LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ピールP50(5)

2013年04月05日 10時12分28秒 | モデルカー製作記
暖かくなったり寒さが戻ったり嵐が来たりと、なんか目まぐるしい今日この頃。まあ春はいつもこんなふうですよね。
近所の桜もだいぶ散ってしまって、〆切脱出直後の浮かれ気分もようやく収まってきました。通常業務モードに復帰です。

ピールの製作もいよいよ佳境。上の方に取りかかりました。

↑インテリアはパーツが少ないのでサクッと終わりました。気泡殲滅戦の内容はシャシー篇と全く同じなので省略します。
床が真っ平らですが、これはパーツ分割やレジン注型の都合でこうなったのでしょう。実物はもっと床が低くて足をおろすスペースがあります。まあ完成しちゃえば目立たないので、気にしません。

ステアリングポストは足に0.4㎜の洋白線を埋め込んで、それを床の穴に刺すカタチで固定しています。ポストの前側はボディ内側にくっつくわけですが、わざとポストの取付け角度を建ち気味にしてあって、ボディをかぶせると金属線のテンションで自然にポスト前端がボディ内側に密着する、という案配。
シフトレバーの先っちょが赤いのがお洒落でイイでしょ?



↑ホイール中心のハブは一部黒くなっている事が判明したので、面相筆でくるっとね。よく見るとイビツになってますな。こりゃあとで修正しないとイケマセンな。



↑窓枠は黒いフチゴムの上にメッキのトリムが嵌め込まれているという、英国車によくある方式ですが、模型での表現はなかなか難しいですよね。今回はドライブラシでやって見ようと思いまして…
まずは、いつもどおり窓枠の周りをマスキングテープで養生し、セミグロスブラックを工業用シンナー(アレスコの洗浄用シンナー)で希釈して吹きました。こうするとちょっと粉っぽく塗り上がるので、1/4ツヤみたいな感じで、見た目けっこうゴムっぽい質感になります。



↑メッキトリムの塗装をする前に、内側の塗装をやっつけます。シルバーの上にマスキングテープを貼りたくないので、こういう手順になるワケね。フラットブラックを窓周りに吹いて…



↑窓のフチ周り以外はライトグレーで塗りつぶしました。下の方はマスキングして吹き付けましたが、窓周りのマスキングは面倒ったので、ピラーから天井までは筆塗りです。天井はあまりキレイに塗れてないけど、完成したら見ないところだから、ぜーんぜん気にしない。



↑ボディの四隅にあるバンパーは白く塗りました。最近は隠蔽力の強い白の塗料がいろいろ出ているので、こういうところが楽で助かります。赤の上に直接ガイアカラーのアルティメットホワイトを吹いてるんですが、下の赤をキッチリ隠してきれいに白くなりました。
縁のフランジの上にバンパーがついてるので、マスキングがちょっと厄介なんですが、白を厚塗りしなくても良いので、塗り分けの輪郭もキレイに決まりやすいのです。ちょっとだけ赤でタッチアップもしてますけどね。



↑内側が終わってから、ようやくメッキトリムです。
幅5㎜の面相平筆(わざわざこのために新品を買ってきた)に、Mr.カラー8シルバーを含ませて、厚紙の上に擦りつけて余分を落としてから、筆の横っ面を使って塗ると、窓枠のモールドの一番高い部分だけにシルバーがくっつきます。塗るというよりは、なすりつけるって感じね。
予定ではもうちょっとシルバーが細くキマる筈だったんだけど、意外と窓枠の丸みが足りなくて(気泡埋めとかでさんざんペーパーかけたせいだな)ちょっと太めになっちゃった。まあなかなかキレイに出来たので、これでヨシとしときましょうかね。

次回は窓ガラスを入れて、いよいよ上下合体。完成まで一気にいくかな。


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