北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
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乳がんホルモン治療中。

不登校カフェを終えて

2018年02月21日 | 不登校
今回の不登校カフェ、無事終わりました。

色々な立場の方とお話しができた温かな空間でした。

来てくださったみなさん、ありがとうございました。

スタッフのみなさん、お疲れ様でした。



次男が小学校5年生の時、初めて3カ月休んだ後にさみだれ登校や親子別室登校をしていた頃、

私は次男が不登校だとはこれっぽっちも思っていませんでした。

さみだれ登校と別室登校の未来に、教室へ行ける次男がいると思い込んでいました。

不登校の意識が無いので親の会にも行ったことはないし、不登校の知識も皆無でした。

ある日突然、別室に行けなくなり、家からも出られなくなりました。

今思えば、そりゃあそうなるよねと思うのですが、

その頃の私にはかなりショックでした。

そしてその時、初めて、

うちの子、不登校なの?????!!!!!

と、それはそれは大きな衝撃を受けました。



『次男は不登校』と気がついても、その頃の私は受け入れることなどできずに、

次男に隠れて不登校関係の本を探して読んだり、ネットで調べたりしていました。

学校へ行けないならどこか違う場所はどうかと思い、

塾とか転校とか適応指導教室もあるよと話しましたが、

行かない。怖い。人に習いたくない。と言うし、

少し落ち着いてから外に出られるようになった時でも、

人通りがないのをよくよく確認して忍者のように車に乗って

遠くの町に行くのが精いっぱいだったから、塾とか転校とか適応指導教室も無理だと諦めました。



家で少し落ち着いて過ごせるようになってからも

私は次男に隠れて悶々とインターネットで不登校を調べる日々でした。

そんなある日、ホームエデュケーションという言葉に出会いました。

積極的に家庭で育つあり方を教育の一方法として選ぶことらしい。

海外では、学校か家か選べる国もあるらしい。

家を選んだら学校へ行かない分、国からお金が戻って来る所もあるらしい。

そこでは不登校なんていう言葉はなく、家で学びたい事をのびのび生き生き学ぶ。

我が家はホームエデュケーションなんだと思ったら、とても気持ちが楽になりました。

家で好きなことをする日々に少し自信を持てました。

それだけ『不登校』という言葉を怖れ負い目を感じ忌み嫌っていたのかもしれません。



あれから10年以上が過ぎて、不登校もずいぶん社会的に認められて来ました。

私にとっては、すっかり親しみ深くなった『不登校』という言葉。

でも、今でも学校へ行けなくなった子や保護者の方は、

あの頃の私のように衝撃を受け悩んでいると、2回の不登校カフェを通して改めて感じました。

どうしたらいいのかなあ。

そんなことを考えつつ新年度の計画をボチボチ開始していきます。
コメント
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