きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

白い間

2014年09月25日 | 逗子せ邸
逗子せ邸にて。

階段を上がると、
光溢れる居間が
待っています。

開口部からの
光だけではなく、

白い漆喰の壁に、
白い紙の障子、

柔らかく白いサワラの床板に、
白いヒマラヤスギの梯子、

その白さが
光を際立たせています。

ちなみに梯子のヒマラヤスギは、
他の現場で余った材。

なんとなく梯子の材として
合っているのではないかと思い、
使ってみましたが、

この香りがこの家を
特長づける一つとなっています。



たくさんのご来場、ありがとうございました!

2014年09月23日 | 逗子せ邸
今日は逗子せ邸の完成見学会。

お出かけ日和だというのに、
子どもを含めて延べ56名の方に
この場所を選んでご来場いただき、
本当にありがとうございました。

こうして五感で
「風土と伝統を基に作る現代の空間」を
たくさんの方に体感していただくことができて、
とてもうれしいです。

またこうした機会を
快くご了承いただいた建主さん、
ありがとうございました。

皆さんがお帰りになったあと、
幸せな余韻に浸り、

先ほどまでとは打って変わって
静かな場所で写真撮影大会。

後ほどこの場で
随時紹介させていただきますので、
よろしければ見てやってください。

上下無双の障子

2014年09月22日 | 逗子せ邸
逗子せ邸にて。

今日はたくさんの
職人さんたちが
現場にやってきましたが、

とくに建具が納まったことにより、

空間が締まりました。

日本の家のよさは
たくさんありますが、

間違いなく建具も
その一つです。

その中でも今日際だったのは、
上下に障子無双窓が付いた障子です。

障子は仕切りとしての
役割だけではなく、

紙一枚で家の中に
温もりをもたらし、

また外からの視線を
遮ってくれる建具ですが、

その分通風を
遮ってしまうので、

それを確保するために、
上下に無双窓を設けてみました。

無双窓というと、
板でこしらえることが多いですが、

今回障子で作ることにより、
障子ならではの軽やかさも
維持できたのではないかと思います。

一部板が納まっていますが、
それがなぜなのかはヒミツ(笑)。






大詰め

2014年09月22日 | 逗子せ邸
逗子せ邸にて。

今日は職人が入る最後の日。

完成に向けて、
大工、建具屋、硝子屋、
板金屋、ガス屋、

そしてきらくなたてものやと
大賑わい。

きらくなたてものやは、
掃除と蜜蝋ワックスがけ担当なのですが、

そのお手伝いに、

なんと横浜す邸の建主さんが
お手伝いに来てくださいました。

本当に助かりました。

こうした、
依頼する、依頼されるを超えた
相互に助け合う関係が
とてもうれしいです。

たくさんの人に
支えられてここまできた、
象徴の日でした。







てんぱい

2014年09月20日 | 逗子せ邸
逗子せ邸にて。

バルコニーの床が貼られ、
手摺も骨格が見えてきました。

工事はあと
23日の見学会に向けて、
来週月曜日の日を残すのみ。

月曜日は、
大工、建具屋、ガラス屋、
板金屋、ガス屋、そして
掃除係のきらくなたてものやと、

賑やかになりそうです。