LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フェラーリGTO(1)

2006年05月09日 10時27分48秒 | モデルカー製作記
インフィニティでさんざん盛り上がっておいて、いきなりコレです(笑)。
期待してた人、ゴメンネ。今回は1/43の順番なんですよ。

BBRのフェラーリ250GTOです。まさにエンスーの王道を行くアイテムでしょ? 
62年のルマンに出場した、カーナンバー17。ボディカラーは明るいメタリックブルーに、白のストライプ。色はフェラーリとしちゃ「ハズシ」系。
シャシーナンバー3223GTで、エクスペリメンタルと明記されていますから、GTOのプロトですね。ダックテールが小さいのが特徴です。

このキットは5年くらい前に、とあるクライアントの方から戴いたもの。
実は私、BBRのキットをほとんど買ったことがありません。塩ビの平板を外から貼るウィンドウが大嫌いだったからです。
特にこういう旧い車の場合、フロントウィンドウのカーブがきつくて、キレイに貼るのが大変難しいし、接着剤の選択を誤ると完成後数年でぺろん!と剥がれてくるのも嫌なんだよなー。

ところが、個人のお客様の注文品や「モデルアート」誌の連載でBBRのキットも数をこなしたお陰で、外貼り窓(私は「無理窓」って呼んでます)に対するアレルギーがだんだん無くなってきました。
ホームページやブログの読者の皆さんから、外貼り窓のやり方が判らなくて困ってる、という御質問をよくいただくので、ここらでキチンとお見せしておくのも良いんじゃないかな、と思い、コイツを作ってみることにしました。

窓の事を除けば、BBRってなかなか良いキットですよね。モールドはきれいだし、気泡はほとんど無いし、レジンがウレタンじゃなくてエポキシなので重量感もあるし。

写真のボディは、バリ取りや下穴開けがおおよそ終わった所。面白いなあと思ったのは、ボディのあちこちに意味不明の凹凸のモールドがあったり、エンジンフードのスジ彫りが。あちこち途切れていたりする事。
実車はこんな風になって無いだろ?と首を捻っていたんですが、なんとこれ、白いストライプを貼る時の位置決め用のモールドでした。

さすがは完成品中心メーカー! でも、我々「作る人」にとっては大きなお世話っちゅー感じですな。
もちろん不要な出っ張りは除去、凹みは埋めちゃいます。
今回もサクサク行くぞー!



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3 コメント

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メタリックでブルー (YAMA-Z)
2006-05-10 01:10:34
見事に期待を裏切られた車種選択に脱帽です。でもフェラーリ250GTOには、期待がいっぱいです。それに塗色はメタリックブルー白のストライプ、またまたやられっぱなしです。(笑)

メタリック系のボディーカラーは、面が立体的に見えて見栄えがとってもいいので大好きなのですが、キレイに仕上げるのが難しいですよね?下地が均一になってないのが丸見えになってしまったことがありました。塗装でも、均一なメタリックが出せずにボッテリ厚塗りになったしまったり、クリヤーコートをしたらマダラのメタリックに・・・(涙)まさにメタリックでブルーです。
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狂喜乱舞です (田野中)
2006-05-10 04:36:55
いやはや、BBSでも250GTOの話題があがっていましたし、渋谷さんのブログでも250GTOが取り上げられていたりと素晴らしいタイミングですね。



250GTOは数あるフェラーリのマシンのなかで一番好きです。

少年の頃に無謀にもグンゼのハイテックシリーズのGTOに手を出して挫折して以来、私の心にずっと引っかかっています。



そろそろチャレンジするべきかな・・・
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10年ぶりなんですよ (kitazawa)
2006-05-10 10:20:26
自分の作品としてGTOを作るのは、10数年前にイタレリを作って以来なんです。どんなふうに仕上がるか、私自身ドキドキです。



グンゼのハイテックシリーズは、私も学生時代に手を出して痛い目に遭いました。おかげで金属素材が大嫌いに…。



欧米と比べて、日本にはガレージキット嫌いの人が多いのは、あのシリーズのせいじゃないかと思うことがありますよ(笑)。
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