つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

スマートフォンでの読書

2011-01-06 | 
2011年最初の完読となった本がこちら。
村上龍著『歌うクジラ』上下巻
ただしスマートフォンだと1ダウンロードとなる。


と,いっても本としての形態ではなく,
初めてXperiaでダウンロードして,あの小さな画面で読んだ本となる。
それも,無料お試し期間(docomo,昨年度末のみ)だったので,無料だ。
年内に読み終えなかったので,
Xperiaの日付を変えて,読み終えた。
昨年12月21日から,正月を挟んで,1月5日まで,上下2冊分である。

スマートフォンでの読書で
うまくない点
1 ページをめくる動作によって,後に戻ってしまうこともあり,
  なかなかどうしてうまくいかない。
2 このあとどのくらいあるのかをページ数は確認できても,
  それを目でアナログ的に確認することができず,
  どれくらいしたらひとまず終わりにできるか自分の行動に終止符が打ちづらい。
3 電池の減りが早い。

よい点
1 どこでもどんなときでもすぐ読める。
2 効果音や映像が入っていてびっくり(賛否あるが…)。

さて,本の感想としては,
まず,後味が悪い。
最終章の後,主人公がどうなるのか,期待させる終わり方がいやらしい。
内容的には,
永遠の生を手に入れるということは,その時点で死を受け入れるということになる。
ということを改めて想起させてくれた作品である。
だからこそ今生きていることを考えよ,というメッセージであろう。

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