つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

ミラーニューロン

2009-07-19 | 
ミラーニューロンとは、他人の行動を見ているときに、脳の中で、あたかも自分がその行動をしているかのように活動するニューロンのことである。(茂木健一郎:化粧する脳、集英社新書、pp.145-147、2009)

 先日、このようなことがあった。

 本校は、夏休みに体験型の学習を学年ごとテーマを決めて仕組む。
1年は、保育体験である。本町には、多くの保育園がある。
子どもは、基本的に出身保育園へ、体験実習へ向かう。
本年の担当教諭が、
2時間枠で、保育体験で行うであろう、実習内容を予行演習するようにと伝えた。
プログラムは担当者が決めるという。
この決定時にいなかった私としてはとてもびっくりだ。
~2時間も何をすればいいのだ。~

1時間目、こんなことを語る。
この人数だと6班になるが、期間後と2班ずつつくってね。
どうやら、絵本の読み聞かせと、手遊びを行うことが目的のようだから、
模擬授業をしよう。
担当者は、保育士になってね、
それ以外は、園児だよ。
どうしたら園児が喜ぶ、読み聞かせや手遊びができるか?
この1時間で考えて、次の1時間で、持ち時間5分でやってみよう。

さて、次の1時間
実は、このとき私はいなかったので、他の先生に見てもらったところ、
あまり芳しくない。
しかも、他のことが入り、半分しかできなかったそうな。

そこで、先日の金曜日に、
他の内容を行ったあまりの時間に、残り3班の発表をした。
それがどうだ。
すばらしいのだ。
ちゃんと園児のことを考えたり、
自分たちで時間を配分したりしている。

他人のふり見て我が身をただす
と、いうことがあるが、
ミラーニューロンが、ここで発揮されたのだろう。

よかった。私が手を入れなくて。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。