LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

セリカGT-Four(15)

2007年07月04日 10時30分22秒 | モデルカー製作記
相変わらず毎日1工程ずつじわじわ進んでいます。昨日は外装パーツをコンパウンド磨きしました。イイ感じです。

中研ぎ後のオーバーコートが異常なくらい上手くいったので、磨きも楽々。
いつもはオーバーコートでも多少は発生するユズ目を取るために、ソフト99のコンパウンド「細目」をかけてから、タミヤの3種フルコースに行くんですが、今回はソフト99無しで済みました。
下地が出たところも1箇所もなく、またまたパーフェクト。

このまま一気にサッシの黒塗装に進みたいところですが、夕べは湿気が強く、断念しました。半ツヤ黒って、湿度があるとツヤにムラが出てキレイに決まらないんですよね。

ところで、ガイアノーツのEXクリアーを使い始めてそろそろ1年になります。去年の今頃はフジミのレクサスISを作っていたんですよね。中研ぎ&オーバーコートというやり方も現在と同じ。
で、そのISの塗装表面は現在どうなっているかというと…
ほとんど劣化していません。ツヤの退けも塗膜の痩せもなく、磨き傷の戻りもほとんど無し。

他にも、1/43でデカールを沢山貼ったものについてもチェックしてみましたが、デカールの上の部分が痩せたりツヤ退けしたりといった事も見られませんでした。

これまでの経験だと、耐久性に問題のあるアクリル系クリアーは、1年ほど経過すると必ず表面になんらかの変化をきたします。モノによっては、塗膜が痩せてユズ肌が復活するケースもあり。
その点、EXクリアーは今のところ問題無さそうです。

今後、2年3年とさらに経過観察する必要はありますが、オーバーコート後の乾燥をしっかりやれば、一端枯れた後の塗膜の劣化は少ないようです。



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8 コメント

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クリアーの耐久性 (人形師)
2007-07-04 20:43:38
ふむふむ、EXクリアーは耐久性も良さそうですね。今の所フィニッシャーズのクリアーを使っているのですが、耐久性ってどうなんでしょう?使い始めてやっと半年くらいでやっと慣れてきたところで在庫もあるので乗り換えるのにちょっと思案中です。(笑)
やっぱりクリアーの耐久性って結構気になりますね。せっかく作った完成品ですから長く美しく保ちたいと思いますから。
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いいんじゃないでしょうか (kitazawa)
2007-07-04 21:12:03
フィニッシャーズも一時使っていましたが、耐久性はある方だと思いますよ。
吹き付けから研ぎ出しまでのインターバルを長めに取って、じっくりと乾燥させれば、磨いた後のツヤ退けや痩せはかなり防げますから。

EXは乾きがとにかく速いのが長所で、塗膜が硬いのも特徴的ですが、その分モロいのが欠点かな。
フィニッシャーズの方がカケたりはしにくいですね。
一長一短ありますが、アクリルクリアーの中ではどちらも優秀な方じゃないかと思います。
あと、Mr.カラーGXのスーパークリアー3もかなりイイですよ。
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乾燥時間 (アンモナイト)
2007-07-05 00:36:45
北澤さん、どうもこんばんわ。
ブログ楽しみに見させて頂いております。
ちょっと教えて頂きたいのですがMA誌などを拝見していると
北澤さんは、最初3回クリアーコート→常温1日、乾燥機3日→
ペーパーで研いでから最終クリアーコートという手順だったと
記憶しているのですが、そこからコンパウンドがけまでは
どれくらい乾燥させておられるのでしょうか?
自分はクレオススーパークリアー、フィニッシャーズ・オートクリアー等を使っているのですが乾燥機を併用しながら約一ヶ月
乾かしているのですが、もしかしたらそれほど乾燥させなくても
OKなのかなと思いまして質問致しました~。
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ありゃ (アンモナイト)
2007-07-05 00:45:16
失礼しました、ブログの日付見れば分かりますねw
2日間ですか。最終コートは結構シンナーシャブシャブとのことなんですが、
2日後に研いでも艶引けしないんですね。
シンナーを多くすると直後は艶が出るけど、シンナーが揮発するにしたがってヒケてくると思ってたのですが、何か吹き付けのコツみたなものがあれば教えて頂ければ幸いです。
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EXクリアーは特殊なので… (kitazawa)
2007-07-05 09:47:08
アンモナイトさん、こんにちは。

乾燥時間はクリアーによってかなり違います。クレオスやフィニッシャーズの場合は、最終コート後、乾燥機で過熱しながらでも最低でも5~6日は置いていましたね。
爪を立てても全く凹まなくなるまで待たないと、一旦ピカピカに磨いても、後で必ずツヤが退けてきます。

ガイアノーツのEXクリアーはちょっと特殊で、アクリルクリアーとしては異常なくらい乾きが速く、乾いた後の痩せが少ないのです。
夜遅くに最終コートをしても、翌朝にはもう研げるくらいに乾いてしまいますから。
経年変化を防ぐ意味で、2~3日おいて磨くようにしていますが、雑誌の作例で時間が無い時は、朝吹いて夜磨く、なんていう事もあります。作例の場合は、極論すれば撮影の時までツヤが持てばいい訳で、経年変化はどうでもいい事ですからね。

吹き付けのコツ、という程のことはありませんが、オーバーコートは研ぎ出して平滑になっている上に吹くので、表面が常にウェットになっているように心掛けています。液体の表面がそのまま乾くようにしてやれば、最後の磨きはペーパーを当てずに済みます。

経年変化でツヤが退けるというのは、ほとんどの場合、ペーパーをかけた事によってできた傷が、塗膜の痩せによって戻ってしまうことで起きるんですね。もともと傷が無ければツヤ退けは起らないのです。

私が最終コート後にペーパーをかけないようにしているのは、
そういう理由なんです。
コンパウンド磨きだけでも多少は磨き傷が発生しますが、ペーパーをかけるのに比べれば微々たるものですから。
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EXクリアー (アンモナイト)
2007-07-05 21:08:35
お返事ありがとうございます。
EXクリアー凄いんですね。実は前から気になってはいたんですが、クレオスのスーパークリアーⅢなんかと比べるとどうも黄色がかっているので躊躇しておりました。(自分の行く店の物だけかもしれませんが・・)
今度機会があれば是非トライしてみようと思います。

>表面が常にウェットになっているように心掛けています。
ある程度ボテっと吹く感じでしょうか。
この前BSデジタルの番組で拝見した時も、一度にある程度量を稼ぐように吹いておられたと記憶しております。
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たしかに… (kitazawa)
2007-07-05 21:44:36
EXクリアーは薄めない状態で見ると、少し黄色がかって見えますね。
でも、3~4倍に薄めて使うので、実際の塗膜が黄色みがかって見える事はありませんから、大丈夫です。
私が以前使っていた工業用アクリルクリアーは、もっと黄色かったですが、大丈夫でした。

ボテッと、というか、表面が完全に濡れた状態で垂れる寸前、が一番キレイなツヤになります。と言っても垂れてしまってはダメなので、そのギリギリの所を狙う、という感じでしょうか。
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ありがとうございました (アンモナイト)
2007-07-06 20:07:22
EXクリアー、確かに薄めて使うので大丈夫ですね。
クリアーの吹き方も良く分かりました。
いろいろどうもありがとうございました<(_ _)>
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