ジャガーＸＪＲサルーン（１０）

いやー今夜は寒い！　塗装ブースも外気温と一緒なので、夜サフ吹くのは辛いよぉ。

いよいよ下塗りに取りかかりました。
まずはいつも通り、ポッテリツヤツヤになるまでプライマーを吹きました。
サフェーサーにはプライマー成分が入ってるんだから、わざわざプライマー吹かなくてもいいんじゃないの？という意見は多いようですが、私は必ずレジンにもメタルプライマーを吹きます。
指先が不器用なんでね、プライマー吹いとかないと、気泡埋めとかでサフを研ぐ時に、塗膜ごとベロッと剥がしちまうんですよ。あれ、やらかすと気分悪いし修正も大変ですから。

あと、表だけじゃなくボディの内側にもプライマーをたっぷり吹いときました。これを怠ると、窓周りの塗装の時とかにマスキングテープに内側の塗膜が負けてペロペロ剥がれてきたりします。裏側だから実害は無さそうですが、これが意外とそうでもない。剥がれた破片が部分塗装の黒の下に入り込んじゃったりします。経験あり。用心に越した事は無い。

サフェーサーを吹いてみると、例によってポツポツと気泡が出現してきました。この時期のプロバンスは結構、気泡多いです。このキットは割とマシな方。全部で２０個くらいで済みましたから。グレーパテをかき混ぜ棒の平たい方の先でめり込ませるようにして、１個ずつ丁寧に成敗してやりました。参ったか。

面の荒れはほとんど無く、原型の出来がとても優秀である事がよく判ります。ただ、左フロント側面のプレスラインはちょっとボヤケてしまいました。これは気泡を埋めた時の私の不手際でして、原型のせいじゃありません。写真の状態でもイマイチ決まってないので、もうちょっと修正が必要かな。
ここまで、都合サフは３回吹き。今回はダークなボディカラーなので、ベースホワイトは吹きません。

0.15mmのタガネで彫り込んだパネルラインがパキッと通っていて、なかなかイイ感じでしょ？　こればかりはダイキャストの完成品には絶対出来ないですよね。
ドアハンドルのスジ彫りは、結局全部埋めちゃいました。モールドが無い所にエッチングをペタッと貼るだけの方が、スッキリしてイイはず。

サイドミラーとドアハンドル、それにフロントバンパーのインテークの桟もボディカラーなので、同時に塗装を進めてます。
次はいよいよカラー塗装ですが、なんか明日は雪が降りそうな気配。どうりで寒いワケです。