老化と筋肉

　当院に来る方の２割くらいは６５歳以上です。その多くは膝痛、腰痛等で来院されますが、皆さん、病院で「老化だから・・・」と言われることが多いようです。

　お歳がいっていても矍鑠（かくしゃく）としていて、実年齢よりずっと若く見える方はいます。しかし、その逆もいます。その差はどこから出るのでしょうか？

　私が思うには、筋肉が必要なところにしっかりあるかどうかの差です。必要なところとは、姿勢を維持するための深層筋（インナーマッスル）だと考えています。

　病院で歩くように薦められる、または運動するように薦められる場合は、「老化だから・・」と言われるよりもかなり良い方だと思いますが、本当は歩き方や運動の仕方が重要です。間違ったことを一生懸命すると逆効果になる場合もあります。ダメなことをいくらやってもダメです。

　今、私は中国拳法を習ってしますが、そこの先生は８０歳を超えています。しかし、推手（すいしゅ）をすると私も含め数十人の弟子がみんなぶっ飛ばされます。常識では考えられないですが、そういうことも正しいことを積み重ねていくと可能になります。

　何が正しくて何が間違っているか？いつもそこを考え、感じることが大切です。それには武術の場合は、よい師につくこと、健康に関しては正しく身体を観てくれる先生のところに行くことです。

　筋肉は歳をとっていても正しいことをすれば正しいところに付いてきます。ご希望があれば、運動指導も行っています。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院