テニス肘とゴルフ肘と素直な心

　４０代の男性、以前に腰痛で時々来院されていましたが、今回は腰痛でなく、両肘が痛くなって来院されました。お話を伺うと２０代からゴルフとテニスをしていて、右肘はテニスで、左肘はゴルフで痛めたそうです。

　最近痛めたというより、両方とも以前の疲労が重なって徐々に痛くなってきたようです。ただ、両肘というのは珍しいかもしれません。梅雨に入ったのも影響しているかもしれません。

　ゴルフは最近レッスンプロについてフォームをだいぶ直されたそうです。するとスコアが以前より悪くなり、どうしたものかなぁっと言われてました。

　確かに自己流で長年やってきたものを変えるのは容易ではありません。フォームが固まるまではヘタになるしかありません。時間がかかっても正しいフォームを身につけることが大切です。その方が肘への負担も減ると思います。

　スポーツに限らず、普段の姿勢や歩き方、その他色々な動作も正しいものを身に着けることが大切です。正しい動作は、最初は違和感がありますが、慣れると正しい動作の方が合理的で体に負荷が掛かりません。それには素直になることが一番だと最近感じます。

　先週、全盲のピアニスト辻井伸行さんがピアノコンクールで優勝しましたね。彼の演奏は素直な人柄がそのまま出ているように感じられました。素直な心がないとゴルフやテニスをはじめ色々なことは上達しないと思います。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院