片足立ち

　武術のある高名な先生が、片足で立つことの大切さを仰っていました。両足で立っている場合でも虚実があり、いつでも片足で立てることが大切とのことです。

　また、片足で立つことは健康にも非常に良いことです。第一にバランス感覚が養われます。そして脚の筋肉が付きます。「老化は脚から」という言葉がありますが、齢を取ると誰でも筋肉は落ちていきます。特に足腰の筋肉は上半身の筋肉に比べて早く落ちていきます。

　足腰の筋肉が落ちると片足で立つことは難しくなり、更に衰えると２本足で立つことも難しくなり、杖を使った３本足になってしまいます。もっと進むと車椅子を使わなくてはいけません。

　また、若い人でも今日のように雪が降ると路面が滑りやすくなり、足腰の筋肉が無く、バランス感覚が悪いと転倒し怪我する恐れも出てきます。

　そうならないためにも日頃から片足で立つ鍛錬をされておくとよいでしょう。しかし、一人で片足で立つ練習してもつまらないので続きませんね。そこでお勧めなのが太極拳などです。暦の上では春です。運動不足な人は少し運動して足腰を鍛えましょう。

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