100704緊急国民財政会議04.flv
http://www.youtube.com/watch?v=JJV_V5_kdWI&feature=PlayList&p=E5E371CA80C71DC1&playnext_from=PL
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【●】Like a rolling bean (new) 出来事録 ■ 2010-07-05
「財源はいくらでもある!消費税増税は反対! 緊急国民財政会議」ご報告
(その2:後編)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10581753724.html
ひとつ前のエントリーとセットでお読みください。続きです。岩上
消費税を上げるということ自体でなく、着々と徴税する環境作りになる、と。
荒川
徹底的に徴収する、ということでしょう。
国税庁から言えば、やましいことがなければ払うから「公平を実現する」ということになるのだろう。
~~~
ここから質疑応答です。時間が押していたので短い枠で。
Q
選挙前なので、各政党の経済政策を簡単にご説明頂くことはできるか。
A
岩上
それは一覧の準備がないのと、おっしゃられるように、うっかりコメントをすると
公職選挙法で図画や図書の頒布を制限しているところに引っかかる可能性が
議論されている。
公職選挙法は明示されている部分以外の裁量が大きくて、今、インターネットで
ものを言うと、本来は「通信」だが、これはUst中継なので放送に入るという議論も
ある。あまり揚げ足を取られるのはまずい。
評価を含めた経済政策をすることには慎重にならざるを得ない。
もちろん、今日のように政権批判はできる。
菊池
政党ごと、そこまで整理していない。経済政策と言っても幅広いので…。
岩上
民主党と自民党が消費税増税に積極的。
みんなの党は渡辺さんのこれまでの話で「上げる」と言っていた。
Q
菊池先生の『消費税は0%にできる』で、郵貯の分がアメリカに行くとアメリカの赤字が
薄まると思った。友人などにもポイントかと思って本を勧めている。
消費税に目が向いているが郵貯については。
A
菊池
わたしは、郵政民営化は最初から大反対だった。
野口悠紀雄さんは「民営化はアナクロニズム」としていた。
郵政民営化の大前提の理屈が間違っている。
そもそも「官から民へ」。
300兆円を民に回して活性化というが完全に間違っている。
コイズミ構造改革の議論が始まって、民はお金があり余っていた。
民間企業ではお金の借入額と余りでは余りがずっと多かった。
これは、新聞にも出ている話。民に回しても使いようがない。
良いデータがある。と言っても実は産経新聞だが(笑)
2000~2009年度の民間銀行国内向け海外向け貸出のグラフでは、
国内は50~60兆円減って、海外は90~100兆円増えている。
主としてメガバンクが貸し剥がしをして海外に。
わたしは銀行屋だからわかる。金融庁が絞るしルールもある。
その結果、外に持っていかざるを得なかった。
特にメガバンクは地方から海外へ行った。
これが2005年頃から激しくなった。国内デフレ政策で海外に貸出し。
要するに大前提が間違っていたと立証された。
国内が締め付けられたがこれを民へ回しても海外に行く。
「官から海外へ」と言うべきであろう。
国債保有構造について、郵貯民営化はアメリカの要望。
1994年クリントン時代から規制改革要望書が出されている。
外務省の方からオバマになってから出ていないと聞いている。
いや、影で出されているなどという人もいあるが。
そしてこれはれっきとした外交文書。
不思議なことに日本政府は公にせず、タケナカさんは知らばっくれた。
麻生さん、中曽根弘文氏は存在は認めた。国会議事録がある。
ここで最も旗を振ったのは、ゴールドマン・サックス。
共和党は投資銀行の利害、財務長官にまでして反映させた。
分析をすると、まさに日本の国債の800兆のうち1/3は郵貯かんぽから。
アメリカの債務構造を安定化させたいということはある。
「アメリカの国債は買ってあげるがちゃんと表から言って来て」と
亀井さんも言っている。場合によっては売ることも。
郵政民営化で100%外資になれば、期日がくれば(今年度100兆円)、
その幹事行はゴールドマン・サックスだと大塚副大臣も言っているが、
その株の売却をストップした。国家の大危機が回避された。
郵政法案は衆議院の共通政策であり、あれは民主党案。原口案であり
大塚副大臣のところで10回以上検討して議事録もある。
いろいろな意見が出ていた。
何が問題か。民主党が変わってきている。
岡田克也時代は、タケナカ案に対して民主党の意見を出している。
「生活が第一」なら国内に使わなくては。
そして郵政のネットワークは、都内では分かりにくいが地方では社会基盤である。
メガバンク、さらに信金なども地方からは引き上げている。
民主党が変わってそういう(郵政)案が出てきた。
4月末に案が出て、仙石さんや前原さん、特に仙石さんが「おかしい」と。
亀井さんが「仙石は2週遅れているんじゃないか」と。
わたしは「なるほど」と思った。
民主党案はあの人たちは反映していなかった。その結果、閣僚懇談会でも
反対が出なかった。
「生活が第一なのになんであんなこと」と言われたそうだ。
ではあの法案は?
地方の開発。財投もいいことをやっていけばいい。ハブ空港もない。
民間投資でそのままそういうものが出るか?デフレで。リスクの半分を
官と民で取り分けるなど社会基盤の再構築が必要。
今日、菅さんが言った、「社会基盤が充実してくれば、豊かになり税収が上がる」、
これは神野直彦さんの「わかちあいの経済学」にもあった。
民主党は「生活が第一」から理念が変わってきている。
マスコミが正しく伝えようとしない。
理解していないのかしようとしないのかあるいは・・・。
地方ではみんな分かっていますから。
民主党の中でも大多数はそうしたことは分かっていると思う。
分かっていないと選挙に勝てない。
岩上
みんなの党は郵政改革法案は否定して、郵貯の資産を売却すると言っている。
ジェラルド・カーティスも(CIA関係者と言われているが)、
「みんなの党と組むんだ」と言っている。
カーティス氏はみんなの党を「市場を理解している素晴らしい党」などと言っている。
これと組めばと、枝野さんなどに話している。こういうところを見ていく。
Q
みんなの党の渡辺さんなど政府紙幣の発行と言っていた。
私見では、彼は利用されている?
亀井さんなども政府紙幣ではないが、日銀の国債引き受けなど実質的に発行の
ようなことを言っている。
財源がいくらでもあるという中で、確保の中で自ら国が権利を行使して
発行するという解決手段はあるか?
A
菊池
政府紙幣発行に反対。尋常な考えでない。
量的に、ただでお金が欲しい、日銀が国債を持てばただで発行できることになる。
政府が利息を日銀に払う。日銀はお金を刷っている。
剰余金として国庫に収める。
ましてや政府紙幣は歴史的にも混乱するだけだった。
亀井さんの「引き受け」とは、多分次のようなことではないか。
大恐慌と昭和恐慌の例。
その昭和恐慌の後、国債発行し日銀が買い取っていた。即効性があり金利が半分に。
アメリカ大恐慌の際には、政府が新国債を出してFRBが市中の既発債を買い取って
実質引き受け。それによって市場機能を生かしながらやった。
この考え方。アメリカでは14年間で短期・長期利回り変わらずやってきた。
アメリカは金も持っていた。
日本も100兆の補正予算を組んだらどうか。
根拠は配布資料の1ページ。政府短期証券100兆円を市場に、金融機関が買い取って
外貨準備になっている。
我々の預貯金がアメリカの国債を買ったことになる。
1999年9月までは政府短期証券は日銀が買い取っていた。それでアメリカ国債。
だからそれまでは我々の預貯金で買っていたのではなかった。
だから、我々の預貯金が100兆円召し上げられて国内で回らない。
どうするか。
原資は預貯金。建設国債10兆円を出したら日銀は市中の政府短期証券を買う。
これで帳尻があう、これで預貯金は建設国債に回る。
これで1999年前の姿に戻る。
アメリカ国債は現実論として売れない。中国でも売れない。
売らずに済んで我々の預貯金がまわる。
また、緊急補正予算。財源。
金利があがるというが、日銀と明約を結んでいく。
菅さんは「日銀との対話」と言っている。
また、「国家ビジョンの会」というのがあり、2月23日、日銀総裁に会った。
政府が有効需要を喚起していくのは政策上可能と。
マーケットのほうは「日銀はカネを出せ」。これは間違い。出すだけでない。
デフレの時に財政を締めて金融だけを緩めるのがコイズミ・タケナカの悪さ。
投資銀行に集まった。マネタリスト。10年たってもデフレ解消しない、
NYの人は、投機マネーの1/3は日本から来ていると。
日銀を緩める、というが、有効需要を喚起するという政策がなければ、
海外に行ったり博打になる。
日銀が慎重なのはかつてのマネタリストの失敗のことがある。
岩上
この会場は明日の9時までだそうですよ(笑)
Q
わたしは貧困に関する活動をしている。こういう会場に来るのは珍しい。
ぜひ、貧困の学習会でこの話をしてほしい。
経済が分からなくて貧困が続く。
これで消費税が10%になったら国民のほとんどが死んでしまう。
国民会議を出前してください!
とてもいいデータをもらったのでネットにも展開したい。
岩上
もちろん出前もします。今日の話はぜひ広めてほしい。
国民全体に広げて欲しい。Tw、ブログ、Ustに。
それに、ここでの話については著作権がない。
「消費税は0%にできる」はダイヤモンド社から出ている。
菊池
大学で教えていると、若い人は未来に失望している。
その根本は緊縮財政。
日本は金持ち国家。267兆円も貸しているというと「そんなの初めて聞いた」、と。
みんな日本は借金国だと思っている。
マスコミは対外債権国だと一切書いていない。大問題。
「そんなにお金があるのにどうして日本で使わないのか」
国債だってちゃんと発行すればいい。政府が潰れないやり方などいくらでもある。
Q
経営者の側の給与を増やしたいが株主の配当に、というお話があった。
この点を財政政策で変えられないか。
正規雇用者の給与分控除などはどうか?
A
菊池
いいご質問です。
今年の3月4日に、自見庄三郎さんが参議院予算委員会で言っている。
韓国では正規社員を雇ったら税額控除を検討していると。
同じ時期に韓国の国会で通った。
菅さんも「勉強する」と。
政府投資で民需喚起。そこでは正規社員を増やすという条件をつけるよう言いたい。
自見庄三郎さんがそうしたことをおっしゃっている。大変に含蓄が深い方。
政府投資でデフレ解消、非正規社員を法律で全廃、しっかりさせる。
郵政でも正規社員を増やそうと亀井さんもしている。
あれだけで2000億円くらい収益にマイナスというが、2000億円は安いもの。
正規社員になれば結婚できる、消費する、住宅もでしょう。
2~3年、大きく変わる。
2000億円の収益が減って1000億円税金が減るがそれだけ投資するよりよほど効果。
福島さんが今朝そんな意見を言っていた。
非正規全廃は政党のスローガンにもある。
政府投資を出すなら正社員増やす、非正規撤廃。
税収が上がらないのは非正規が増えていることにある。
===
もう一度、この2つのエントリーについて。
これは当日のイベントの内容をメモしたものです。
個人の見解、というよりは感想は色分けで示しています。
コピーレフトですので、改変なき転載大歓迎です。ぜひよろしくお願いします
★詳細はURLをクリックして下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=JJV_V5_kdWI&feature=PlayList&p=E5E371CA80C71DC1&playnext_from=PL
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【●】Like a rolling bean (new) 出来事録 ■ 2010-07-05
「財源はいくらでもある!消費税増税は反対! 緊急国民財政会議」ご報告
(その2:後編)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10581753724.html
ひとつ前のエントリーとセットでお読みください。続きです。岩上
消費税を上げるということ自体でなく、着々と徴税する環境作りになる、と。
荒川
徹底的に徴収する、ということでしょう。
国税庁から言えば、やましいことがなければ払うから「公平を実現する」ということになるのだろう。
~~~
ここから質疑応答です。時間が押していたので短い枠で。
Q
選挙前なので、各政党の経済政策を簡単にご説明頂くことはできるか。
A
岩上
それは一覧の準備がないのと、おっしゃられるように、うっかりコメントをすると
公職選挙法で図画や図書の頒布を制限しているところに引っかかる可能性が
議論されている。
公職選挙法は明示されている部分以外の裁量が大きくて、今、インターネットで
ものを言うと、本来は「通信」だが、これはUst中継なので放送に入るという議論も
ある。あまり揚げ足を取られるのはまずい。
評価を含めた経済政策をすることには慎重にならざるを得ない。
もちろん、今日のように政権批判はできる。
菊池
政党ごと、そこまで整理していない。経済政策と言っても幅広いので…。
岩上
民主党と自民党が消費税増税に積極的。
みんなの党は渡辺さんのこれまでの話で「上げる」と言っていた。
Q
菊池先生の『消費税は0%にできる』で、郵貯の分がアメリカに行くとアメリカの赤字が
薄まると思った。友人などにもポイントかと思って本を勧めている。
消費税に目が向いているが郵貯については。
A
菊池
わたしは、郵政民営化は最初から大反対だった。
野口悠紀雄さんは「民営化はアナクロニズム」としていた。
郵政民営化の大前提の理屈が間違っている。
そもそも「官から民へ」。
300兆円を民に回して活性化というが完全に間違っている。
コイズミ構造改革の議論が始まって、民はお金があり余っていた。
民間企業ではお金の借入額と余りでは余りがずっと多かった。
これは、新聞にも出ている話。民に回しても使いようがない。
良いデータがある。と言っても実は産経新聞だが(笑)
2000~2009年度の民間銀行国内向け海外向け貸出のグラフでは、
国内は50~60兆円減って、海外は90~100兆円増えている。
主としてメガバンクが貸し剥がしをして海外に。
わたしは銀行屋だからわかる。金融庁が絞るしルールもある。
その結果、外に持っていかざるを得なかった。
特にメガバンクは地方から海外へ行った。
これが2005年頃から激しくなった。国内デフレ政策で海外に貸出し。
要するに大前提が間違っていたと立証された。
国内が締め付けられたがこれを民へ回しても海外に行く。
「官から海外へ」と言うべきであろう。
国債保有構造について、郵貯民営化はアメリカの要望。
1994年クリントン時代から規制改革要望書が出されている。
外務省の方からオバマになってから出ていないと聞いている。
いや、影で出されているなどという人もいあるが。
そしてこれはれっきとした外交文書。
不思議なことに日本政府は公にせず、タケナカさんは知らばっくれた。
麻生さん、中曽根弘文氏は存在は認めた。国会議事録がある。
ここで最も旗を振ったのは、ゴールドマン・サックス。
共和党は投資銀行の利害、財務長官にまでして反映させた。
分析をすると、まさに日本の国債の800兆のうち1/3は郵貯かんぽから。
アメリカの債務構造を安定化させたいということはある。
「アメリカの国債は買ってあげるがちゃんと表から言って来て」と
亀井さんも言っている。場合によっては売ることも。
郵政民営化で100%外資になれば、期日がくれば(今年度100兆円)、
その幹事行はゴールドマン・サックスだと大塚副大臣も言っているが、
その株の売却をストップした。国家の大危機が回避された。
郵政法案は衆議院の共通政策であり、あれは民主党案。原口案であり
大塚副大臣のところで10回以上検討して議事録もある。
いろいろな意見が出ていた。
何が問題か。民主党が変わってきている。
岡田克也時代は、タケナカ案に対して民主党の意見を出している。
「生活が第一」なら国内に使わなくては。
そして郵政のネットワークは、都内では分かりにくいが地方では社会基盤である。
メガバンク、さらに信金なども地方からは引き上げている。
民主党が変わってそういう(郵政)案が出てきた。
4月末に案が出て、仙石さんや前原さん、特に仙石さんが「おかしい」と。
亀井さんが「仙石は2週遅れているんじゃないか」と。
わたしは「なるほど」と思った。
民主党案はあの人たちは反映していなかった。その結果、閣僚懇談会でも
反対が出なかった。
「生活が第一なのになんであんなこと」と言われたそうだ。
ではあの法案は?
地方の開発。財投もいいことをやっていけばいい。ハブ空港もない。
民間投資でそのままそういうものが出るか?デフレで。リスクの半分を
官と民で取り分けるなど社会基盤の再構築が必要。
今日、菅さんが言った、「社会基盤が充実してくれば、豊かになり税収が上がる」、
これは神野直彦さんの「わかちあいの経済学」にもあった。
民主党は「生活が第一」から理念が変わってきている。
マスコミが正しく伝えようとしない。
理解していないのかしようとしないのかあるいは・・・。
地方ではみんな分かっていますから。
民主党の中でも大多数はそうしたことは分かっていると思う。
分かっていないと選挙に勝てない。
岩上
みんなの党は郵政改革法案は否定して、郵貯の資産を売却すると言っている。
ジェラルド・カーティスも(CIA関係者と言われているが)、
「みんなの党と組むんだ」と言っている。
カーティス氏はみんなの党を「市場を理解している素晴らしい党」などと言っている。
これと組めばと、枝野さんなどに話している。こういうところを見ていく。
Q
みんなの党の渡辺さんなど政府紙幣の発行と言っていた。
私見では、彼は利用されている?
亀井さんなども政府紙幣ではないが、日銀の国債引き受けなど実質的に発行の
ようなことを言っている。
財源がいくらでもあるという中で、確保の中で自ら国が権利を行使して
発行するという解決手段はあるか?
A
菊池
政府紙幣発行に反対。尋常な考えでない。
量的に、ただでお金が欲しい、日銀が国債を持てばただで発行できることになる。
政府が利息を日銀に払う。日銀はお金を刷っている。
剰余金として国庫に収める。
ましてや政府紙幣は歴史的にも混乱するだけだった。
亀井さんの「引き受け」とは、多分次のようなことではないか。
大恐慌と昭和恐慌の例。
その昭和恐慌の後、国債発行し日銀が買い取っていた。即効性があり金利が半分に。
アメリカ大恐慌の際には、政府が新国債を出してFRBが市中の既発債を買い取って
実質引き受け。それによって市場機能を生かしながらやった。
この考え方。アメリカでは14年間で短期・長期利回り変わらずやってきた。
アメリカは金も持っていた。
日本も100兆の補正予算を組んだらどうか。
根拠は配布資料の1ページ。政府短期証券100兆円を市場に、金融機関が買い取って
外貨準備になっている。
我々の預貯金がアメリカの国債を買ったことになる。
1999年9月までは政府短期証券は日銀が買い取っていた。それでアメリカ国債。
だからそれまでは我々の預貯金で買っていたのではなかった。
だから、我々の預貯金が100兆円召し上げられて国内で回らない。
どうするか。
原資は預貯金。建設国債10兆円を出したら日銀は市中の政府短期証券を買う。
これで帳尻があう、これで預貯金は建設国債に回る。
これで1999年前の姿に戻る。
アメリカ国債は現実論として売れない。中国でも売れない。
売らずに済んで我々の預貯金がまわる。
また、緊急補正予算。財源。
金利があがるというが、日銀と明約を結んでいく。
菅さんは「日銀との対話」と言っている。
また、「国家ビジョンの会」というのがあり、2月23日、日銀総裁に会った。
政府が有効需要を喚起していくのは政策上可能と。
マーケットのほうは「日銀はカネを出せ」。これは間違い。出すだけでない。
デフレの時に財政を締めて金融だけを緩めるのがコイズミ・タケナカの悪さ。
投資銀行に集まった。マネタリスト。10年たってもデフレ解消しない、
NYの人は、投機マネーの1/3は日本から来ていると。
日銀を緩める、というが、有効需要を喚起するという政策がなければ、
海外に行ったり博打になる。
日銀が慎重なのはかつてのマネタリストの失敗のことがある。
岩上
この会場は明日の9時までだそうですよ(笑)
Q
わたしは貧困に関する活動をしている。こういう会場に来るのは珍しい。
ぜひ、貧困の学習会でこの話をしてほしい。
経済が分からなくて貧困が続く。
これで消費税が10%になったら国民のほとんどが死んでしまう。
国民会議を出前してください!
とてもいいデータをもらったのでネットにも展開したい。
岩上
もちろん出前もします。今日の話はぜひ広めてほしい。
国民全体に広げて欲しい。Tw、ブログ、Ustに。
それに、ここでの話については著作権がない。
「消費税は0%にできる」はダイヤモンド社から出ている。
菊池
大学で教えていると、若い人は未来に失望している。
その根本は緊縮財政。
日本は金持ち国家。267兆円も貸しているというと「そんなの初めて聞いた」、と。
みんな日本は借金国だと思っている。
マスコミは対外債権国だと一切書いていない。大問題。
「そんなにお金があるのにどうして日本で使わないのか」
国債だってちゃんと発行すればいい。政府が潰れないやり方などいくらでもある。
Q
経営者の側の給与を増やしたいが株主の配当に、というお話があった。
この点を財政政策で変えられないか。
正規雇用者の給与分控除などはどうか?
A
菊池
いいご質問です。
今年の3月4日に、自見庄三郎さんが参議院予算委員会で言っている。
韓国では正規社員を雇ったら税額控除を検討していると。
同じ時期に韓国の国会で通った。
菅さんも「勉強する」と。
政府投資で民需喚起。そこでは正規社員を増やすという条件をつけるよう言いたい。
自見庄三郎さんがそうしたことをおっしゃっている。大変に含蓄が深い方。
政府投資でデフレ解消、非正規社員を法律で全廃、しっかりさせる。
郵政でも正規社員を増やそうと亀井さんもしている。
あれだけで2000億円くらい収益にマイナスというが、2000億円は安いもの。
正規社員になれば結婚できる、消費する、住宅もでしょう。
2~3年、大きく変わる。
2000億円の収益が減って1000億円税金が減るがそれだけ投資するよりよほど効果。
福島さんが今朝そんな意見を言っていた。
非正規全廃は政党のスローガンにもある。
政府投資を出すなら正社員増やす、非正規撤廃。
税収が上がらないのは非正規が増えていることにある。
===
もう一度、この2つのエントリーについて。
これは当日のイベントの内容をメモしたものです。
個人の見解、というよりは感想は色分けで示しています。
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