自律神経のお話（その２）

　前回の続きです。自律神経は自分の意思に関係なく働くものなので自分でコントロール出来ない。しかし生命維持活動には非常に重要な役割を持っているというところまで理解していただけたと思います。

　体のどこかが痛かったり、怠かったり、内臓の調子が悪かったりして病院へ行くとすぐに色々な検査をすると思います。その検査でこれといった原因が特定できない場合のほとんどが「自律神経失調症」という名前をつけられます。

　その自律神経失調症とは・・・要するに「原因不明で分からないでござる」と言っているのと同じことです。お医者様なら何でも分かると思っている方がいるようですが、残念ながら現代の医学はそんなに進んでいません。分からないことがあって当たり前なのです。

　例えば腰痛にしても80％～90％が原因不明と言われています。原因が分からないので対処療法で痛みを無くす薬を処方されたり、コルセットをしたりして腰を固定して痛みが出ないようにするしかありません。固定された腰は血行が悪くなったり、筋肉が無くなったりして治るのに時間が掛かります。

　では、原因不明の病気にはどう対処すれば良いのか？答えは・・・（ここで間が空きます）・・・。


「自律神経のバランスを良くする」ことです。


　え？最初に自律神経はコントロール出来ないと言ったでしょ！っと言われるかもしれませんが、実は自律神経をコントロールする方法があります。それは「深く静かな呼吸をすること」です。詳しくは次回ご説明します。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院