LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXJRサルーン(9)

2009年01月06日 12時00分09秒 | モデルカー製作記
塗装前の最後の作業はエッチングの仮組です。合わないんだなコレが。

プロバンスのキットにはよくあるんですよね。フロントとリアのサッシはボディにモールド、サイドだけはエッチングって奴。ボディ側はエッチングが入る分、浅い凹みになってるんですが、たいていピタッとは合いません。それもほとんどの場合、エッチングの方が少々大きめ。エッチングの設計が不正確なのか、ボディの成型時の収縮を考えに入れてないのか。
まあ経年変化でボディが縮んだって事もありますね。10数年モノですから。

このキットは割とマシな方ですが、それでもやはりビミョーに合わない。メッキのサッシじゃないので、いっそボディにモールドされてる方がむしろ嬉しいんですがね。エッチングを削って合わせるのは難しいので、ボディの方を少し削って合わせました。
まあ、ブツブツ言いながらもたいていは何とかなります。と言うか、なんとかしてます。

そう、意外な事にサッシはメッキじゃないのです。XJRはワル仕様なので窓周りはブラックアウト。グリル枠もボディカラーで、メッキ無し。テールライトのフチ周りにすらメッキありません。
ただしバンパー上面のトリムだけは、なぜかメッキになってます。アウトローなのにハイソ方面にも若干未練あり、みたいであんまりイサギよくないですね。

キットではこれもエッチングになってますが、こっちはまあまあ合わせも良いようです。尖った先ッチョをちょこっと切り詰めましたが、全体のカタチはボディとぴったりでした。バンパーとボディの間を0.2mmのタガネで彫っておいたのも効いてます。
面白い事に、バンパーを上から見た形状がわずかに左右比対称なんですが、エッチングもちゃんと歪んだカタチに合わせてあります。エライぞプロバンス。いやエラくないか(笑)。

あと、スカットルのインテークもエッチングになってますが、これはそうした意味がよく判らない。別にモールドでも良かった気がします。どうせ黒く塗っちゃうんだしね。

写真では付いていませんが、ドアハンドルもエッチングです。しかしボディにもドアハンドルのモールドがある。スジ彫りだけですが。
実車の写真を良く見ると、ドアハンドルの枠はドアパネルにツライチにはなっていなくて、少し出っ張っているので、エッチングを貼るとちょうど良い感じですが、ではなぜボディの方にもスジ彫りのモールドがあるのか。
ウーム謎です。
ドアハンドルのエッチングの周囲にスジ彫りが見え隠れしてると、かえってカッコよろしくない気がする。このスジ彫りは埋めちゃった方が良いかもしれないですね。再考します。




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