ＷＢＣに感謝

　昨日、ＷＢＣの決勝で日本がキューバに勝った。こういう時ばかりは「日本人」ということを意識します。この大会はイチローに始まり、イチローに終わった感があります。

　私が今大会でイチローの言動で一番、感銘を受けたのは、大会前に「この時期に身体を壊したら本番のペナントレースに支障は生じるのでは？」という趣旨の質問に「ケガするようなことがあれば、それまでの選手だということでしょう。」とそっけなく答えていたことだった。

　今のこの時期に無理すれば、大リーグでの成績に影響し、年俸にも影響する。例年でしたらこの時期は、調整している時期で体が出来上がっていない。

　特にイチローはスロースターターで、３月に体が出来上がっているのか？そして開催前ＷＢＣは世間の注目もそれほど高くなかった。そういったリスクを押しのけて大会に出場した時点で凄いと思います。

　当院でも、よくイチローの股割り（四股）や膝の屈伸、等をよく薦めています。「常にブラブラ体を動かしているでしょう。イチローの真似をして・・・」とよく紹介するのですが、年配の方や女性は、あまりイチローのことを知らないので反応は今一だった。

　ＷＢＣで日本が優勝したこともそうですが、イチローの動きをご紹介しやすくなったことが嬉しいです。