コルベット６５（２）

雨がいっぱい降ると、近所の川からいろんなモノが上がってきます。昨日の朝、新聞を取ろうとして郵便受けに手を延ばしたら、そのすぐ上のブロック塀の表面に、長さ25センチくらいのコウガイビルが這っていました。ビックリしたなーもう。

なんてハナシはさておいて、と。〆切まっただ中ですが、コルベットに現実逃避してます。いいのか俺。
趣味の模型は、なるべく説明書の順番通りに作るようにしてるんですが、今回はなぜかボディの下拵えを先にやってます。
理由は…まあ、気分、ですね。あんまりカッコ良いのでついつい、とでも言いますか（笑）。

86年に起こされた金型ではありますが、これ自体は91年のロットですから、生産された時点ではまだ５年しか経っていなかったワケです。
それにしてはバリやズレが結構多いなぁ。プラが柔らかいという事も一因でしょうけど、まあだいたいアメプラは新金型でもバリ多いですよね。型自体の精度がそれほど高くないんでしょう。
でも、別にバリがついてたら取りゃイイだけの事で。バリ取り、私は結構好きです。

パーティング・ラインは前後フェンダーのエッジの頂上と、ドア窓のフチ回り、前後端のエッジの上などにあります。形状的にデリケートな箇所なので要注意。フェンダーのエッジはあんまり尖らせても却ってプラモプラモしちゃうし、ダレ過ぎるとカッコ悪い。パシッと筋が通ってて、気持ちまろやか、みたいな感じがいいかと。
一方ノーズのエッジはヨレてしまっていたので、カドを出す方向に意識してペーパーをかけました。
ドア窓の上部は、中途半端なところからパーティング・ラインが重なって来るので、開口部のカタチ自体が少し崩れています。段差を除去しつつ、カタチも整えてやりました。

スジ彫りは部分的に埋まっちゃってる所もあり、スジを復元しつつ彫り込んでいます。例によってBMCタガネ(0.2mm)で。トランク・リッドが無いので、スジはリトラのカバーとドアだけですが、窓枠のモールドも甘くなっているので、タガネで彫っておきました。前後の窓だけじゃなく、ドアの三角窓の輪郭にもスジ彫りを追加。このへんをいじる事で、ボヤーッとした感じがかなり無くなるんではないかと思います。
Ｂピラーのアウトレットもタガネで彫り込みを入れました。

ホイールアーチは、デザインナイフで内側を斜めに削いで、厚みが目立たないように加工しました。モノグラムはボディが分厚くガッチリしてるので、これは必ずやっておきたいところです。

あと、このボディで非常に気になる箇所が１つあります。ルーフ前端がちょっとデコッパチになっているせいで、正面から見るとフロントウィンドウ上端のラインが真ん中下がりに見えるんですね。フチのバリがそれを強調するようにくっついてるせいもありますが。
根本的に改善するには、ルーフの形状を改善して、窓枠のモールドも作り直す必要がありますが…まあ、そこまでやらなくてもなんとかなるだろ、ということで、天井裏の前端を400番のペーパーでガシガシ削ってみました。窓枠はかなり太めにモールドされているので、下側を多少削っても大丈夫。
まだ少し真ん中下がってますが、気にならないくらいに改善出来ました。これでガラス入れちゃえば、ほとんど判らなくなるでしょう。

ボディに一体モールドされているエンブレム類は、まだ削り取っていませんが、自作デカールに置き換えようと思っています。さいわい、ネット上でエンブレムのクローズアップ画像を発見したので、版下を作成中。
ドアハンドルも真ん中が埋まってるので、手を入れる必要あり、ですね。
なるべくストレートに、とか言いながら、結局色々やっちゃってます。