LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

日野コンテッサ900スプリント(4)

2012年03月29日 10時00分53秒 | モデルカー製作記
お待たせしました。ついにボディに色がつきました!

下塗りまではいろいろと面倒な作業が多いんですが、下地がつるっと決まってしまえば、色塗りの作業自体は非常に簡単。1/43のロードカーの場合は、半日あれば終わっちゃいます。

↑トップ画像はボディカラーを2度吹きして、クリアーも1回吹いたところ。まだあんまりツヤは出てないんですが、メタリックの粒子が光っちゃってツヤがあるみたいに写っちゃってます。
コンテッサ・スプリントのボディカラーは、ちょっと青みのあるキレイなメタリックグリーンです。ほんとは実物をこの目で見てから調色しかったんですが、ここんとこヒジョーに忙しくて、八王子まで出かける時間がどうしても取れなかったので、CG誌の記事などを参考に色を決めました。

なかなか調色の難しそうな色味ですが、Mr.カラーGX205「GXメタルグリーン」に「色の源シアン」を少々加えたら、ほぼイメージどおりの色になってくれました。ウチのモニターだと実物よりもちょっと青みが強く見えてますが、肉眼で見る限りバッチリな感じです。メタリックのキラキラ感は、実物よりもちょっと強めですが、モデルカーとしてはこれくらいの方がむしろメタリックらしくてイイかと。
GXメタリック・シリーズはメタリック粒子が繊細で適度な光輝感があり、とてもキレイな塗り上がりになります。メタリックフェチな私の最近のお気に入り塗料です。



↑クリアーは例によってガイアカラーEXクリアーを使ってます。レベリングシンナーで約3.5倍に希釈したのを、小さめなボディなので一度に約12cc、1時間おきに4回吹きました。デカールが無いので、吹くそばから乾燥機で加熱してガンガン乾かしてます。…と言っても、乾燥機は外気温とほとんど変わらない塗装ブースに置いてあるので、乾燥機の中の温度は暖房の効いた室温と同じくらいでしょうかね。

この状態で24時間ほど乾燥させて、カチンカチンになったクリアー表面を1500番のフィニッシングペーパーで研ぎ出したのが上の写真。全面くまなく研いで磨りガラス状態にしちゃいます。カド部分の下地の露出も無く、イイ感じに研ぎ出すことが出来ました。私の場合、4回吹きだとまず下地が出ることはありません。たまに3回で誤摩化そうとすると必ずカドが出ちゃうので、4回吹きは必須なんです。





↑研いだ上からクリアーをオーバーコート。ここでホコリが付くとここまでの努力と幸運が一発でパーですから、しつこいくらいにホコリを払ってから、呼吸を止めて一気にクリアーを吹きます。別に息まで止めなくても良いようなもんだけど、なんかクセになってるんですね。デカいものを塗るときは酸欠になりそうになります。
吹き始めの瞬間のキリキリした緊張感と、それが弾けた瞬間の開放感。知らず知らずのうちに「よっしゃー!」とか口走っていたりします。ハタから見ていたらかなりバカっぽいかも(笑)。

オーバーコートの乾燥は加熱せず、外気温でゆっくりと乾かします。吹き付け直後の液体表面の光沢がなるべく失われないように。まあどうしても塗膜の収縮である程度はツヤも後退しますが、
6時間ほどおいて撮ったこの写真でも、側面の反射で光沢の具合がお判りいただけるかと。今回はかなり上手くいってます。これならコンパウンド磨きは楽が出来そうですよ。

ボディはこのまま枯れさせておいて、次回はシャシー/インテリアを一気にやっつけちゃいましょう。おっとその前にメルセデスのボディも塗らないと。忙しい忙しい。

→このキットのご購入はこちらでどうぞ。


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2 コメント

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お邪魔します (alchemy)
2012-03-29 18:16:59
おお~、スゲー(笑)メチャクチャ綺麗ですね。あの後、2011/10月号のCGを買って読みました。実車の歴史や経緯がわかって、読んでて面白かったです。ヤバい、キットが欲しくなりました。(笑)
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Unknown (kitazawa)
2012-03-30 11:01:36
最近のCG誌はメーカー別特集が充実していてイイですよね。キットもぜひ手に入れちゃってください。なにしろ少量生産ですから。
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