LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ブルーバード1600SSS(6)

2013年11月13日 10時19分07秒 | モデルカー製作記
またちょっと間が空いてしまいました。更新を楽しみにして下さっている皆さん、どうもすいませんです。
例によって月末は雑誌作例で修羅場状態でしたが、それに加えて飛び込みで某メーカー関係の仕事が飛び込んじゃったので、もうニッチもサッチもいかなくてね。
11/5あたりにようやくそれらのケリがついてから、大急ぎで外装小物を取付けて、完成したのはホビーフォーラム準備の前日の夜でした。まあとにかく間に合って良かった…

というわけで外装小物の取付け篇。一気に完成まで行っちゃいますヨ。

↑フロントグリルはメッキを落としてバリを取り、ボディ塗装の厚みでハマりもかなりキツくなっていたので、外周をひとかわ剥く感じに削り込みました。
下地は黒いプラなので、そのままクリアーを2回ほど吹いてツヤを出し、メッキの部分をマスキングしてセミグロスブラックを吹き、それからセミグロスブラックをマスキングしてメッキシルバーNEXTを吹く、という手順。あーなんてややこしい。
ただし、ヘッドライトの周りや上下の外枠とグリル内の4本のメッキバーの間の狭い部分はマスキング出来そうになかったので、メッキシルバーが乾いてからエナメルのセミグロスブラックを流し込みました。当然ブラックがハミ出しますが、エナメルシンナーで拭き取ればメッキとブラックの境界はキレイに決まります。エナメルシンナーはよほど強く擦らない限りメッキシルバーの表面を傷めることは無いので、大丈夫なのです。



↑グリルをボディに嵌め込み、グリル下のウィンカーも取付けました。ヘッドライトレンズのモールドがとても良いので、目ヂカラがありますね。ウィンカーはいつも通り、ガイアのクリアーオレンジを表から吹いて、裏からスターブライトシルバーを吹いて、エポキシボンドで取付けています。



↑バンパーもメッキを落として、オーバーライダーの黒いゴムの部分だけフラットブラックを吹いておき、それをマスキングしてメッキシルバー。この写真だとなんか粉っぽく写ってますけど、実物はかなりイイ感じにメッキっぽくなってます。



↑ワイパーとフェンダーミラーもメッキシルバーNEXTで塗装。ワイパーはブレード部分だけフラットブラックを筆塗りしました。ミラーの鏡面はスタジオ27の何かのキットについていたエッチングの余りに、ちょうどイイ大きさの円盤があったので、流用しました。裏側には何かモールドがあったはず。



↑アンテナとCピラーの飾りルーバーもメッキを落として塗装しました。今回は元のメッキはひとつも残さず、クロームマスターも貼らず、全部メッキシルバーNEXTで塗装しました。外装の統一感を出すためです。ドアとフューエルリッドの鍵穴は、アドラーズネストのリベットヘッドMを植え込みました。



↑なるべくキットをストレートに作る、というのが今回のテーマでしたが、ひとつだけ裏技を使っています。このキット、なぜかテールライトがメッキパーツなんですが、友人の「レジン職人」さんが透明レジンに置き換えた複製パーツを提供してくれました。これでリア周りの雰囲気が俄然リアルになりました。やっぱり灯火類は透明パーツがイイですよね。「レジン職人」さん、どうもありがとうございました!
トランクリッドの鍵穴ボタンは、虫ピンの頭を旋盤で加工したものです。ナンバープレートはデカールを貼ってからクリアーを3回吹いておきました。最近は、ライセンスプレートではなく飾りプレートの方を付けることが多いですね。さほど深い理由は無いんですが、特定の個体ではなくカタログ写真みたいな、抽象的な「ブルーバード」の姿を再現する、という気分です。



↑サイドシルのモールもメッキを剥離してメッキ調塗装。これが最後に取り付けたパーツです。パネルラインのスジ彫りには、例によってエナメルのスモークグレーにフラットベースを混ぜたのを流しています。スジ彫りが細くシャープに彫れているので、スミがスキッとキレイに入りました。これにて、めでたく完成!

次の記事で完成した姿をお目にかけます。


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