つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

公開授業研究3回目

2007-09-17 | 公開授業
先週、本年3回目の授業公開へ出かけた。

このところ指導案の最初に見かけるフレーズがある。
「実験観察は楽しんでやるのだが、考察を書けといわないと書かないし
考察が書けない」
と言うもの。
だから、いろいろな手だてを講じますよ、それを見て下さい。
と、言う指導案であり、研究である。

かなりの確立で、このような指導案にであう。
と、言うことは、子どもの責任と言うよりも、
今行われている本県の理科授業の欠点ではないでしょうか。

では、なぜそうなるのか。
それは、書く必要がないからです。
 書かなくても子ども同士の会話で結果を出してしまい
 もう考察をしてしまったから書く必要がないです。
 誰のために書くのかが問題でもある。
あるいは、他班との結果を総合的に判断させていないので、
 書けないのです。

総合的な判断をさせていない授業というのは、
今回観た授業がそうでした。

実験は活発で、班内の会話も操作も目を見張る程の追究がありました。
結論を話し合いました。
しかし、それで終わり、
考察を書きやすいようにと考察の文章に穴を開け、
考察が書きやすいようにした手だてもむなしく
子どもらは立ち止まりました。
そして周りを見て、この穴の空いた文章に、言葉を入れる作業を次にしなければいけないことがわかりましたが、
止まっていました。

指導者の指導は
これまた判を押したような指導内容しかない。
これでは、考察が書けないという嘆き節の指導案が
いつまでも減らないわけです。

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5 コメント

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ご期待申し上げます (みぞぐち)
2007-09-18 22:48:08
この種の問題は、どこでも起きています。
ずう~っとタブー視されてきた
ここにメスを入れるのは閣下しかいないと信じています!
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Unknown (kiri)
2007-09-19 07:24:48
コメントをありがとうございました。そんな大それたことはできないので、ぼちぼちとです。
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Unknown (生徒諸君)
2007-09-19 21:00:49
先生の理科の授業ってスゴく楽しかったです。現代の子供達が漠然とした進学や高学歴を目的とした夢を見るのでは無く、先生の理科を通じてもっと具体的な将来への夢を持てる生徒さんがたくさん育つと良いですね。応援しています!
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Unknown (OB1989)
2007-09-20 06:16:07
西久保研ホーム・ページからリンクが張られていることに気付きました。おめでとうございます。
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Unknown (kiri)
2007-09-20 12:03:28
「生徒諸君」さんコメントをありがとうございます。お恥ずかしいなー、あの頃は、無我夢中だったから。しかし、こうしてコメントをいただくと、うれしいものです。これからもよろしく。
OB1989さんコメントをありがとうございます。
いやーほんとに貼られていました。だからですね、閲覧数がすごいんですよ。困った・・・。
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