も【roof iris】
火災のときに類焼を逃れる効果があるとされ茅葺屋根に植えていたのです。
・アヤメの仲間でいち早く花が咲くということから「一初草」と呼ばれ、
イチハツの名前が付いたと言われておりますが、実際一番早く咲くのは
シャガでイチハツは半月ほど遅れて咲きます。
文学
一八やしやがちちに似てしやがの花 蕪村 「新花摘」
小家葺て一八さきぬ二三本 三及 「何袋」
一八の白きを活けて達磨の画 正岡子規「季語別子規俳句集」
《基本情報まとめ》
・文目(あやめ)科。
・学名
Iris tectorum
Iris : アヤメ(アイリス、イリス)属
tectorum : 屋根の、屋根に生ずる
Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」の意味。
・開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で一番早く咲き出すので
この名前になりました。(一初草 → 一初)
・葉っぱの横幅が広く、花のところから白いとさか状の
もじゃもじゃが出ているのが特徴です。
葉っぱの先端はとがっておりますが、やわらかく、
さわっても痛くありません。
・乾いた土に生えます。
乾燥に強いため、昔は、かやぶき屋根の頂上部分にたくさん植えて
屋根を締め付けて守りました。
(火災、大風の魔除けの意味もあったのです)
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ウィキペディアその他より
必要に応じ加筆及び訂正致します。
「鳶尾」「逸初 とも書きます」(Roof iris)
花言葉 「使者」「付き合い上手」「火災」「火の用心」
季 語 仲夏
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・五~六月、花茎の先端につぼみをつけ、
杜若に似た淡紫碧色の花を咲かせます。
・花中央のオシベの花柱が、鳶(とび)が木に止まって羽を休めている
様に見えることから、例えて、鳶尾草(とびおくさ)といわれております。
青紫色の花弁の中央に白いとさか状の突起があります。
・日本には中国より渡来。年代は正確に特定されておりませんが、
平安時代渡来され当時「和名抄」コヤスグサと呼ばれておりました。
『御湯殿ノ上ノ日記』(1563年)への記載が最古で、
観賞用として栽培されておりました。
子安草(コヤスグサ)の別名は、台風から屋根を守るといわれており
藁葺き屋根に植えられました。
このことから種名のtectorumは「屋根の」という意味で、英名も【roof iris】
火災のときに類焼を逃れる効果があるとされ茅葺屋根に植えていたのです。
・アヤメの仲間でいち早く花が咲くということから「一初草」と呼ばれ、
イチハツの名前が付いたと言われておりますが、実際一番早く咲くのは
シャガでイチハツは半月ほど遅れて咲きます。
文学
一八やしやがちちに似てしやがの花 蕪村 「新花摘」
小家葺て一八さきぬ二三本 三及 「何袋」
一八の白きを活けて達磨の画 正岡子規「季語別子規俳句集」
《基本情報まとめ》
・文目(あやめ)科。
・学名
Iris tectorum
Iris : アヤメ(アイリス、イリス)属
tectorum : 屋根の、屋根に生ずる
Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」の意味。
・開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で一番早く咲き出すので
この名前になりました。(一初草 → 一初)
・葉っぱの横幅が広く、花のところから白いとさか状の
もじゃもじゃが出ているのが特徴です。
葉っぱの先端はとがっておりますが、やわらかく、
さわっても痛くありません。
・乾いた土に生えます。
乾燥に強いため、昔は、かやぶき屋根の頂上部分にたくさん植えて
屋根を締め付けて守りました。
(火災、大風の魔除けの意味もあったのです)
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