野球少年の腰痛

　小学生高学年で野球チームのピッチャーをしている子供が腰痛で来院しました。

　病院で検査しても特に異常は見つからなかったそうです。身体を観ると子供なのに老人のように筋肉も関節も硬い。ピッチングフォームで痛い瞬間があるというので、それを再現してもらいました。

　本格的な良い投球フォームをしていますが、体を最大限に捻った瞬間に痛みが走るようです。

　身体を前屈してもらうと全く行かない。本当に老人のような硬さでした。また、身体を触って驚いたのは、非常に冷たい。子供で運動していてもかなりの冷え性？？

　腰椎の可動性を良くする施術を主に行い、施術後にピッチングフォームで痛いところを再現してもらうと、かなり軽減したようで保護者も一安心されました。前屈も施術の前と後で違うのが一目瞭然です。

　しかし、何故、身体が驚くほど冷たいのか？保護者と色々話して理由は

１、 野球の練習後の整備体操が不十分
２、 練習後、汗をかいても氣にしていないで放置していた
３、 成長期の子供の身体には無理があった練習
４、 ナイロン製のジャージをよく着ている

　などが考えられます。

　特に４のナイロン製のズボンは冷えます。運動時はいいですが、運動後は汗をかき、それを吸収しないのでよくありません。身体が冷えます。普段着としても不適切です。

　少年野球や少年サッカーといったチームに入っている場合、監督、コーチは大人です。その大人の物差で子供を指導するのも良くなかったかもしれません。

　当院には時々、子供が来院します。子供の身体は正直で大人よりデリケートです。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院