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とんだり はねたり

kinoppyの一日

道後温泉

2019-03-11 | 故郷
Hi!みんな元気?久しぶりダネ~、本当に。さて今回は所用があり、四国に帰った。温泉に入りたくて道後温泉に泊まることにした。ウレピー

3月3日(日)前日までのお天気とはうって変わって冷たい一日だった。東京では東京マラソンが開催され、選手達はみんな寒さの中懸命に走った。期待された大迫選手がまさかの途中リタイアのハプニング。正にこの日kinoppyは松山に向かったのだった。唯一残ってる思いは「寒かったぞ~。」

飛行機を降りてすぐ巡り合ったトイレの手洗い鉢が可愛くて撮ってみた。(笑)

     

可愛い女の子達、とステキなステンドグラス



所狭しとみかんが並ぶ、さすがみかん県



夕方用事をすませて、道後のお宿に着いたら、やっぱりみかん、県を代表する ゆるキャラ「みきゃん」、俳句ポスト等等。





3月3日はやっぱり、女の子のお祭り、お雛様が飾ってあったよ。何故だかワクワクするのはkinoppyだけ??

 

道後温泉の絵地図



早速向かったのは、もちろん、お・ん・せ・ん だ~い。 温泉大好き!風呂上がりに飲むコーヒー牛乳は最高!お部屋に持って帰って、ゴクゴク、ウ、ウマ~イ!!おすすめ。寝る前にも、もう一度、温泉入って、ゴクゴク、う、うま~い!

   

さて、翌4日も寒かった。松山はもう少し温かいかと思ったが、あてはずれ。あ~ダウンが欲しい。薄いスプリングコートに変えたばかりのkinoppy,空を見あげると、なんだか雨模様~。エイ、気にせず、頑張って歩こう~、歩こう~まずは、近くの道後公園まで。道後公園は昔、動物園があった所だ。その前は南北朝時代河野道盛によって湯築城が築かれ、羽柴秀吉の四国征伐まで約250年間存在した所だそうだ。へ~そうだったんだ。

右手の森が道後公園




坂を降りると石碑を発見。婦人会で建てるなんて、スゴイ! 歴史を残そうとする熱意が素晴らしい!




旧そうだけど趣のあるステキな旅館。今度はここに泊まってみたいかも。



お堀に沿って歩く。早咲きの椿寒桜が彩を添えて美しい。椿寒桜はカンヒザクラとシナミザクラの雑種で、原木は松山市の椿神社にあるんだって。残念なことにお天気が悪い。




公園に入ろうか



左手に行くと武家屋敷資料館がある。



遊ぶ子もなし。寂し気なブランコ。



こんな感じ、下向きに咲くんだね。撮り難~い。沢山の長い雄しべが特徴なんだって。もうそろそろソメイヨシノにバトンタッチかな?




お濠に沿って歩くよ。右手に見えるのは子規記念博物館






博物館は道後公園正面玄関近くにある。青鷺、白鷺、鴨さんがノンビリ遊んでた。唯一動物園を思い起こさせてくれた鳥さん達。



さて、雨の降らないうちに、道後温泉に戻ろう。
むむ、この石段、上り難そう、道後の八幡様、伊佐爾波(いさにわ)神社。なんでわざわざこんな石段に変わった?残念ながら、時間もなし今回は飛ばすばすことに。



ここは大丈夫かな?湯神社、俗に四社明神と呼ばれ,道後温泉本館の横手の冠山にある。温泉の守護神として敬われてきた。



神社はすっ飛ばし、(申し訳ございまへん)





天気が良ければ昨晩登って夜景を撮りたかったと・こ・ろ。工事中で画像も今一つ。



さすがに良い句が刻まれてるよ。「寒椿おちて凍るや手水鉢」う~ん、思わずうなってしまう。



お山を下りて、急ぎ道後温泉本館へ。



工事中のためここからしか入れないみたい、だった。



正面に回ってみる。沢山の人力車!後ろの山が先程登った冠山。





道後のアーケードをちょいとのぞいてみますか。



寅さんのロケがあったときのもの?ナイス。



昔との対比が良い?



アーケードを抜けて、道後温泉駅に着いた。



松山の街中にはみかん色のバスや電車があちこちに



客待ちのタクシーもみきゃん。



坊ちゃん列車が汽笛をならして、大街道を通り過ぎて行った時はビックリしたよ。



kinoppyもチンチン電車に乗って大街道へ。



先程散歩した道後公園



大街道。右へ行くと大街道の商店街、銀天街へと続く。左へ行くと松山城。希望を捨てず左を行ったが・・・。



色んな所で立ち止まり。



東雲女子学園、趣あるね。登城口みたい?



つかまってしまった。愛媛物産館



折角だから、ジュースをいただきましょう。自分で撮ろうと試みたが、もろくも失敗。蛇口をひねりながらコップ、カメラは流石に無理。



時間オーバー。だから言わんこっちゃない。と猫さんに馬鹿にされ、松山城は諦めた。



大急ぎで大街道を反対方向へ、待ち合わせ場所へ。急げ、急げ。こんなの見ながら・・・。


 
着いた所は、なかなか美しいお寺だった。






用事を済ませて、夕方の便で帰るよ。さみしいな。来た時見たステンドグラス前には寂しげな?男の子一人。良く見たら「ようこそ松山へ」の文字が見える。



超特急の旅だったけど、久しぶりに四国の空気を吸って楽しかった。また、来るね。今度はもう少しゆくりしたいな。
そんなわけで今回のおみやは、ハタダの栗タルト、どら一、ポンジュースもち、だよん。



じゃ、みんな、またね。今日はお待たせしてゴメン。これからも、応援ヨロピコ。


さよなら愛媛

2018-05-19 | 故郷
Hi!みんな元気?久しぶりダネ。そろそろ故郷探訪も終盤だ。今年のゴールデンウイークは天候は荒れ模様だったけど、南予にいた1日だけがピカ一晴れてた。たった1日しかいられない故郷、目いっぱい楽しもうと、お友達の協力を得て、苔むしろ、九島と周った。その間宇和島市内の天赦園を訪れた。懐かしいポピュラーなデートコース(笑)。あのしっとりした庭園の思い出を、とやって来た天赦園だったけど、あまりの変わりようにがっかりした。昔はなかった広い芝生が庭園を明るく、広く見せているが、昔の庭園の陰影がほぼなくなってしまった。聞くところによると、昔ホテルがあった所が新しくレストランに買収?されたらしい・・・。

この日は暑くて、お茶をいただく気にもなれなかった。



城山の樹木を伐採して遠くからも良く見えるようになった宇和島城。天赦園は1627年2代藩主宗利が埋め立て造成した浜御殿の1部で、1866年7代藩主宗紀が築庭し、隠居した。鬼ヶ城連峰を借景とした池泉回遊式庭園。面積16303㎡。(宇和島市HP)お殿様はここで、城を眺めながら何を考えたのだろうね。



茶会は多分このあたりで。



この日は演奏会も行われていた。



なんという花かな?きれいに咲いてた。



有名な太鼓橋式の藤棚にかかる白藤。残念ながら時期外れ。





伊達家紋の竹に雀に代表されるように、竹が多い。何種類もの竹を見た。竹と広い芝生は似合わないと思うよ、kinoppyは。





夕方愛媛の最南端?愛南町へ行った。家族の一人がここに住んでるから。本当は青い美しい海を見せたかったらしいんだけど、愛南町に着いたのは夕方6時頃?海もだんだん時化てきて、残念ながら景色はいまいちだったが、とても素敵な所。夏来たら最高だろうなと思われる木目の美しいペンションのようなお家だった。



向こうの方に見えるのは真珠の養殖かな? 
美味しいお魚を沢山食べて、大満足。大きな木のベッドに包まれるようにぐっすり眠った。



翌朝も、今一のお天気。新鮮市場と言う所でおみかんを購入、するつもりがプレゼントされて、申し訳ないやら、うれしいやら。周りの景色。美しい里山って、人が住んで手入れをしているという証拠なんだよね。



この後、山をぐるっと廻って由良半島という所に行った。日光のようにグルグル坂を上るので、kinoppyは眠くなった。着いたところがこんな景色。途中素晴らしい絶壁や海岸が見えたんだけど、生憎の天候でここだけゆっくり撮ることができたよ。天気が良ければもっともっと美しいんだろうな。残念。沖縄の時もそうだった。





翌日松山から飛行機に乗るため、お家のすぐ近くのバス停から松山行の特急バスに乗った。高速から見る車窓。



2時間位だったかな?松山市駅に着いたよ。松山は市駅が街の中心にあって、便利。



JR松山駅は以前の国立駅に似ている。可愛い。四国の駅はどこも新しくなって近代的なのに、ここだけ、昔風。でも風情があって良いと思う。変わらないでね。



松山市駅から空港までは15分位で到着。近い!らくちんだね。早く着きすぎたので、お土産を買いにブラブラ。みかんジューズの面白い展示があったよ。水道の蛇口を画面に入れるのが大変だったの。ビニールの水の通り道が作ってあって、本当に流れていたよ。ビックリ!!



楽しかったゴールデンウィークの旅もこれでおしまい。みんな、またすぐ会おうね!

九島大橋と赤いバラ

2018-05-13 | 故郷
Hi!みんな元気?ゴールデンウィークも過ぎ去って初めての日曜日。kinoppyはまだ片づけをしつつ思い出に耽るという有様。写真の整理をしていると尚更、故郷での楽しい毎日が思い出される。

今日は九島大橋とバラ園を紹介するよ。九島大橋は九島住民の皆さん悲願50年の橋、2016年4月3日に開通した468mの橋。こんなに近かったのにフェリーでしか行けなかったんだよね。この橋ができたおかげで、九島に救急車が行けるようになった。良かった。良かった。kinoppyは高校時代の同級生二人が九島の出身で在学中1度だけ遊びに行ったことがある。二人は共に水泳部で超美人だった。九島は美人の産地かもしれない。

これは九島側から撮った車窓。奥の方に見える山が鬼ヶ城連山かな?



近くにバス停があるのも知らず、皆さんと一緒に終点の本九島という所まで行ってしまった。途中で犬の散歩をしている女性に尋ねたら「この道をまっすぐいくと大橋に着くけど、歩くと20分はかかるよ。」と言われた。ヤレヤレ、でも20分歩いて着くなら歩こう、と歩き始めたがなかなか着かない。そこでまた自転車の女性に尋ねた。「あらまあ気の毒に。」というその女性とkinoppyの話を聞いた後方にいた叔父さんが、「連れてってやるよ。」って車で送ってくれた。シエ~、天の助けだ。車だとほんの5分くらいの距離。「展望台から見るならここ、バラ園に行くならそこ、どっちにする?」と聞かれほぼ目の前にあるバラ園の花らしき赤がチラチラするのをキャッチしたkinoppyは即「バラ園」と答えていた。おじさんはkinoppyを降ろすと事も無げにそそくさと行ってしまった。九島の人って人懐っこくてとても親切。

入場料100円を払って中にはいると「初めて?、じゃあ、展望台に上がって全体を見てから、降りてきて」と言われた。展望台があるのか、とワクワクしながら行くと、そこはブリキの台を組み立てたような、即製の展望台だった。降りる時ちょっと怖いかな?と思わせるほどの・・・。でも、上ってみるとそれは勧められるはずと納得の景色が広がっていた。






落ちないように気を付けて、下へ降りた。入口のバラ



バラ園を囲むようにバラの垣根が作られていた。



このバラ園の特徴は、面積が狭く、バラの種類はさほど多くはないが、バラと季節の花々が上手く調和してバランス良く配置されていること。彩色とデザインが素晴らしい。花の特徴を良く知って可愛がっている人が作ったお花畑だということが良くわかる。お花畑という言葉がぴったり。そんな可愛らしさがにじみ出ているバラの園。

普通バラ園にはないブルーの配色が効いている。



真ん中あたりのパラソル



山の上に道路が見える。頂上までのぼれるのかなあ?時間があったら登りたい。今度ね。



多分この方がご主人で丹精込めて作られたお庭。後方は九島大橋なので上の写真とは向きが逆になる。九島は漁村なので大漁旗がはためいている。



何度見てもステキなお庭











じゃ、そろそろバラの接写と行きますか、kinoppyのお気に入り画像はこれ。意外にもこういった儚い色や雰囲気が好き



ピンク続きで





そして赤、バラはやっぱり情熱の赤よね。






この画像もお気に入り。ベールを被って、ひっそりと神秘的だから。



帰りのバス停を聞いたら、バラを見に来ていたおばさんが、「宇和島から来たバスが帰る時、ここを通るから待ってて。わざわざ、次のバス停まで行く必要はないの。手を振って合図すればバスは止まるから。そういう約束でバスを通したのよ。私達も島内ならどこからでも乗れるのよ」と教えてくれた。素晴らしい!!

バスがなかなか来ないので、おばさんとおしゃべりをした。残念ながら同級生のことは「年代が違うからわからん」と言われたが。おばさんは親切にも私が道の反対側に立つといけないと心配して、バスが通る側に案内してくれた。そして待合のようなガレージ風の建物にあるたこ焼き屋さんに連れてってくれたの。そしたらおじさんがその話を聞きわざわざゆずのジューズに氷を入れてだしてくれたんよ、ビックリ!!超美味しかった。九島はやっぱり大橋が開通して島内全体で観光に力を入れてるんだよね。こうでなくっちゃ、町は発展しないよね。宇和島旧市内も頑張れ!!ホント優しくて親切な島民の皆さんに感謝、感謝。

最後はバスの中からお別れの画像、宇和島湾の海。



みんな最後まで見てくれてどうも有難う。またすぐ会おうね

カフェ苔むしろ 

2018-05-10 | 故郷
Hi!みんな元気?久しぶりだね。ゴールデンウィークも半ばから雨続き、今朝も雨だ。kinoppyはゴールデンウィークに故郷へ帰った。久しぶりに会う両親、妹弟、友達、みんな懐かしくて楽しい思い出になった。7人の中学時代の同級生も集まってくれた。なが~いこと会っていないのに、ずっと友達でいてくれる貴重な仲間。何十年の空白を全く感じさせない。kinoppyには夢みたいな数時間だった。故郷って良いネ!中学3年の夏に転校してきて、たった半年ほどしか付き合っていないのに、とても仲良しだった友達がいた。前から行きたいと思っていた「苔むしろ」のことを話したら、即「連れてってあげる。」って、有難いお言葉。友達って良いネ!翌朝迎えに来てくれた車で西予市信里へ。西予市は2004年に東宇和郡4町と西宇和郡1町が合併してできた新しい市。広い宇和盆地を中心にまだまだ発展しそうな勢いを見せている。一時期「開明学校」で宇和町卯の町が全国的に有名になった。kinoppyのブログでは以前卯の町の「卯のホタル」という行事を紹介したことがある。覚えているかな?

車で40分位?国道56号線を真っ直ぐ、「水上ゴルフ」の看板を目印に横道に入り、途中で良くわからない店主お手製?の小さな苔むしろの看板を見つけ、なんとか到着。kinoppyの大好きな里山の丘の上?電線が邪魔をしている。ゴメン。



入口に着いた。ワクワク。



敷石を踏んでルンルン行くとカフェとテラスが見えてくる。



左に見えるお水、すでに立派な苔むしろ



鬱蒼と茂る木々の下、整備された苔のお庭、敷石を踏み外すと「苔を踏むな」と店主の注意書き。



カフェ入口の看板?文句が面白い。店主のお人柄が感じられるね。



お部屋の中はこんな感じ。窓が額縁みたいでステキでしょ?



折角お天気が良いので外でカフェした。



テーブルの上の逸品



ケーキはいまいちだね。



近付いて良くみると色々な装飾と苔・・・。奥にはテーブルがいくつかあってここでも一休みできるよ。










元杉の植林地を利用して作られた苔庭、近隣の皆さんの憩いの場になっているようだ。




今を盛りとばかりに花開く野アザミと蝶。さよなら、また来るよ!




みんな最後まで見てくれてどうも有難う。この次は故郷の海とバラ園を紹介するよ。またすぐ会おうネ

あんずの里 松代と豊姫

2017-06-28 | 故郷
H1!みんな元気?梅雨らしくなってきたね。でも、今年の紫陽花はあまりきれいに咲いてないような気がする。お天気がはっきりしないせいかな?ところで、裏の観光大使kinoppyのところに久しぶりに故郷の便りが届いた。しばらくさぼっていたけど、こうやってお知らせくださる方がある限り、東京からも全国へ発信しなければね。Yさんどうも有難う。

以前伊達秀宗公物語を紹介したけれど、これは同じ宇和島信用金庫さんが、子供たちのために作った伊達シリーズ第3弾だよ。始まり始まり kinoppyの独断で要約、解説しました。ここに載せるって許可ももらってないけど、ま、良いか。裏観光大使だしね!いつも思うことだけど、絵がとても可愛いね!はらぐち あきこさんてどんな方かな?

伊達宗利(むねとし)の娘 豊姫物語  宗利は宇和島藩伊達家2代藩主、あんずの縁とはさてなんのことでしょう?

        


江戸屋敷で暮らす宗利、夫人の稲姫(いねひめ)稲姫は越後高田藩主松平光長の娘、そして豊姫

            
        

12歳になった豊姫に真田家との縁談が持ち上がりました。当時宇和島藩は大洪水に見舞われ豊かではありませんでした。高価な嫁入り道具を整えることはできません。しかし豊姫は「あんずの種1つ持って行きたい。真田家の庭に植えて、父上母上を思い出せるように」と言ったのです。伊達藩江戸屋敷には宇和島から運んで育てたあんずの木が何本もありました。

        

宗利は「宇和島には海があり、山がある。お城下のどこからでも白くて美しい天守が見える。」といつも豊姫に話して聞かせていました。

         

豊姫が嫁入りする松代藩真田家は、宇和島伊達藩と同じ十万石の大名家です。真田家と言えば、真田幸村が有名です。昨年NHKの大河ドラマ「真田丸」で人気を博した幸村。関ヶ原の戦い、大阪の陣、と2度に亘って兄信之と敵味方に分かれて戦いました。大阪の陣では伊達政宗と秀宗親子が徳川軍に参加し、秀宗は宇和島十万石の領地を拝領しました。宇和島藩伊達家の始まりです。豊臣の敗戦が確実になった時、幸村は幼い子供達をひそかに政宗の家臣のもとに預けました。伊達家と真田家の関係、昨年知ってたら、もっとドラマを楽しく見られただろうね~、残念。

          
        

豊姫の結婚相手は松代藩真田家三代藩主の真田幸道です。(幸道は二代藩主真田信之の五男)徳川家のもとで戦いの世が終わり、世の中は平和になっていました。豊姫12歳、幸道15歳。真田家の江戸屋敷は江戸城に近い桜田、伊達家は麻布にありました。

         

りりしく、険しい表情の幸道は外見とは違い、心根の優しい人物でした。伊達家から持って来たあんずの種を植えると、水をやったり、葉っぱについた害虫を取ってくれたりしました。豊姫は真田家で幸せに暮らしました。

         

あんずの木はどんどん大きくなり沢山の実がなりました。幸道は参勤交代で領地に帰る時、あんずの種を持ち帰り、家臣達にも分け与え、あんずを増やしました。やがて、あんずが松代藩の暮らしを支える大事な産業になりました。春になると、あんずの花が満開で、お城下は薄桃色に霞んで見えるほどです。「松代は、豊姫のおかげで、すっかりあんずの里になった」幸道は嬉しそうに豊姫に言いました。大名家の夫人は江戸からでることはできません。幸道が70歳でなくなった後、あんずの里を見たいと思った豊姫は残りの人生を松代で送ることにしました。「なんと美しいところ、、、」豊姫は美しい自然豊かな里山の風景、あんずの花が一面に広がっている様を見て感嘆の声をあげました。

        

現住所は長野市松代東条のようです。あんずのほかにも、松代窯、温泉など観光資源に恵まれた美しい里山。北アルプスを背景に5~6千本のあんずの花が咲き誇った風景はまさにこの絵そっくりです。行ってみたいな~。

そして今、この里山のあんずが宇和島に里帰りしているそうです。厳しい戦国時代を生きた大名やその家族の歴史が、あんずの種に引き継がれて、私達現代人に語り伝えられるってステキですね~。なんか歴史に残ることしてみたいと思いませんか?種を植えるだけで良いんだよ!!

じゃ、みんなまたネ