LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フェラーリ250GTO(18)

2008年12月03日 10時31分28秒 | モデルカー製作記
相変わらずじわじわ進んでます。ドア・ウィンドウ取り付けました。

GTOのドア窓は前後2枚のガラス(アクリル?)に分かれたスライド式になってます。このガラスの分割も個体ごとにいろいろあって、前側のガラスの方が大きいのもあれば、後側が大きいのもある。前側のガラスの後端(および後側ガラス前端)の角度も、前側と平行なのもあれば、後側と平行なのもあります。
今回は特定の個体を再現しているわけではないので、比較的多数派と思われる構成にしてみました。

コンマ2ミリの透明塩ビを使用。なんでいつもコンマ2ミリかというと、扱い易いからという事もありますが、実は通販でものすごく大量に買っちゃったからなのだ。
まずはマスキング・テープを裏から貼って、窓の開口部の形をとります。これを厚紙に貼って、外周を1ミリくらい大きめに切り抜きます。そこに前後のガラスのラインを書き込んで、型紙の出来上がり。これに合わせて塩ビを切り出すわけです。

前側のガラスが外側にあるようなので、先に接着。透明エポキシボンドを開口部の裏フチに薄く塗って、ピンセットで掴んだ塩ビを上の縁からパタンと落とすようにして接着します。これ、かなり緊張しますぜ旦那。

まあ、ズレたらもう一度やり直せば良いんですけどね。エポキシボンドはエナメルシンナーで拭き取ればキレイに取れるので、やり直しがきくのが良い所。模型も人生もやり直しがきかないと辛いぜ。
後側の塩ビは、前端を前側の塩ビの上に重ねるようにして取り付けるので、当然ちょっとだけ斜めになります。これが意外と曲者で、それによって出来た隙間にエポキシが流れ込んで、表側にちょびっとハミ出したりします。がびーん。

でも大丈夫。すっかり乾いてから、デザインナイフでハミ出したエポキシの根元を軽く切っておいて、先を尖らせた爪楊枝で突っついてやれば、塩ビにもボディ側にも傷を作らずにきれいに剥がせます。
失敗してもリカバーがちゃんと出来れば問題無し。

唐突に話は変わりますが…
昨日、ちょっと所用で隣町までクルマで出かけたんですが、途中の日産ディーラーにもう新型フェアレディZが展示してありました。思わずクルマを降りてじっくり見てきました。
いやーカッコ良いですな。気に入りました。もしポケットに今日のお小遣いが300万円入ってて、庭の広さが今の倍だったら、「すいませんこれください」と口走ってたかもしれん。
先代も相当好きなカタチでしたが、今度のはさらに良いなあと思いました。スポーツカーらしく、ある種の「毒」があるカタチですね今度のは。大袈裟に言うと、バッドテイストな格好良さがあります。

最初ネットで写真を見たときは、なんかミョーに顔がデカく見えて「イマイチかも」って思ったんですが、実物はだいぶ印象が違いました。写真が良くなかったのか、それともあまりフォトジェニックじゃないカタチなのか。
中身はV36スカクーの短縮版ですから、乗ればこれがまた相当イイんでしょう。大体、このご時世に堂々と「スポーツカーです」って発表しちゃう所が良いです。まあ経済状況とのタイミングの悪さは、別に狙ったわけじゃなくて偶然でしょうけど。

早くプラモにならないかなあ。先代はタミヤがコンセプトカーの段階でいち早くリリースし、あとからアオシマも出しましたが、今度はどうなりますか。本命はやっぱりフジミでしょうかね。でアオシマが対向か。タミヤは大穴という事で。エンジン付きでお願いしたいな。



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4 コメント

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いいと思います (松田 乱暴丑)
2008-12-03 18:32:41
kitazawaさん、こんばんは。松田 乱暴丑です。

GTO進んでますね。いつも楽しく拝見させてもらってます。
スライドウィンドウ、いいですね~。随分前になりますがコネを使って座らせてもらったF40の小窓の付いたサイドウィンドウとか、バカみたいな値段のスーパーカーレンタルで乗ったディアブロの下がりきらないドアガラス…利便性はないけどなぜかドキドキして自分は大好きです。

先日、CMを見てドライブがてら自分も新型Zを見てきました。
最初に雑誌で見たときはあのヘッドライトが「?」てな感じでしたが、実物を見ると…いいと思います。
是非、キット化して欲しいですね。
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ですよね (kitazawa)
2008-12-04 10:05:09
スライドウィンドウって、そのクルマがただ者じゃない事の証明みたいなもんですよね。そそるディティールです。それだけにキットの表現はちょっと物足りなくて。

新型Zは、サイドウィンドウのカタチにS30の面影があるのが良いなあ、と。先代のバージョンニスモも、ノーズ形状はZGのグランドノーズの引用だそうですし。そういうヘリティッジなデザインが出来るのも、過去の日産がずーっと一途にZを作り続けてきたおかげですよね。
なんて事を書いていたら、なんだか先代Zをまた作りたくなってきました。
バージョンニスモ、自分用にもう1台作ろうかな。
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ご報告 (松田 乱暴丑)
2008-12-04 22:40:28
こんばんは、松田 乱暴丑です。

最近景気が悪くなったおかげ(?)で有給休暇を連日楽しんでます(笑)この間までろくに休めなかったのに、皮肉ですねぇ。

今日は下世話ながら、噂の「ハセガワ ミラーフィニッシュ」の使用報告をさせていただきますね。

ハセガワのHPによると、かなりの柔軟性があるとのことで、失敗したガンプラのジャンクパーツに貼り付けてみました。
ホントに凄いです。キャラ物のパーツに貼り込んでも問題ないですね。
極薄フィルムとの事ですが「えいやぁ!」で無理矢理伸ばしても切れません。
ただし、余り伸ばすとツヤビケというか表面の粒子がバラけるのでしょうか?白くなって下地がスケて見えました。
ナイフで切るときもメタルックのようにスーッっと刃を走らせましたが、ちょっと切れづらいですね。
フィルムが粘る感じがあるんで、微妙に力を入れて切りました。

次に耐溶剤性をトライしました。
自分は旧車を作る時に、バンパー等にメタルックを貼り、その上からクリアーを厚く吹いて磨いてましたんで、今回も試しましたが、結果は今のところNGです。
下のフィルムがオカサレでブツブツになりました。
グンゼのスーパークリアⅢを使用しましたが、吹き方によっては違う結果が出るかも知れないですね。

まだハセガワさんの言うコンパウンドかけは試してませんが、荒目だとキズになりそうな気もします。

以上、長いし参考になるかわかりませんが、自分からの報告です。
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参考になります! (kitazawa)
2008-12-04 23:58:54
松田さん、詳しいレポートをありがとうございます!
臨場感のあるレポートですね。ますます早く使ってみたくなりました。
なかなか良いモノのようですねえ。

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